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ようこそ、「スネークパパの掲示板」へ。お気軽に投稿いただければうれしいです。(『スネークパパの部屋』管理者イレブン)

■■イレブンへの連絡先■■ メール:hal9000jp@ace.ocn.ne.jp ■■■■
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 ■2021年春500キロレース 結果 参加25羽 放鳩8:58  4日目現在 当日記録7羽 翌日記録7羽  4日目帰還1羽 計15羽(記録率60%)  イレブン  2021年3月31日(水) 4:20
修正
■さて、いよいよ放鳩当日です。結果を随時速報していく予定です。天気予報(風予測・黄砂予測)を確認しておきますね。[3月31日4:06記述]

■放鳩が8時58分との連絡がありました。レース開始です!![3月31日9:38記述〕

■16時54分現在で記録6羽です。画像を掲示板に挙げていきますね。

■17時58分現在で記録7羽です。500K当日7羽は、イレブン鳩舎過去最高記録です。(昨年当日6羽)明日が楽しみです。


■翌日7時4分に20−03215B♂が帰ってきました。銘鳩モスクワ号ラインが活躍しています。

■翌日13時時点で14羽記録です。過去最高記録となっています。

■翌日までに14羽の記録で終わりました。昨年が9羽の記録だったのでイレブン鳩舎としては過去最高の記録の更新となりました。審査結果では、自鳩舎トップは連合会14位[分速1158.783m]でした。連盟、連合会のトップは分速1200m代という高分速レースの展開となりました。連盟全体でも記録率も5割強という、近年にない高帰還率の500キロレースとなりました。
 追い風の帰還コースに「黄砂」がかかり、猛禽被害に遇いにくい状況下のレースとなったからではないかという話もでていました。猛禽がこれほど帰還率に影響を与えているという近年のレース情勢を改めて実感しました。
 春レースもいよいよ残り2つとなりました。疲れを抜きベストな状態で次の700キロに臨みたいと思っています。頑張ります。

■4日目11時07分に19YT05329が帰還しました。期待している鳩だったのでどうして帰ってこないのか心配していましたが、無事帰ってきました。よほど空腹だったようで夢中で餌を食べていました。
これで25羽参加中の15羽目の帰還となりました。4日目時点での帰還率は60%です。2021年春レーススタートが33羽でしたので、500キロまでで45%、ほぼ半数が残っています。
この19YT05329 BC♂は昨年春500キロでも19日目に後日帰還しています。

【当日】
@自鳩舎1位(連合会14位) 20-3228BC ♂ [分速1158.783m] (帝王705号×帝王5717号)
A自鳩舎2位(連合会24位) 20-3227BCW ♂[分速1144.820m](帝王705号×帝王5717号)
B自鳩舎3位(連合会28位) 20-3663BC ♀ [分速1135.553m](帝王705号×帝王5717号)
C自鳩舎4位 (連合会33位)20-3609DC ♂ [分速1126.861m](ゴールデン3代目×ピンクパール)
D自鳩舎5位 (連合会50位)20-3610BCW♀[分速1067.024m] (ゴールデン3代目×ピンクパール)
E自鳩舎6位(連合会53位) 20-3696DC ♂ [分速1055.922m](ゴールデンモンスター×モスクワレガシー)
F自鳩舎7位(連合会68位) 20-3648BC ♂[分速978.611m] (帝王68号×クイン900号)

【翌日】
G自鳩舎8位(連合会96位)20-3215B♂[分速741.862m](モスクワU×SSシルバースター号)
H自鳩舎9位(連合会101位)20-3667B♀[分速716.033m](黄眼号×モンスターGG号)
I自鳩舎10位(連合会111位)19-5393BC♀[分速693.007m](モンスターキッド号×一本刺しクイン)
J自鳩舎11位(連合会113位)20-3211BC♂[分速686.781m](黄眼号×モンスターGG号)
K自鳩舎12位(連合会121位)20-3604SLAT♀[分速665.719m](パイド5680×帝王パイドU号)
L自鳩舎13位(連合会128位)20ー3614BC♀ [分速646.092m] (帝王68号×クイン900号)
M自鳩舎14位(連合会136位)20ー3630BC♂ [分速589.322m](スーパークラック×パール号)
 
【4日目】
N自鳩舎15位 19-5329 BC♂ 11:07 (ゴールデン3代目×パール)

 @自鳩舎1位(連合会14位) 20-3228BC ♂ [分速1158.783m] (帝王705号×帝王5717号)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:08 修正

 A自鳩舎2位(連合会24位) 20-3227BCW ♂[分速1144.820m](帝王705号×帝王5717号)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:08 修正

 B自鳩舎3位(連合会28位) 20-3663BC ♀ [分速1135.553m](帝王705号×帝王5717号)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:09 修正

 C自鳩舎4位 (連合会33位)20-3609DC ♂ [分速1126.861m](ゴールデン3代目×ピンクパール)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:10 修正

 D自鳩舎5位 (連合会50位)20-3610BCW♀[分速1067.024m] (ゴールデン3代目×ピンクパール)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:11 修正

 E自鳩舎6位(連合会53位) 20-3696DC ♂ [分速1055.922m](ゴールデンモンスター×モスクワレガシー)  イレブン  2021年3月31日(水) 17:12 修正

 F自鳩舎7位(連合会68位) 20-3648BC ♂[分速978.611m] (帝王68号×クイン900号)  イレブン  2021年3月31日(水) 18:01 修正

 【翌日】G自鳩舎8位(連合会96位)20-3215B♂[分速741.862m](モスクワU×SSシルバースター号)  イレブン  2021年4月1日(木) 7:36 修正

 【翌日】H自鳩舎9位(連合会101位)20-3667B♀[分速716.033m](黄眼号×モンスターGG号)  イレブン  2021年4月1日(木) 13:12 修正

 【翌日】I自鳩舎10位(連合会111位)19-5393BC♀[分速693.007m](モンスターキッド号×一本刺しクイン)  イレブン  2021年4月1日(木) 13:13 修正

 【翌日】J自鳩舎11位(連合会113位)20-3211BC♂[分速686.781m](黄眼号×モンスターGG号)   イレブン  2021年4月1日(木) 13:15 修正

 【翌日】K自鳩舎12位(連合会121位)20-3604SLAT♀[分速665.719m](パイド5680×帝王パイドU号)  イレブン  2021年4月1日(木) 13:16 修正

 【翌日】L自鳩舎13位(連合会128位)20ー3614BC♀ [分速646.092m] (帝王68号×クイン900号)  イレブン  2021年4月1日(木) 13:17 修正

 【翌日】M自鳩舎14位(連合会136位)20ー3630BC♂ [分速589.322m](スーパークラック×パール号)  イレブン  2021年4月1日(木) 13:19 修正

 ■2021年春500キロレース  イレブン  2021年3月28日(日) 16:15
修正
明日500キロレースの持ち寄りです。26羽の参加予定です。天気はどうなんでしょうね。放鳩は31日です。まだ予報が出ていません。

 ■2021年春500キロレース 参加 ♂15羽 ♀10羽 計25羽  イレブン  2021年3月29日(月) 21:02 修正
■今日持ち寄りでした。参加は25羽でした。1羽舎外で猛禽にやられていました。天候の方は逆風ではないようです。

■放鳩予定日の31日9時の風予測が出ました。ほぼ、弱い追い風のようです。イレブンの地元では春の500キロの記録率の平均は通常1〜2割、良くても3〜4割程度です。ちなみに、昨年のイレブン鳩舎の記録は以下のような結果でした。

◎■2020年春 500kRgレース ★★★連合会6位入賞!!★★★ ■参加23羽  当日6羽  翌日3羽 16日目1羽 19日目1羽 現在合計11羽 帰還率47,8% 

今年は2羽参加多いだけですので、翌日までに10羽帰すことが出来れば過去最高記録となります。

 ■2021年春500キロレース  風向き予測  イレブン  2021年3月30日(火) 22:09 修正
■明日の風向きは追い風になりそうです。午前中の黄砂の影響が心配ですね。[3/30 22:09記述]

 ・・  イレブン  2021年3月30日(火) 22:11 修正
・・

 オープンな情報開示  サウスタイム  2021年3月28日(日) 20:21
修正
イレブン様

私の考えかたについてわかりやすく、具体的かつ納得できるご指摘を頂き感謝いたします。

この目の理論について、以前日本を代表する方にお話しを御伺いしたところ、一瞬にして険しい表情になり
あたには、あなたなりの考えがあるのだろ?
私がありますとおこたえしましたら、
だったらそれでいいじゃないかとそっけない返事をいたき あ! そういうことか このことについては触れてはいけないことんなんだと察し、以後誰にも聞くこともなく話すこともなく封印してきました。

そういう体験からこのブログでオープンに聞いたり意見を言えることがとても嬉しいです。

そもそも、鳩レースなるものが私の人生を楽しくする潤
滑剤と思っていますので特定の系統やフライターを攻撃する意図は一切ありません。

ただ、ただ真剣に真実を解明し知りたいだけなのでこれからもよろしくお願いいたします。

 「ただ真剣に真実を解明し知りたいだけ」、よくわかります!  イレブン  2021年3月28日(日) 22:39 修正
サウスタイム様

サウスタイム様の「ただ真剣に真実を解明し知りたいだけ」の一言、よくわかります。

イレブンもきっとそんな思いだけでこの掲示板を続けているのだろうと思いました。

そして、この風変わりな掲示板に長くお付き合いいただいている多くの方々も同じような思いを共有されているのかもしれません。

ピートさんを始めとして、きっと多くの世界中の巨匠、名人達も同じ思いでレース鳩に真摯に向き合っていたのだろうとイレブンはいつも研究を進めるたびに感じています。

これからも、そうしたスタンスを変えることなく様々なテーマを取りあげていきたいと思っています。サウスタイム様のハイレベルな投稿を楽しみにしています。よろしくお願いいたしますね!!

 目について  サウスタイム  2021年3月27日(土) 15:01
修正
イレブン様

いつも面白く深い情報公開にありがたく思いながら拝見しております。

現在投稿中の目に関する理論において大変興味があることが
ございます。

以下について私が鳩から教えてもらった真実について
長らく疑問をもち答え探しを行っていたことが解決できました。

1)瞳孔のサイズ
  ある鳩舎で数多くのチャンピョンと優秀なブリーダーを見せて
  頂いたところ瞳の絞りにものたりなさを感じ、私は瞳の絞りが
  強く小さくなる鳩は優秀なのでしょうかと大変失礼ではあります
  が目前のCHにはない質問をしたことがあります。

  そのときの回答が関係ないということをお教えいただきました。
 
  数多くの優秀な成績を出している鳩たちがそうであればそれは
  正解であり今までの考え方を変え、真実を受け入れるべきである
  と思いました。しかし、その思考の変化が大きな疑問を私の中で
  芽生えさせくすぶることになります。なぜなら、瞳の小さくなる
  CH達もいればそれとは関係のないCH群もいる。それはどういう
  ことなのだろう?と常に答え探しを行っていました。

  たわいもない一つの疑問の回答が長い時間と引き替えに当該ブログ
  に出会い答えのヒントを頂くことができました。

  それは、短距離バードには瞳の小ささは関係ないとの文についてです。

  そうであれば私が出会った瞳のしぼりがやや甘さが残るCH群がヤン
  セン系であったもしくはベースにヤンセン系が入っていたことを勘案
  しますと納得できる要素があり、今後の私個人の研究課題として答え
  の確認を行っていきたいと考えております。

2)「繁殖の芸術」の文について
  ・ピートデビールトはかつて、次のような非常に真実の観察を
   行いました。
   「私たちは小さな瞳孔自体には興味がありませんが、瞳孔を小さく
   する要因に興味があります。これらは意志力と密接に関連している
   ためです。」との文について私の気づきを以下に記載しますので
   イレブン様の意見をお聞きしたいと思いますのでよろしくお願い
   いたします。

   サウスタイムの解釈 
   鳩の瞳孔に光りが入線し、まぶしいと感じれば神経を通して
   脳へ信号が伝達され、その後脳は目の筋肉へまぶしいとの意志
   を神経を通し目の筋肉へ信号をおくります。
   受信した目の筋肉は、その意志に従い虹彩を引っ張り瞳孔の
   面積を狭くし、光の入線量をすくなくするようにいたします。
   
   逆に暗闇に入れば、外部情報を正確且つ、多くの情報を取入れ
   る必要があるため、鳩の脳は目の筋肉へその意志を神経を通し
   て信号を発信し、受信した目の筋肉は虹彩を縮め瞳孔の面積を
   広くします。

   結論ですが瞳孔を絞ったり大きくしたりする要因こそが目の筋肉
   である「C/A」であること。
   
   ピートデビールトさんが瞳孔を小さくする要因に興味がありますと
   おっしゃっておりますが、鳩の意志を受け瞳孔を絞ったり、広げた
   りする機能こそC/AでありここではっきりとC/Aに興味があるあ
   るといっていただければ万人が簡単に理解でますのにと私個人の
   意見です。

   私個人の意見を書き並べましたがご意見いだけましたら幸いです。




 いつもハイレベルな問題提起をしていただきありがとうございます。  イレブン  2021年3月28日(日) 3:59 修正
サウスタイム様

いつもハイレベルな問題提起をしていただきありがとうございます。

現在連載中の「名著『作出の技術』(アルフォンヌ・アンカー教授著)に見る目の理論」では、素野哲さんのアイバンド理論やSteven van Breemenさんの『繁殖の芸術』での理論を関連付けながら進めており、内容的には、かなりギリギリのところに触れながら進めています。

イレブンは、目の理論の中で、C/A(Circle of Adaptation)は、中核的な意味を持つ重要な理論だと考えています。ここを詳細に解析していくと他の目の理論の考えがいくつも整理できるように思っています。

それだけに、影響も大きく、慎重な表現が必要にもなってきます。ピートさんが、直截的な表現を避けているのもそうした理由によるのではないかとイレブンは考えています。

さて、本題に入ります。

サウスタイム様のお考えの「結論ですが瞳孔を絞ったり大きくしたりする要因こそが目の筋肉である「C/A」であること」について、イレブンもほぼ同じように解釈しているところです。

もうちょっと正確に言えば、ピートさんが言うところの「瞳孔を小さくする要因」とは、見ることのできない「鳩の意思」という『能力』と、その『能力』を発揮するための機能としての「C/A」=「目の筋肉」の『働き』の2点を指していると考えています。そして、互いに関係し合って表出する「瞳孔」の大きさの変化が、『小さな瞳孔』という状態をもたらしていると捉えています。

ピートさんの回想録を詳細に読んでいくと、このように各所に述べている理論の背景に「目の理論」の存在が見え隠れしています。

我が国では「回想録」の翻訳しか公開されていないためピートさんの理論の全貌を理解するのが難しいのですが、おそらく欧州では、相当ハイレベルな論文や書籍が出回っている中でレース鳩の理論が議論されているようです。
Steven van Breemenさんのサイトを見ているとそうしたことが伝わってきます。

幸い、最近はグーグル翻訳が結構機能が向上してきたので、そうした海外の情報を可能な限り、現在の研究に取り入れながら進めていきたいと思っています。

これからも、サウスタイム様の貴重なご意見をお願いしますね。

 ■研究資料■  イレブン  2021年3月28日(日) 4:43 修正
ネットで拾った目の画像です。

 ■研究資料■  イレブン  2021年3月28日(日) 4:53 修正
日本でも有名なHarbotsさんやTHONEさんの目の理論が我が国ではほとんど紹介されていないのは何故でしょうね。こうした画像を見るとイレブンは鳩界マスコミの巧妙な情報操作をいつも感じてしまいます。

■参考サイト■Basic Pigeon Genetic Information with photos of rare colored homing pigeons(珍しい伝書鳩の写真を含む基本的な伝書鳩の遺伝情報)

https://www.angelfire.com/ga/huntleyloft/Page1.html

 ■検証データ1■2021年春レース全選手鳩♂眼画像[300キロレース終了時点]  イレブン  2021年3月27日(土) 4:16
修正
昨日、2021年春300キロレース終了時点でのイレブン鳩舎の全選手鳩の眼を撮影しました。先ずは、♂鳩の部です。これからのレース結果と合わせて検証するデータとします。

 ■検証データ2■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:22 修正

 ■検証データ3■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:23 修正

 ■検証データ4■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:26 修正

 ■検証データ5■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:27 修正

 ■検証データ6■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:30 修正

 ■検証データ7■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:32 修正

 ■検証データ8■  イレブン  2021年3月27日(土) 4:35 修正

 ■検証データ9■2021年春レース全選手鳩♀眼画像[300キロレース終了時点]  イレブン  2021年3月27日(土) 8:41 修正

 ■検証データ10■  イレブン  2021年3月27日(土) 8:49 修正
・・

 ■検証データ11■  イレブン  2021年3月27日(土) 8:51 修正

  ■検証データ12■  イレブン  2021年3月27日(土) 8:57 修正
・・・

 ■検証データ13■  イレブン  2021年3月27日(土) 9:01 修正
・・・

 ■検証データ14■  イレブン  2021年3月28日(日) 16:10 修正

 【目の理論:研究資料】★★名著『作出の技術』(アルフォンヌ・アンカー教授著)に見る目の理論★★  イレブン  2019年11月10日(日) 5:55
修正
このアルフォンヌ・アンカー教授の著作『作出の技術』は、チャンピオン誌1987年4月号より,翻訳・連載された名著です。この原書名は、1971年にハンガリー語で出版された『a repulo kerestreitveny(ア シプーリオ ケレスズトレイトヴェニー)』(空飛ぶクロスワードパズル)です。

1986年2月にステファン・ファンブレーメン氏によりその原書をオランダ語に翻訳され、それを元に日本語版にしてチャンピン誌上で「中級講座」として連載されました。この『作出の技術』はヨーロッパで極めて高い評価を受けていた著作です。

著者のアルフォンヌ・アンカー教授ハンガリーの著名な遺伝学の教授で、人口遺伝学という分野で活躍されていた方で、学問的な内容になっています。残念なことに日本語版での翻訳本の出版はされていません。いずれ、このスネークのパパの部屋で可能な限りの全文引用に取り組みたいと考えています。

今回はその《SESSION-73》の「目」についての記述の全文引用です。

この引用文に目を通すと、ヨーロッパで目の理論がどの程度のレベルで議論となっていたのかかがよく分かります。イレブンは、このような資料を目にする度に、我が国における目の理論に対する情報操作を感じてしまいます。しかも、最近は、オープンな目の議論をほとんど目にすることがなくなってきましたね。

 『作出の技術』 アルフォンヌ・アンカー教授著 《SESSION-73》目  イレブン  2019年11月10日(日) 5:57 修正
目は顔の最も「物を言う」部分である。この目については、山ほど文書も書かれていて、様々な意見が論争されている。最近になっても我が国の雑誌も、外国の雑誌も違う事を主張しているようである。或る学者は目を観察する事によって健康の事しか分からないと言うし、或る別の(特にイギリスの)学者は、とんでもない事まで分かるようである。

私の目についての判断は長年読んでいた専門書からの知識や、それを元にした愛鳩家としての30年間の観察経験に基づく。目を評価する時、瞳の大きさは非常に大切である。

瞳の大きさは神経系と意志力に関係する。鳩が大きな瞳を持っている場合、用心した方が良い。瞳が大きければ大きいほど、ノンストップの長距離レースで苦労する事が多くなるのである。つまり、モルダントが足りないと言う事で、モルダントが欠けていれば何も出来ない状態になる。

私と鳩とのつきあいは長いが、大きな瞳を持つチャンピオン鳩は見たことがない。短距離レースの際は、この瞳孔の大きさというのが問題にならない。余力を全て便わなくても良いからであろう。

 ピート・デヴィールトが瞳孔について語る。「我々が関心を持たなくてはならないのは、小さな瞳孔だけではなく、この現象を引き起こす要素である。その要素とは意志力と深い関係がある」


 私の長い経験で、鳩の目を注意深く見ないで鳩を観察した事はない。鳩の目がすぐさま光りや暗さに反応するようだと、私は喜ばない。少しばかり暗かろうと。他の鳩よりも瞳孔が小さな鳩が欲しいのである。

 鳩の目は、明暗によく反応出来なければならないと、よく雑誌に出ているが私は同意出来ない。それに全く反応しないような鳩も、それがレースであれ、作出目的であれ無価値であると思う。無論例外もあるだろうが、いずれにせよコンマ5%以下の割合でしかない。だからこのような点で、運に頼ったらだめである。

 ・  イレブン  2019年11月10日(日) 5:58 修正
 もうひとつの重要な物差しは、虹彩の色である。
 虹彩は瞳と無色の角膜の間の色輪である。また、角膜と虹彩の間に細くて黒い輪もよくある。

この若鳩でよく目立つ輪の名前は、フェルメイェンリング(Vermeyen Ring)と言う。色は濃いのか穏やかな方が良いのか難しい問題である。私はこれを特に問題とはしないが、カラフルな方が好きである。目の色とその濃さは色素沈着によるものだが、良い特徴であると言いたくても必ずしもそうとは証拠がない。ただ積極性がある特徴であると信じている。

 ハンガリー鳩界の唯一の大家であるヤノス・ホルバットも濃い色の目を好んでいた。彼が書いた著作にも、沢山これについて記してあるし鳩舎でもその特徴が目立った。彼はいつも瞳の小さい、目の色が濃い、エネルギーが溢れる顔を持つ鳩を飼っていた。

 ウィルヘルム・シュヴェールも書いている。鳩を観察する事は、いつでもその労力に値する。最初のレースの時は色々な目の種類が見える。しかしレースが続くにつれて。さえない目が段々減ってくる。結局、最後の一番困難なレースで篭の中に残っているのは、色の濃くはっきりした目である。国内品評会でも、短距離レース鳩を見るとよく無表情の目が目立つ。長距離レース鳩であればそんな事はないだろう。

 ヤン・アーツ、ピート・デヴィールト、それにジョン・ランプレヒツは皆経験豊かな愛鳩家だが、彼らの意見を聞いてもやはり濃い目の色を好んでいるようである。

 私も長年に渡ってスーパー鳩を注意深く観察して来たのだがやはり同じ意見で、良い鳩は絶対に濃い目の持ち主でないといけないと考えている。虹彩の中でそれぞれの色がちゃんと分かれている必要はない。つまり規則正しいカラーリングを見せなくてもいいと言う事である。虹彩の色の組み合わせは何であっても良いのだが、とにかく強度の色で真ん中から隅までが見えなくてはならない。

 我々皆か好きな目はその色が段々溶けて一つになる様なものであろう。つまり絵描きのパレットの様なものである。こう言った鳩を私も飼った事がある。

ジェフ・シモンズのネーレとその素晴らしい娘のセーベスであった。彼らの作出能力はあまりに優秀だったので今15年が経っても、未だにその成果か私の鳩舎で見られる。無色の粒子によって色づけられた目をしている鳩か、結局黄色や孤色の目を持つ鳩と同じ様に優秀である可能性も勿論ある。

 もう一つの種類として殆ど、或いは全く色素がなく、黒く見える目がある。こう言う目をしていたのが「ヨング・スチール」で、アンドレ・ファンブリアーナの下で、あっとごう問に世界的有名になった。前にも述べた様に、目の色はまず色素沈着に深い関係を持つ。色素が豊かであればあるほど良い事であって。故に我々は色の豊富な目を好むべきである。

 目への血液供給が良いかどうか。これもまた成績を計る為の尺度である。これか分かれば一般の特徴の事もよく分かるであろう。

 初めてこれについて研究を行ったのは、ドルヌとコールスの両博士で、物質分析と言う方法で、眼球の虹彩の外側表面が、積密に折り重なった色素粒と、異常に細くしなやかな細胞組織によって特徴付けられている事を発見した。その細胞組織の下にあるのは、数え切れない程たくさんの毛細、血管で、殆ど虹彩の外側に集まる。毛細血管か色素粒の問を通して表面まで出て来るので、虹彩はいつも粒だらけのように見える。

 嘴を太腸の方向に向けて鳩の目を観察すればこの現象を我々は自分の目でも確認出来る。鳩の目の虹彩の表面がざらざらしていればしているほど、毛細血管が多いのである。これはまた良い血液供給と言う事になる。

 何十年もの間、自分のエース鳩や人のチャンピオン鳩を観察して来た結果、やはり一番良い形は瞳の横側から虹彩の外側まで同じ厚さを持つ細胞組織だと思う。エース鳩を観察したところでは、80%は粒子が沢山あって、20%はそんなに粒子がない。

 もう一度言っておくが、鳩スポーツと言うのは絶対的ルールかないのである。例えば美しい目だけ、または意志力だけとか筋肉質か良いと言う特徴だけでは、エース鳩は成立しないであろう。エース鳩と言うのは、やはり5つ、6つの優れた特徴を持たねばならない。

 我々がいつも考えないといけないのは、どの特徴かどの割合でエース鳩で見られるのかと言う事である。つまり粒子の多い虹彩を持つエース鳩が、80%を占めているのであれば、この特徴は絶対良い成績をもたらす様な特徴に違いない。現実的な愛鳩家は必ず良い成績と結びつきのある特徴を重視する。

 例えば鳩の目の瞳が大き過ぎる場合は、成功の確率か0.5%に過ぎないであろう。色に乏しく。粒子があまりないような目の場合、確率力20%に上がったとしても未だ少ないと言えるであろう。我々の鳩舎は狭いので、どの鳩にも同じような気配りか出来ない。そこでやはり成功の確率の多い特徴を重んじなければならないであろう。

 赤色の目と言うのは色素ではなく、毛細血管が色素を通して表面まで出て来た証拠で、普段は黄色である色素粒に影響を与えた結果である。

 血液供給については次の事が確かに言えるであろう。目の外側の供給が良くてもそれでは足りない。目の全体がそうでないといけないのである。血液供給か良いと必う事は粒子の数ですぐに分かる。目の血液供給か良ければ、身体全体も恐らくそうであろう。

 レース能力はいつもバイタリティーと深い関イ系があると言う事はずっと前にも述べて来た。バイタリティーは調子と同じ事である事が言えるであろう。つまりバイタリティーたっぷりの鳩は、レースの為に一所懸命訓練をやって来た鳩と同じ様に見えるのである。

 バイタリティーの土台は絶え間ない平均以上の有機体の血液供給である。血液供給の量が多くなればなる程、調子も良くなるし逆でもそうである。

 我々は鳩の口を見て、その中にある粒子の数や色の事で血液供給が良いと言う事が分かれば、鳩全体もそうだ、この鳩は良い成績が収められるのだと想定しても良いであろう。

 弱い鳩、または最近とても大変なレースを飛んだ鳩の場合は時々目が脱色する事がある。輝きが無くなり、身体全体か疲れ果てて血液供給か悪化した事の証拠である。血液供給があまり良くなくても、鳩は勿論レースで優勝する事か出来るであろう。

 しかし、それは短距離レースや簡単なレースのみの場合であろう。短距離レースの有数の血統であるヤンセン鳩(近親交配か特徴)の場合でも、脱色の目が割と目立つ。それはなぜかと言うとこの愛鳩家達が、2〜300Kレースにしかこの鳩を使わないからである。


 この時、モルダント、気性や知性が最も重要な特徴となる。忍耐力や耐久性と言う。血液供給と深く関わるような特徴は2〜4時間のレースの
場合は、あまり重視しなくても良いであろう。

 アイサインと言うものもあるが、これは瞳と虹彩の間の脱色の1/4,.1/2.又は完全な円である。それを観察して信じられない程大袈裟な結論を出した人もいれば、全然無視する人もいる。

 ベルギーとオランダの有名な愛鳩家は異口同音に、完全な円かある鳩の方がレースより種鳩として、価値かあるという事を主張しているようである。

 私は30年間続けて、自分の鳩についての情報を全てノートに執った。完全な円のアイサインを持つ鳩の名前を、全部リストにまとめた。そのリストをよく調べると、完全な円かある鳩で優れた成績を持つ鳩は勿論いた。しかし、半円しかない、またはアイサインが全くない様なエース鳩も居たのである。完全な円を持った鳩の中でとても成績の良い鳩もよく居たが、この鳩は種鳩としてはあまり良くなかった。これを検討した結果、私はアイサインにあまり注意を払わなくても良いと言う結論を出したい。それは当然である。

 こんなにちいさな要素か、様々な特徴から成り立つレース能力の有無を絶対左右する筈がないのである。あまり鳩の遺伝学について知らない人にとって、この事実は多少勇気付けになるであろう。

 鳩の目のもう一つの特徴は、所謂フェルメイエンリングであろう。

 フェルメイェン氏はアントワープ生まれで、初めてこの輪の存在を指摘したのである。 フェルメイエンリングと言うのは、細くて黒い輪で目の色が付いている部分を、無色の角膜から分けるのである。

 これを一番簡単に発見出米るのは濃い眼色を持つ若嶋を光りに照らして見る時である。成鳩の場合、このフヱルメイエンリングの色の度合いか非常に鳩の調子を判断する時に役に立っている。血液供給か良ければ良い程、鳩の調子もよい訳である。同様に血液供給が良い時、フェルメイエンリングは普通の鼠色から濃い黒に変わるのである。このフェルメイエンリングは、シーズンの最初から最後まで非常に傾れるコンディション判断の手段である。

 最後に目についてもう一言。鳩の顔を前から、つまり嘴の力から見ると、両方の目が完全に見えてくる。その際、梟(ふくろう)に似ている様な鳩は、鳩舎の最もインテりな鳩に間違いない。自分で確認されたい。

 ◇参考資料考察◇  イレブン  2021年3月12日(金) 4:48 修正
以前掲載していた資料です。モーリス・デルバールも同じようなことを語っていましたね。

目に関して含蓄のある名文だと思います。大事なことがかなり述べられています。重要な理論部分だけ抜粋し、jos-thone鳩舎の代表鳩の画像を参考資料として加えておきます。

jos-thoneさんのサイトに掲載されている鳩の画像を見ると、ここでアルフォンヌ・アンカー教授が書いている目の理論がきちん踏まえられていることがよく伝わってきます。もちろん、jos-thoneさん自身の解説はありませんのでこうした理論を知らなければ分かりませんけど。

■jos-thone

https://www.thone.be/jp/about/

 ■瞳の大きさ■アルフォンヌ・アンカー教授の目の理論(1)  イレブン  2021年3月13日(土) 4:15 修正
■目を評価する時、瞳の大きさは非常に大切である。

瞳の大きさは神経系と意志力に関係する。鳩が大きな瞳を持っている場合、用心した方が良い。瞳が大きければ大きいほど、ノンストップの長距離レースで苦労する事が多くなるのである。つまり、モルダントが足りないと言う事で、モルダントが欠けていれば何も出来ない状態になる。

私と鳩とのつきあいは長いが、大きな瞳を持つチャンピオン鳩は見たことがない。短距離レースの際は、この瞳孔の大きさというのが問題にならない。余力を全て便わなくても良いからであろう。

 ピート・デヴィールトが瞳孔について語る。「我々が関心を持たなくてはならないのは、小さな瞳孔だけではなく、この現象を引き起こす要素である。その要素とは意志力と深い関係がある」


 私の長い経験で、鳩の目を注意深く見ないで鳩を観察した事はない。鳩の目がすぐさま光りや暗さに反応するようだと、私は喜ばない。少しばかり暗かろうと。他の鳩よりも瞳孔が小さな鳩が欲しいのである。

 ■jos-thone鳩舎の代表鳩の瞳の大きさ@■  イレブン  2021年3月13日(土) 4:43 修正
・。

 ■jos-thone鳩舎の代表鳩の瞳の大きさA■  イレブン  2021年3月13日(土) 4:45 修正

 ■jos-thone鳩舎の代表鳩の瞳の大きさB■  イレブン  2021年3月13日(土) 4:46 修正



 ■jos-thone鳩舎の代表鳩の瞳の大きさC■   イレブン  2021年3月13日(土) 4:56 修正

 ■フェルメイェンリング(Vermeyen Ring):アイバンド■アルフォンヌ・アンカー教授の目の理論(2)  イレブン  2021年3月17日(水) 4:13 修正
アルフォンヌ・アンカー教授は、この目の理論の述べる際に、最初に「瞳の大きさ」を問題にした後、次は「光彩」の問題を述べようとしているのですが、その際、冒頭で「フェルメイェンリング」についての考えに触れています。以下の文章です。

■角膜と虹彩の間に細くて黒い輪もよくある。

この若鳩でよく目立つ輪の名前は、フェルメイェンリング(Vermeyen Ring)と言う。色は濃いのか穏やかな方が良いのか難しい問題である。私はこれを特に問題とはしないが、カラフルな方が好きである。目の色とその濃さは色素沈着によるものだが、良い特徴であると言いたくても必ずしもそうとは証拠がない。ただ積極性がある特徴であると信じている。


イレブンは当初このリングのことを「サークルオブアダプテーション」のことのように思っていたのですが、違っていたようです。このあたりが、翻訳の難しいところのようで、目の理論では、屡々こうしたことがあります。

問題はこの「フェルメイェンリング」です。原語の表記が示されていないところが誤解の元に成っていました。色々検索して「Vermeyen Ring」という表記に成ることが分かりました。この文字でグーグルで検索して出てきた画像が左画像です。

つまり、日本ではこのリングのことを「アイバンド」という名称で紹介されています。イレブンが知る限りではこの理論をまとまった形で公表されたのは、素野哲著「作出のセオリー」です。この掲示板で幾度がこれまでに触れてきています。

2007年7月31日に発刊されて、すでに、14年経ち、著者の素野さんも亡くなられてしまいましたが、ここで公開されたアイバンド理論、すなわち、フェルメイェンリング(Vermeyen Ring)は、欧州でもかなり古くから着目されてきた理論です。

アルフォンヌ・アンカー教授はこのリングのことを「良い特徴であると言いたくても必ずしもそうとは証拠がない。ただ積極性がある特徴であると信じている」とちょっと歯切れの悪い評価の言葉で終わっていますが、このリングに着目していたことは間違いないようです。

いつかこのアイバンド理論をキチンと整理しておきたいと考えていたのでこの機会に「作出のセオリー」からその部分を全文引用することにしますね。

 ■■『アイバンド理論 研究』■■「U 優れた鳩作りとアイバンドの関係」(出典:素野哲著『作出のセオリー=天才アードレアンに捧ぐ=』、2007年7月31日発刊、愛鳩の友社))  素野哲  2021年3月17日(水) 5:28 修正
■健康な鳩のアイバンドは黒

 これまで2回にわたって種鳩交配の注意点をテーマにお話してきました。チェックポイントとして最後に挙げたいのが〃アイバンド”のしっかりした鳩を選ぶということです。

この表現は私独自のもので、日本語では外輪とか外環とか言っています。ヨーロ″パではブラックバンドと言っていますね。

 本論に入る前にこのアイバンドについて、具体的に説明しておきましょう。目の色素で言いますと(左頁参照)、真ん中に瞳孔と言われる黒目があって。その周りを黄色が囲む。さらに虹彩と言われる赤い部分があり、その周辺にアイバンドがあります。

 色は鳩の健康状態によって異なっていて、大きく分けると黒、こげ茶。灰色の三色あります。多少の濃さは性能に関係ありませんが、黒が一番好ましい。次は、こげ茶ということになりますが、言えることは。内臓のしっかりしているトリはこげ茶や灰色にはなりません。

 ここでちょっと注意しておきたいことがあります。愛鳩家の皆さんはよく、目で鳩の性能を判定するのですが、この場合、そのトリが健康な状態にある時に見なくては正確な判断はできません。私自身も、常に鳩が健康であることを前提にして話をしていることを言い添えて、話を戻すことにします。

 では、なぜ私がアイバンドに注目するかと言いますと、種鳩としての性能を示すものであるからです。血流の中にある因子群については前回も触れましたが、目に見える陽性因子の優性因子がアイバンドです。子どもに現れる確率が高く。安定性、学習能力、生命力といった種の保存に重要な働きを持つ因子であるということですね。

 アイバンドの無い鳩の場合は、そうした因子の比率が低いため、舎外中に失踪したり、ケガをしやすい。選手鳩であれば。レーサーとして活躍する前に居なくなってしまいます。種鳩としても期待できませんから、私にとっては基本的に淘汰の対象となります。

 ただ、ここでまた。気を付けたいことがあります。ヒナの時にアイバンドがあっても、後になって消えてしまうケースもあるからです。いったいどういうことなのか。一言でアイバンドと言っても太さを含めていろいろなパターンがあります。これから、順を追ってお話していくことにしましよう。

 ○アイバンドの見え方いろいろ    2021年3月18日(木) 5:18 修正
 アイバンドを確認した時に太いアイバンドがあれば、細いもの、あるいは一部分だけアイバンドが見えていることもあります。また、最初から無いものがあれば、一見、無いように見えても実は隠れていて見えなくなっているものもあります。代表的なパターンとして次頁図のようにAタイプからFタイプがあり、それぞれについて説明していきたいと思います。

 太くしっかりしたアイバンドがあるAタイプは種鳩に適しています。これが、成長して細くなったり、見えなくなってしまうようではダメです。この太いアイバンドを持ちつづけ、以前、紹介しました種鳩タイプの体型を鳩が持っていたら理想的です。これがスプリンターであるとしたら、安定感はありますが、総合のシングルに絡むことは難しいでしょう。

 特に太いわけでなく。普通にアイバンドがあるBタイプは長距離鳩に適しています。ただし、アイバンドが成長と共に細くなるということに問題はありませんが、消えてしまう(見えなくなってしまう)ようではいけません。安定性が必要ですから、ずっと確認できることが大切であり、逆を言えばこのタイプに抜けるトリは生まれません。

 Cタイプはまさにスプリンター。関東で総合シングルに入るような鳩がこのタイプです。見ただけではアイバンドは確認できませんが、実はヒナの時にしっかりあった。この鳩の場合は成長に伴ない虹彩が拡大し、そのためアイバンド(点線で描いた円)が虹彩の下に潜り込むような状態となって見えなくなっています。図のようにすっかり消えたように見えなくなる場合と、かなり細くなってしまう場合がありますが共にスプリンターとして期待ができます。
 ちなみに、Rgの総合優勝鳩でアイバンドの無いケースが結構ありますが、これも成長するに従って虹彩が広がり、本来あったものが下に隠れて見えなくなっていたということです。

 図のDタイプはアイバンドの一部分が見えています。この場合もアイバンドは有るものと判断してさしつかえありません。Cタイプ同様にスプリンターとしての活躍に期待できます。また、アイバンドがあって、さらに選手鳩タイプとしての体型が備わっているならより理想的です。
(つづく)

 ■種鳩にアイバンドは必要不可欠■    2021年3月19日(金) 4:56 修正
 レースヘ投じても帰るだけの鳩というのが、Eタイプです。アイバンドと虹彩の間に隙間ができている。この場合はDタイプとは異なり、アイバンドがあっても意味がない。優性因子はあるのですが、役に立たない因子です。通常ならば、成長してスピード性が増すので虹彩が広がりアイバンドを覆い隠します。

 ところが、この鳩の場合はスピードを持ち合わせていないために虹彩は拡大せずにアイバンドまで到達できないと考えられます。虹彩が未発達な状態にあるのがこのタイプ。こういうトリはやはり、淘汰の対象になります。

 最後のFタイプはアイバンドがありません。百キロから五百キロくらいのスプリンターで。よりスピードある鳩を目指した場合に出来ることが多いですね。ヒナの時からアイバンドが無い。こういうトリは、秋レース前にチェックすると、もうすでに鳩舎には残っていない。舎外中に失踪したり、ケガをしたり、あるいは訓練で落ちたりしています。

 ここで、皆さんに誤解されないために言っておきたいことがあります。ヒナの時にあったはずのアイバンドが後で見えなくなってしまうのは、舎外などの管理によるのではなく、本来がそういう鳩だということです。何も手を加えなくても、後で見えなくなるトリはそうなる宿命にあります。

 特にEタイプとFタイプについては基本的には淘汰の対象になってしまう鳩ですが、持ち主にとって愛着のある鳩で残しておきたいということもありますね。前者については、アイバンドがあって、虹彩のしっかり発達した鳩と交配させる。虹彩の幅がスピード性と関係していて。正常に発達した虹彩のあるトリが生まれてきます。以前、知人に同じアドバイスをして、生まれた子が総合優勝したという経験もあります。

 最初からアイバンドの無い鳩の場合、まずは、太くしっかりしたアイバンドのある鳩と交配します。この時は選手鳩を作る種鳩を意識しているのでとにかく、アイバンドのあるヒナを作る。その後、もう一度アイバンドのある鳩と交配させて選手鳩を作ります。逆に言いますと、たとえタイプ的に選手鳩を作る種鳩であってもアイバンドがなければ成果は見込めないということです。

 ■巣立ち前にアイバンドをチェック■    2021年3月19日(金) 5:04 修正
 アイバンドの無いトリにはアイバンドの有るトリを合わせる。一貫してアイバンドのあるトリ同上の交配ならば理想的です。

では。成長にともないアイバンドが見えなくなったトリ同士の交配についてはどうでしょう。これは、見えなくなることで優性因子の占める割合が低くなっているわけですから、低い者同士を合わせると一層、低くなる。その一方で劣性因子の割合が高くなるのでスピードは高まりますが、失踪したりケガをしやすくなります。この場合は、アイバンドのしっかりある鳩と合わせることが賢明です。

 これまでの話から。種鳩交配における最も重要なチェックポイントにアイバンドの有無があるということは理解頂けたかと思います。アイバンドを中心とした交配方法は他鳩舎から鳩を導入した場合にも応用でき、同時に、導入する際はアイバンドの有無を確認することが大切であることにも気付かれたと思います。

 そして、なによりも肝要なことは、まず巣立ち前のヒナの段階でアイバンドの有無をしっかり確認し、秋レース前のトヤが始まる頃に再びチェックする。アイバンドがそのまま残っているのか。あるいは細くなったり消えたりしていないかを確認することで、白鳩舎の鳩についての交配プランも立ってきます。目的に沿った鳩作りのために必要不可欠なのがアイバンドと言っても過言ではありませんね。

 私の鳩舎の代表ブリーダー”オーガスト”やレーサーとしてもブリーダーとしても優れたバルセロナCH”ドン・ビトー”もまた、しっかりしたアイバンドがあります。

 オーガストについてはスピードを約束する陽性の劣性因子、”油性粒子‘”いう黒い粒が虹彩の中にたくさん確認できました。バランスよく優性因子と劣性因子が備わっていたということでしょう。子孫にはスピード鳩から長距離を飛ぶ鳩までが生まれています。

 種鳩としても選手鳩としても、優れた鳩に欠かせないのがアイバンドです。その優秀性にスピード性を加え、スーパー・チャンピオンとしての可能性を高めるのが油性粒子と言えそうです。

 ※追加資料  □イレブン  2021年3月19日(金) 5:17 修正
ド・オーガスト号とドン・ビトー号

 ■飛び筋作りに欠かせないアイバンド■    2021年3月20日(土) 4:31 修正
○総合優勝鳩の直子が飛ばない

 アイバンドの有無が鳩の性能に大きく関わっている。このことは前回の話からも理解いただけたことでしょう。今回は話をさらに発展させていくために。アイバンドのタイプ(下掲図参照)と交配方法について具体例を挙げながら話を進めてみたいと思います。

 総合優勝鳩で総合優勝したいというのは愛鳩家の夢ですね。優勝はかなわないまでも自鳩舎でいい成績を挙げた鳩から、再び優れたレーサーを作りたいと考えます。そして、それらのアイバンドを見るとCタイプが多く、親子二代で飛ばそうとしてCタイプ同士を掛け合わせてしまう。ところが、生まれてきた鳩は飛んでくれない。そんな経験をされた方は多いでしょう。

 私の知人もその一人でした。これまで何度も総合優勝した経験を持つ強豪ですが、優勝した鳩の直子が全然飛ばないと言う。2年前の暮れでしたね。自鳩舎の種鳩を全部、私の所へ持って来た。総合優勝鳩を含め、いずれも実績ある鳩ばかりですが、直子が思うように飛ばないと言うのです。そこで一羽一羽の目を見てみました。アイバンドが確認できない。総てCタイプでした。ヒナの時に有無を確認していたわけではありませんが、最初からアイバンドの無いFタイプの鳩だったら、すでに舎外失踪などで残っていません。経験的にCタイプと判断しました。

 持ってきた鳩が総て雄だったので。私はBタイプのアイバンドを持つ雌嶋を自嶋舎から選び交配しました。配合雌のほとんどはヤンセン系です。以前にもお話した通り、ヤンセンの雌は他の系統と比べて、いろいろな血と混じり合いやすい性質を持っています。結果は去年の秋、今年の春と直子がいい成績を挙げました。

 これでもし、気に入った鳩ということでCタイプ同士を交配するとします。するとアイバンドの無いFタイプが生まれ、舎外失踪するなどで早々と居なくなってしまうでしょう。

 ○アイバンドと体型をチェック     2021年3月20日(土) 4:34 修正
 配合鳩を選ぶにあたって、実は目の特徴だけで決めたわけではありません。体型的特徴も考慮しています。どういうことかと言いますと、知人が持ってきた種鳩は選手鳩を作るための種鳩タイプでした(次頁図参照)。たとえると潜水艦タイプで、前から鳩を見ると肩のラインが人間で言う撫で肩です。

 私か用意した鳩はBタイプのアイバンドを持つ種鳩作りの種鳩タイプでした。こちらは戦艦型で背中が盛り上がって見えます。大きな雌鳩で鳩飼育者には飛ばしにくい印象を受ける。でも、こういうトリと交配することで、素晴らしいCHが生まれる可能性も出てきます。また、種鳩作りのための種鳩については、アイバンドがAタイプに近いと長距離向き、Bタイプの場合はスプリンターを作るのに適しています。

 こうして知人の種鳩と私か選んだ鳩とを交配することで、選手鳩用の種鳩タイプでBのアイバンドを持つ鳩と、いわゆるタンカー型に近い体型を持つ選手鳩でCタイプのアイバンドを持つ鳩が生まれました。

 確率的にはBタイプが多く出て、こちらは選手鳩としてはエースP型で、一発抜けてくるということはありませんが種鳩としても使うことができます。
 Cタイプに出た鳩は種鳩には向かず、選手鳩としての総合優勝鳩型と言えます。多くの愛鳩家が求めているのはこのCタイプ。もし、この鳩の血を飛ばしていきたいと言うなら一度、種鳩用の種鳩と交配してヒナを引く必要があります。それからでないと次へ繋いでいくのは難しいでしょう。ちなみにアイバンドの一部が見えるDタイプは基本的にCと共通した意味を持っていますが、DはCタイプほどいい成績は望めません。

 ○CH総合優勝鳩の配合雌    2021年3月20日(土) 4:35 修正
 虹彩とアイバンドとの間に隙間のあるEタイプについては、私の鳩舎では淘汰の対象にしています。でも、このタイプは結構。見かけますし、お気に入りの鳩であれば血を残していきたいと考える人も心情的にはわかります。

 やはり知人の一人で、Eタイプの鳩を持っている人がいました。高いお金で購入していただけに簡単に手放すことはできない。なんとしても、その鳩の血を飛ばしてみたいというわけです。そこで、私は虹彩が発達していて、なおかつアイバンドのしっかりした鳩を交配鳩に選びました。結果は総合優勝です。隙間のあるEタイプの鳩でも、相方を間違わずに選べば総合優勝も可能だということですね。ここの鳩舎の場合は。結果的には素晴らしいヒナが生まれたので、この時点で親鳩はいらないということになります。親の血を受け継いで飛んだ鳩から始めればいいのですから。

 今年の東日本CH総合優勝鳩”ボブ”の作出を委託され、私の鳩舎で預かっています。この鳩は種鳩作りのための種鳩タイプで、太くはありませんがアイバンドはあります。Bタイプで、基本的にはスプリンターを作ると考えられます。実際、ボブ自身は分速の伸びない厳しい展開の中を唯一羽千メートル台を記録して優勝していました。

 交配鳩として選んだのは、すでに直系で実績があり、非常に歩留まりの高い、いい子だしをする雌鳩です。”ポー・ダイフィン”、”モルノウスキー70”、それに”チータ”の三羽はエースP夕イプで、選手鳩を作る種鳩タイプ。アイバンドはいずれも総合優勝鳩のボブと同じBタイプです。

 狙いとしては種鳩用種鳩のBタイプに選手鳩用種鳩のBタイプを合わせることで、より安定性を備えた選手鳩用の種鳩を作ろうと。その後、ボブを作出された太田廣勝さん(市川北部連合会)が新たに総合優勝鳩ラインと交配することで、飛び筋が形成されていきます。

 ○虹彩の幅でアイバンドの有無を判定    2021年3月20日(土) 4:39 修正
 自鳩舎の鳩であれば、ヒナの時にチェックし、さらに巣立ち前にアイバンドの有無を確認することができますが…、他鳩舎の鳩についてはそうはいきません。でも、たくさんの鳩の目を見ていると、だいたい判ります。もともと無いのか、虹彩に隠れてしまっているだけなのかが。

 虹彩の幅に注目していると、レギュラーなサイズがあることに気が付きます。アイバンドが隠れている場合は普通より虹彩の幅がある。その一方で幅の小さいトリはアイバンドがあっても離れていたりする。虹彩が小さい上にアイバンドの無いトリはどうしょうもない。人間の目に置き換えると、白みの多い鳩はダメです。ある程度、虹彩に幅があって豊な目をしていないと性能に期待はできません。

 誤解されては困るので、ちょっと言い直してみますと…、自鳩舎のアイバンドのあるトリをよく見てください。アイバンドまでの虹彩の幅を見て覚えていただきたい。覚えた平均的な幅より広い鳩は、よりスピード性が増していてアイバンドも虹彩の下に隠れてしまうケースが多いということです。

 長距離鳩にはアイバンドのあるトリが多いですね。それはベースとなっている優性因子が、長距離の方がより要求され、陽性因子の優性因子としてアイバンドが出てくると考えられます。そもそも長距離鳩でアイバンドがなかったら、鳩舎には残っていません。”バルセロナ・キング”で有名なドイツのキップ父子の鳩にもアイバンドがあります。ほとんどあると言ってもいいでしょう。

 長距離鳩にもスプリンターにもアイバンドは必要不可欠です。レースに興じる一般の愛鳩家はどうしても飛んだトリ同士にこだわり、Cタイプ同士で交配しようとします。結果、アイバンドの無い鳩の生まれてくる可能性が高くなる。アイバンドの無い鳩は、安定性や学習能力、自然界を生き抜く力を意味する陽性の優性因子が低いため訓練や舎外で居なくなります。居なくなるで済むならいいのですが、いい鳩だからと言って種鳩にした時、自鳩舎に及ぼすダメージはその数に比例して大きくなります。子どもが残らなくなる。当然、飛び筋が形成されることはありませんね。
(つづく)

 素野アイバンド理論考察  イレブン  2021年3月23日(火) 4:39 修正
素野哲著『作出のセオリー』では、この「アイバンド理論」の後、「レース鳩のスピード性を示す油性粒子」へと展開していますが、今、問題にしている「アイバンド」の理論としては、ここまでのことが述べられています。「油性粒子」についてはまた別の機会に触れる考えです。

さて、イレブンは、この素野哲の「アイバンド理論」を次の2点から、非常に価値がある理論と考えています。

1点目は、「アイバンド」の発達状態への解釈の在り方です。イレブンは、目の他の構造を理解する(解釈する)場合も、同様の見方で判断できると考えています。

2点目は、目の理論を作出の「配合」の視点で展開しているところです。多くのこれまでの「目」の理論は、どういった目の鳩が「早く飛ぶか」、「長距離を帰ってくるか」という飛翔能力の視点だけで語られていることが多いのですが、「作出」の観点で理論が展開されているところに、大きな価値を感じています。以前から、幾度か述べてきていることですが、イレブンは、目の理論は、遺伝、すなわち、「作出」での「配合」との関係が一番大きいと考えています。種鳩の選定と配合の問題に密接な関係があると捉えています。

素野さんが生前「種鳩の見るとき、目以外のどこを見るんですか」と語られていたという話を聞いたことがあります。このアイバンド理論を読むとその理由がよく分かりますね。

さて、ここまで、アルフォンヌ・アンカー教授のフェルメイェンリング(Vermeyen Ring)の理論と素野哲さんのアイバンド理論を重ねて考察をしてきました。

更に、このアルフォンヌ・アンカー教授の目の理論を追求しているスティーブン・ヴァン・ブリーメンという人の論文を加えて考察を加えていきたいと考えています。

次のサイトのグーグル翻訳版からの引用です。

■スティーブンヴァンブリーメンの目のサイン
http://www.albertaclassic.com/eyes/breemen.php#

 ■Steven van Breemen『繁殖の芸術』:(http://www.stevenvanbreemen.com)[google翻訳版]からの抜粋引用■  Steven van Breemen  2021年3月23日(火) 4:45 修正
■目■

鳩の顔の最も魅力的な部分は目です。人々がハトを繁殖させ始めた時から、目の主題について多くのことが言われ、書かれてきました。そして、意見は大きく異なり、しばしば互いに矛盾しています。今日でも、周りにはさまざまな見方があります。自国だけでなく、外国の雑誌にも掲載されています。

かなりの数の著者が、鳩の目で読まれるのはそれが体調であるという意見を保持しています。他の人(特に英語)(※イレブン:「英国人」の意)は、鳩の目を見ることによって、最も素晴らしいものを発見できると主張しています。

この記事では、目を判断するときに最も重要な要素について説明します。私の知識は、国際的な鳩の文学(※イレブン:「文献」の意)を研究することと、私の空想家(※イレブン:「競翔家」の意)としてのキャリアの中での20年間の集中的な個人的な観察から得られたものであり、正確であると信じています。

鳩の目を評価するとき、重要なのは 、瞳孔の大きさ、色の豊かさ、虹彩とその色素沈着の表面積、目の全体的な表現、そして「フェルメイエンリング」です。

瞳孔の大きさは、神経系と鳩の意志力に関係しています。大きな瞳孔を持つハトに気をつけてください。

瞳孔のサイズが大きくなると、そのような鳩が難しいノンストップのレース、つまり鳩に多くのことが求められているレースを終える能力が低下することを意味します。彼らは十分な「闘志」を持っておらず、それなしでは多くを達成することはできません。私がハトを飼っている限り、大きな瞳孔を持つチャンピオン鳩を見たことがありません。

短距離のハトストックでは、瞳孔のサイズはそれほど重要ではありません。これは、ここではハトが体に残っている予備力の最後のビットを使い果たすことを強制されないためです。

Piet de Weerdはかつて、次のような非常に真実の観察を行いました。

「私たちは小さな生徒自体(※イレブン:「小さな瞳孔」の意)には興味がありませんが、彼らを小さくする要因に興味があります。これらは意志力と密接に関連しているためです。」

私は鳩を手に持ったことがなく、深くて強烈な目で見たことがありません。この長年の経験から、生徒が光の変化にすばやく反応するハトに注意するようになりました。

半暗闇でも他の鳥よりも小さい瞳孔を持つハトを探しています。私は、良質のハトでは生徒が明暗に非常に目立つように反応するという多くの公表された意見に同意しません。

一方、異なる照明条件ではまったく変化しないが、常に同じサイズのままである瞳孔を持つハトは、私にとって、繁殖やレースにはまったく役に立ちません。

例外が発生することはありますが、その比率は500分の1未満であるため、例外が発生する可能性はないとまでは言いません。そのため、ギャンブルをすることはお勧めしません。

 ■虹彩の色について■  Steven van Breemen  2021年3月24日(水) 5:18 修正
 レースを重ねるごとに、目に表情のない鳥が姿を消し、最終的に最大のレースでは、色鮮やかで澄んだ目を持つ鳥だけが残ります。

(これらの無色の目は、相関の輪が広く(バーケルのもの)、短距離レースにのみ適しています。編)また、全国の展示会を訪れると、速度の中に目がはっきりしない鳥が見つかります。ハトですが、マタドールの中には決して見つかりません!

鳩のスポーツの有名人のいくつかに彼らの意見を尋ねるとき; Jan Aerts、Piet de Weerd、John Lambrechtsのような男性は、常にフルカラーが好きだという反応があります。

それは私がハトに求めているものでもあります。なぜなら、私は彼らの意見を共有しているからです。それは長年の集中的な研究に基づいた意見です。

ハトの品質を判断するとき、次に重要な測定尺度は虹彩の色です。

虹彩は、瞳孔と角膜の間の色付きのリングです。角膜から虹彩を分離する薄い黒いリングに気付く場合があります。

リングはルイ・フェルメイエンにちなんで名付けられました:ヴェルメイエンリング、そしてそれは若い鳥で非常に目立ちます。淡い目または鮮やかな色の目が良いか悪いかは、十分に証明されていません。しかし、私は自分の意見を偽装したことはありません。

私は豊かな色の目を好みます。目の色とその色の豊かさは色素沈着に依存します。もちろん、すべてが目の色の影響を受けると言っているわけではありませんが、良い色は肯定的な兆候です。

ドイツの作家W.シェアーは次のように書いています。

「バスケットの中のハトを観察することは常に非常に興味深いことです。最初のレースではあらゆる種類の目が見つかります。しかし、レースが難しくなるにつれて、色の薄い目は消えていきます。」

 何年もの間、私は常に最高の鳩を調べるために提供されたあらゆる機会を利用してきました、そして私は他の人が言ったり書いたりすることとは反対に結論を下しました。

良質のハトは常に色が非常に豊富な目をしています。虹彩内で異なる色がうまく分割されているかどうかは関係ありません。

それは重要ではなく、色が通常のリングに存在することが望まれます。虹彩は、非常に内側の円周から外側の境界まで、色が深い限り、すべての異なる色のバリエーションを示す場合があります。

私が本当に感謝しているのは、まるでアーティストがパレットに残っているすべての絵の具を取り、それで虹彩を描いたかのように、多くの色が混ざり合った目です。このイラストをどこかで読んで、とてもぴったりだと思いました。

このように見えた私の鳩のいくつかは、「De Oude Kapoen」(Desmet-Matthijsの「DeKapoen」の息子)とJan vanErpの「De08Duif」(※イレブン:画像参照)でした。それらの両方は、一緒に交配したときでさえ、そのような素晴らしい子孫を生み出しました。これから何年もの間、これらは私に多くの満足をもたらすと確信しています。

無色の色素の粒が斑点のある白い目をしているハトは、黄色や茶色の目をしているハトと同じくらい価値があります。それから、目に色素がほとんどないか、まったくないハトがいます。それらは完全に黒く見えます。そのような目は、世界的に有名な「Jonge Stier」(スチール号)、彼の作出者のAndr VanBruane(アンドレ.ファンブリアーナ)を非常に短い時間で伝説にした鳩に属していました。私が前に述べたように、目の色は主に色素沈着の結果です。色素をたっぷりと持つことは良い特徴です。私たちはハトが完全で濃い色の目を持っていることを好みます。

 ■虹彩の表面の粒状■(注イレブン:虹彩の粒子構造)   Steven van Breemen  2021年3月26日(金) 2:48 修正
目の色に加えて、鳩のパフォーマンスの可能性を判断するためのさらに価値のあるツールは、目に血液を供給することです。これは、達成する能力を決定するコンポーネントと密接に関連しており、これにより、特定の鳩の一般的な特性に関連する特定の結論を引き出すことができるためです。

このテーマについて最初に研究したのは、DornとCohrsでした。組織分析により、彼らは、密接に横たわっている色素の小さな粒子、およびフィルム状の薄いしなやかな細胞組織が、虹彩の外面に特徴的であると結論付けた。それらの中には数え切れないほどの微細なサイズの毛細血管が見られ、通常は虹彩の外側のゾーンで集塊しているように見えます。密接に配置すると、顔料の粒子間の表面に到達し、虹彩の表面が少し粒状に見えるようになります。(ヨゼフ・ホフマンの「繁殖溝」のこれらの部分ですか?編)

直射日光の当たる場所で、くちばしを太陽に向けて鳩の目を調べると、この現象を肉眼で検出することができます。この虹彩の表面が粗いほど、目にはより多くの毛細血管が存在します。これは、血液供給が良好なハトを示しています。

虹彩の表面の粒状化は、瞳孔の横の内側の端から始まり、外側の端まで、均一な厚さでなければなりません。

何年もの間、私はこれが私自身のスーパースターの大多数に当てはまることに気づき、他のロフトのお気に入りでもそれを検出しました。躊躇することなく、すべてのトップクラスのハトの少なくとも80%が完全に粒状の目を持っているのに対し、非常に優れたハトの20%以下がより粗い表面の目を持っていると言えます。
(つづく)

 ※挿入資料  イレブン  2021年3月26日(金) 2:55 修正

 ※挿入資料A  イレブン  2021年3月26日(金) 2:59 修正
・・

 ※挿入資料B-a  イレブン  2021年3月26日(金) 3:16 修正
ヨーロッパの第1級の銘鳩群の目の画像を資料として挿入します。理論無しでは、決して到達できないレベルを感じます。

 ※挿入資料B-b  イレブン  2021年3月26日(金) 3:18 修正
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 ※挿入資料B-c  イレブン  2021年3月26日(金) 3:21 修正
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 撮影の季節2021  源流系SSライン基礎鳩 【源流ゴールデンSS号】  イレブン  2021年3月14日(日) 13:47
修正
2代目スネークスター号の超重近親作出鳩

 2021年 配合鳩   イレブン  2021年3月17日(水) 21:24 修正

 撮影の季節2021  源流系2代目基礎鳩【源流モスクワパール号】  イレブン  2021年3月14日(日) 22:12
修正
銘鳩モスクワ号の最後の直仔。同腹【モスクワレガシー号】

 ■母【源流ピンクパール号】  ■祖母【源流パール号】  イレブン  2021年3月14日(日) 22:27 修正

 ■父【銘鳩モスクワ号】  イレブン  2021年3月14日(日) 22:32 修正

 同腹【モスクワレガシー号】(銘鳩モスクワ号×ピンクパール号)  イレブン  2021年3月14日(日) 22:35 修正

 2021年の配合鳩 【源流モスクワU号】18YT00466DC♂(銘鳩モスクワ号×モスクワクイン号)  イレブン  2021年3月15日(月) 21:25 修正

 10年目の3.11  イレブン  2021年3月11日(木) 20:29
修正
あの日から10年目の朝を迎えました。

あの日、確か金曜日だったように記憶しています。職場で、帰宅する前に、パソコンでヤフージャパンを開こうとしても何故かネットが繋がりませんでした。

それから、車で自宅に戻る途中、職場から電話があり、「今、家族の誰か東北の方に旅行とかで行っている人はいないか」との確認の電話がありました。

誰もいないことを告げるとその時、なんでも東北の方で大きな地震がおきたらしいとのでした。

自宅に戻ると、家族全員がテレビの前に釘付けになっていました。津波で町が次々と襲われている画像がそこにありました。信じられないような映像が流れ続けました。

それから、毎日毎日、震災の状況が伝えられました。原発の大事故も伝えられました。呆然となって見つめることしかできない自分がいました。

この日のことを忘れないために、翌年の3.11の朝から毎年、鳩舎の画像を撮影し、この掲示板に掲載してきました。

鳩舎の画像に深い意味はないのですけど、この日の「3.11」を忘れないために続けてきました。

何も出来ませんが、震災に遭われた多くの人々のことを決して「忘れない」ためにこれからも続けて行きたいと思っています。

黙祷

■震災から10年
https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%8B%E3%82%8910%E5%B9%B4?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw

 2021年 春 300Kレース   イレブン  2021年3月7日(日) 5:21
修正
■今夜、300Kレースの持ち寄りとなりました。イレブンは、この300Kまでの帰還率を特に重視しています。追い風のようです。

今季のこれまでの帰還率です。

◇100K 参加33羽 2日目まで 31羽帰還(帰還94%)
◇200K 参加31羽 当日29羽記録 後日無し(記録率93.5%)

33羽スタートで4羽失っています。

300kレースの目標は8割23羽以上帰すことです。

昨年の300kは次のような帰還率でした。

◇2020年春 300K 35羽参加 当日記録18羽  翌日2羽 3日目2羽 ★計22 羽(帰還率62%)

毎年300kまでに一度は大きくふるいをかけられるレースがあります。そこをうまく乗り切れるようなることが課題だと思っています。
頑張ります。

 2021年 春 300Kレース結果  分速1565、304m 連合会7位入賞!! 参加29羽 当日記録 3日目現在 26羽[記録率89.6%]   イレブン  2021年3月8日(月) 5:15 修正
■昨日は、300Kレースの持ち寄りでした。イレブン鳩舎は、29羽の参加です。今日は仕事なので、結果は夕方にしか分かりません。

今回の目標は8割以上の帰還率です。23羽以上帰すことが出来ればと思っています。 [8日5:18記述]

■今朝8:30の放鳩でした。17:19現在で29羽参加中26羽当日記録(記録率89.6%)という結果です。イレブン鳩舎の300kレースの過去最高記録で
す。今夜の審査で記録内容がはっきりしますが、300Kまで帰還率重視で目標が8割でしたので、上出来の結果となりました。[8日17:27記述]

■連合会7位入賞しました。連合会トップの分速1588.067mの高分速レースとなりました。記録率は、全体では7割くらいだったようです。連合会50位までに9羽入れることが出来ました。後日で、後1〜2羽帰ってくるような気がしていますが、……。。[8日21:50記述]

■3日目現在、後日帰還鳩はいません。次回は26羽で500Kです。しっかりコンディションを整えていきたいと思っています。


■300Kレース 自鳩舎トップ10の成績■

@(連合会7位)20−3716 BC♂(源流ゴジラ号×帝王カルメギ号)[分速1565.304m]
A(連合会12位)20−3610 BCW♀(ゴールデン3代目号×ピンクパール号)[分速1556.767m]
B(連合会21位)19−5393 BC♀(モンスターキッド号×一本刺しクイン号)[分速1544.264m]
C(連合会26位)20−3614 BC♀(帝王68号×クイン900号)[分速1536.331m]
D(連合会28位)19−5359 DC♀(ゴールデン3代目号×源流パール号)[分速1535.707m]
E(連合会29位)20−3604 SLAT♀(パイド5680号×パイドU号)[分速1535.452m]
F(連合会32位)20−3230 BC♂(帝王8402号×帝王GNクイン号)[分速1533.577m]
G(連合会33位)19−5329 BC♂(ゴールデン3代目号×源流パール号)[分速1532.956m]
H(連合会48位)20−3648 BC♂(帝王68号×クイン900号)[分速1514.837m]
I(連合会54位)20−3603 BC♀(スーパークラック号×源流パール号)[分速1509.978m]
 
 

 @(連合会7位)20−3716 BC♂(源流ゴジラ号×帝王カルメギ号)[分速1565.304m]  イレブン  2021年3月8日(月) 21:30 修正

 ■父:源流ゴジラ号×■母:帝王カルメギ号  イレブン  2021年3月8日(月) 21:32 修正

 A(連合会12位)20−3610 BCW♀(ゴールデン3代目号×ピンクパール号)[分速1556.767m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:30 修正

 ■父:ゴールデン3代目号×■母:ピンクパール号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:32 修正

 B(連合会21位)19−5393 BC♀(モンスターキッド号×一本刺しクイン号)[分速1544.264m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:37 修正

 ■父:モンスターキッド号×■母:一本刺しクイン号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:38 修正

 C(連合会26位)20−3614 BC♀(帝王68号×クイン900号)[分速1536.331m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:39 修正

 ■父:帝王68号×■母:クイン900号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:40 修正

 D(連合会28位)19−5359 DC♀(ゴールデン3代目号×源流パール号)[分速1535.707m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:42 修正

 ■父:ゴールデン3代目号×■母:源流パール号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:43 修正

 E(連合会29位)20−3604 SLAT♀(パイド5680号×パイドU号)[分速1535.452m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:45 修正

 ■父:パイド5680号×■母:パイドU号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:46 修正

 F(連合会32位)20−3230 BC♂(帝王8402号×帝王GNクイン号)[分速1533.577m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:47 修正

 ■父:帝王8402号×■母:帝王GNクイン号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:48 修正

 G(連合会33位)19−5329 BC♂(ゴールデン3代目号×源流パール号)[分速1532.956m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:49 修正

 ■父:ゴールデン3代目号×■母:源流パール号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:54 修正

 H(連合会48位)20−3648 BC♂(帝王68号×クイン900号)[分速1514.837m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:55 修正

 ■父:帝王68号×■母:クイン900号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:56 修正

 I(連合会54位)20−3603 BC♀(スーパークラック号×源流パール号)[分速1509.978m]  イレブン  2021年3月9日(火) 4:57 修正

 ■父:スーパークラック号×■母:源流パール号  イレブン  2021年3月9日(火) 4:58 修正

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