 この「イレブンの「Epigenetics」」研究ノート」では、その研究のテキストとして現在、仲野徹の『エピジェネティクス――新しい生命像をえがく』を取り上げています。
当初は、ポイントとなる文章の抜粋で進めようとしていたのですが、それがムリだということに気付き、第1章のほぼ全文を引用して進めています。
これからエピジェネティクスの研究を進める上で、基本となる考え方や捉え方が述べられているので省略や要約が難しいと感じたからです。
逆に言えば著者の仲野徹先生がこの第2章の最後に述べられているようにこの部分を正確に理解することが出来ればこの研究の世界の面白さが容易に理解できるようになることになります。その文章を最初に引用しておきますね。
●エピジェネテイクスとは『染色体における塩基配列をともなわない変化』、もう少し専門的にいえば、「ヒストンの修飾とDNAメチル化による遺伝子発現制御」である。とっつきにくく感じられるかもしれないが、この定義の意味が理解できると、かつてガリレイが望遠鏡をつかって月の表面や土星の環を詳細に観察したように、それまでぼんやりとしか見えなかった生命現象の景色が、手に取るように鮮明に見えてくる。
少々、難しい内容が続きますが、「それまでぼんやりとしか見えなかった生命現象の景色が、手に取るように鮮明に見えてくる。」ことを楽しみに目を通して頂ければと思っています。
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