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 さんまさん、鳩レースをプロデユース!!  イレブン  2021年4月26日(月) 3:24
修正
昨夜、テレビを見ていたら、「行列のできる法律相談所3時間スペシャル番組」で「新企画!!ハトレース」が放映されました。

これまでの「鳩レースの紹介」といった内容ではなく、番組で継続して「鳩レース」の魅力を伝えていくという内容でした。視聴率が高い番組なので多くの方がご覧になっていたことと思います。

番組では、日本鳩レース協会に訪問して日本におけるレース鳩の歴史や仕組みを詳しく紹介し、斜陽化する鳩界の現状が説明され、その窮状をこの明石家さんまさんがプロデユースして、レース鳩の面白さを伝えていこうという企画のようでした。

最後に若大将系の及川さんが登場され、どうも、現在、作出されている鳩の中から「行列鳩」を決めて、秋のダービーレースまで密着取材していくような企画になっているようです。

実は明石家さんまさんのお兄さんもレ−ス鳩を飼っていたらしく鳩レースのことはよくご存じでした。

この番組を通して本当にレース鳩の面白さが日本中の人々に伝わり、かつてレース鳩を飼っていた人たちや今の若い世代の人々の間に広がっていくことができればなあと熱い気持ちになってしまいました。

昨日アップしていた素野さんの「作出のセオリー」の前書きの次の言葉が思い起こされました。

「卵で生まれ、無事に孵化した時から愛鳩の一生が始まります。将来のチャンピオンを大切に育てて欲しいものです。そうすることから、私達は鳩文化をより高みに持ち上げていけるのではないでしょうか。

 私達が自信を持って、若者にこの鳩飼育を通じた楽しみ、喜びを体験するように勧めることが出来れば、世代を超えてどれ程素晴らしいコミュニケーションとなることでしょう。

 どんなに発達した文明でも、人の心を満たす事は不可能なのです。子どもが大人と一緒に楽しめるスポーツは鳩レースくらいだと思います。ヨーロッパでは親子、家族で鳩を飼育する文化が根づいております。誠にうらやましい限りです。」

この素野哲さんの言葉のように、明石屋さんまさんの企画番組が、レース鳩の文化の普及のきっかけになってくれればと願う次第です。

   サウスタイム  2021年4月24日(土) 21:23
修正
イレブン様

大変貴重な資料を公開して頂けきありがとうございます。

素野哲さんは、このブログではじめて知りました。

色んな角度から目の理論を研究されていた方が
日本にいらっしゃったことに大変興味があります。

この方は、なりより自分の理論にまったく迷いが
ありません。

おそらく、人知をこえたゾーンに立ち入り物事の
本質を見極める特殊な感性の持ち主の方だと思い
します。

素野さんの考えでは、アイバンドの存在こそがマストで、次に油性粒子と呼んでいるものの存在がより良い
物を求めた時のベターな条件に繋がるとおっしゃって
おります。そこが一番重要なところですが、私なりに
確かめていきたいと思います。

このような理論が今後も展開されて行きますよう
宜しく御願いいたします。

 素野哲さんの理論について  イレブン  2021年4月25日(日) 9:56 修正
素野哲さんの理論については、丁度イレブンがこの掲示板を立ち上げ、レース鳩の飼育を再開したころ、『愛鳩の友』で連載が開始されていて知りました。この掲示板のバックナンバーの最初の頃にその時話題なったことが書き残されています。

素野さんは、残念なことに2013年9月29日、満66歳をもって永眠されました。

素野さんが亡くなられて8年経とうとしていますが、イレブンは、もっと素野さんが書き残された理論を振り返っても良いのではないかと思っています。そうした考えから、これからも、話題に取りあげていく考えです。

素野さんのすごいところは、躊躇なく、重要な問題にたいしてハッキリ考えを述べられているところです。サウスタイム様がおっしゃるように「おそらく、人知をこえたゾーンに立ち入り物事の本質を見極める特殊な感性の持ち主の方」というところが至る所にこの著書の記述に見られます。

そこで、お人柄や考え方が分かりやすい「前書き」と「本誌連載『作出のセオリー』を終えて」をここで引用抜粋しておきますね。

 ■■◇前書き◇■」(出典:素野哲著『作出のセオリー=天才アードレアンに捧ぐ=』、2007年7月31日発刊、愛鳩の友社,P10~P13)  素野哲  2021年4月25日(日) 10:01 修正
○前書き○
 経済水準からすると、今日の日本は世界的にかなり裕福になりました。文明の発展と共に若者達はモバイル、ゲーム、ネット文明に浸り、戦後生まれの私など物の無い時代にうった世代からすると、過ぎた時間が懐かしく思われます。

 同好の士である愛鳩家がないに高齢化し、楽しい鳩談義と肉体の哀えが話題となる今日この頃です。「愛鳩の友」さんとの御縁があり、2年間に亘り連載を続けて参りましたが、この間に全国の皆様から沢山のご質問、ご意見を頂き心から感謝する次第です。

 鳩の趣味においてレースは勿論、作出における方法論について様々な試行錯誤か行われ未だ法則として確立されていないのが現実です。そんな中で、私独自の「作出のセオリー」として一冊に纏めるに当たり、改めて思うことかありました。拙著の副題にも込めました天才アドレアーン・ヤンセンヘの憧憬と深い尊敬の念がセオリー確立への大きな原動力となっていたということです。

 アドレアーンの凄さというのは自分で鳩を作ってみてわかります。ああ、よく出来たなと思った時にフッと思う。毎年、そういうヒナは出来るのですか…、私自身が満足するようなそんなトリをアドレアーンは日常的に作っていました。本人は前面に出て有名になることはありませんでしたか、たとえばポンテーローザ、アイヤーカンブの05カンプハイスやヴ″ンダーフォスケなどのオリジンを作っていると思うと尋常ならざるものを感じます。

 また。「八大銘鳩」というのは総て選手鳩です。これらの鳩から、当たり前のようにアドリアーンは銘鳩を作り上げていく。選手鳩からすごいトリを作るには私の交配セオリーから言いますと優れた種嶋を作るための種鳩が必要となってきます。それを持っているからこそ出来ることでありますか、容易に真似の出来ることではありません。また、アドレアーンが科学的に交配論を考えていたわけでもなかった。生まれつき身についていた、まさに鳩の天才でした。自身のセオリーか確立される中で偉人なる愛鳩家アドレアーンヘの私の思いは深い感謝の念へと繋がっていきました。

 ようやく導き出したセオリーとは言え、わずか、50年の経歴の私見に耳を傾けていただき、読者の皆様には本当に有り難い事と感じ入っております。いずれにしましても愛嶋家に忘れて欲しくない事は、自分が与えた新しい命を、一羽一羽大切に慈しんで欲しいという事です。より良い鳩を作るため、私も必要以上の淘汰をして参りましたが、愛鳩家として、これで良かったのか振り返れば寂しくも思われます。

 種鳩の選定そして理想とする配介の計画を立てている時は愛嶋家にとって至福の時ではないでしょうか。そんな時、心の片隅に拙説を思い浮かべて頂ければ嬉しい限りです。卵で生まれ。無事に孵化した時から愛鳩の一生が始まります。将来のチャンピオンを大切に育てて欲しいものです。

 そうすることから、私達は鳩文化をより高みに持ち上げていけるのではないでしょうか。私達か自信を持って、若者にこの鳩飼育を通じた楽しみ、喜びを体験するように勧めることが出来れば、世代を超えてどれ程素晴らしいコミュニケーションとなることでしょう。どんなに発達した文明でも、人の心を満たす事は不可能なのです。子どもが大人と一緒に楽しめるスポーツは鳩レースくらいだと思います。ヨーロッパでは親子、家族で鳩を飼育する文化が根づいております。誠にうらやましい限りです。

 私も子どもの頃、鳩界の先達に親切に教えを頂き、基本となる鳩知識を得られたものです。今でも心から感謝しております。時の過ぎるのは早く、我が身がその立場にいたるとは思いがけない事です。これからも諸先輩に恥ずかしくない様、日々研讃を積み重ねていきたいと心に言い聞かせる次第です。

2007年7月7日 素野 哲


 ■資料:「鳩の持つ因子群分類表」素野哲  イレブン  2021年4月25日(日) 10:14 修正
素野理論の基本となっている「因子群分類表」です。ここに素野理論の卓越した慧眼が光っていると思っています。

 ■■◇本誌連載「作出のセオリー」を終えて−読者からの反応と筆者の所感−◇■」(出典:素野哲著『作出のセオリー=天才アードレアンに捧ぐ=』、2007年7月31日発刊、愛鳩の友社,P279~P284)  素野哲  2021年4月25日(日) 10:16 修正
○読者の興味は作出より飛ばし方に

――連載を三年間、執筆する中で読者の皆さんから様々な問い合わせや反論が素野さんにあったと思います。振り返っていかがですか。

■素野■北は北海道から南は鹿児島まで、結構。問い合せはありました。記述されている内容については、初めて聞いた話だとか、それはどういうことかという類いが多かった。たとえば、最初の内はブリーディングの問題というより。羽色の組み合わせについてとか、羽色と目の色との関係についてのことなどの質問を受けました。

 私自身としては出来るだけ解かり易く、テーマでもある作出のセオリーを展開してきたのですが問い合せの内容は、もっと初歩的なことが多かった。でも、なによりも感じたのは。読者の皆さんが鳩に熱心であることです。連載記事中には私の自宅の電話番号など載せていないのに、調べて電話をかけてくる人も少なくなかったですね。

――素野さんは幼少の頃、鳩を飼い始める時にたまたま良い先生と出会われて多くを学び、今日に至っています。でも、そういう機会に恵まれずこの趣味を始めるにあたりマスターしなくてはならない基本的なことを学ばずにきてしまった。そういうケースは非常に多いと思うのですが。

■素野■それはあるでしょうね。そのために鳩レースで勝つことばかりに気持ちが向いていて、問い合せも技術的なテクニックに関する内容が多くなる。どこか、切羽詰まっていると言うか・…必要に迫られているということなのでしょう。レースで直接飛ぶのは人間ではなく鳩ですから、まずは作出が大事なテーマになってくるはず。愛鳩家の皆さんも解かっていると思うのですが、どうしても飛ばし方に重心を置いてしまうようです。

 ○作出の「研究」から「競翔」へ    2021年4月25日(日) 10:20 修正
■素野■作出について話す中で、部分的にしか言っていないことでも、飛ばし方に絡んでくると思うと気になる。たとえば、私の場合、作出前は種鳩を雄。雌に分離します。その時に与える餌ばトウモロコシだけ。理由は換羽を綺麗に上げるためであり、一定のコンディションをずっと維持させるためです。また、作出中はアサノミだけだと、そう書いただけで読者は敏感に反応しました。その理由は卵の産みが早まり、親鳩が疲れないと書いているのですが…、それはともかく、選手鳩の普段の餌ばどうなんだということになる。

 選手鳩についても単品主義ですよと私か応えると、じゃあ、どうして配合飼料ではいけないのかと言う。配合飼料を撒き餌にすると、各々の鳩の好みがあって、仕上り具合に違いがでる。そうなると、訓練をした時などは鳩は三つのグループに分かれて帰って来てしまう。単品で与えれば、一緒に帰って来ますね。後は・…舎外で追ってはいけないと書けば、追わなければ鳩は飛ばないのではないかと反論する。でも実際はそうじゃなくて飛ぶんだと言って、あらためて説明するわけです。

――今はもう廃刊になっていますが、並河靖さんが『作出と競翔』という単行本を出版されている。あの本自体、愛鳩の友誌が創刊された時に執筆していただいたのですが、その時のタイトルか「作出の研究」でした。多分、これは秦野さんが今、話された事と同じ局面を並河さんも迎えられたのではないかと思います。じゃあ、飛ばし方はどうすればいいのかと。読者からの質問が続出したのではないでしょうか。結局、部分的に連載で紹介した後、単行本では「作出と競翔」という一大テーマになったという経緯があります。

■素野■飛ばし方については難しい。私なりに論理立てて、こうだと言っても、多くの愛鳩家は自分の飛ばし方を変えようとはしません。たまたま変えた人が非常にいい成績を挙げても、それを見て自分もやってみようとは思いません。

 O愛鳩家の頑固と自己確信    2021年4月25日(日) 10:23 修正
―趣味の愛好家には頑固なところがありますね。恐ろしく頑固なところが(笑)。成果を出したいという気持ちは同じなのですが、それじゃあ、他人のアドバイスに従い、自分もやってみようと。なかなかそういう気持ちにはならない。

■素野■ウチのハンドラーもよく言っています。私の所に来る愛鳩家は、同じ事を聴いていても、みんなやっていることは違う。結局、長く鳩をやって経験を積んでいる人ほど、自分のやり方を変えるのが恐いんですよ。

―たとえばレースで優勝することがあるとする。優勝鳩だから飛ばした本人は、その鳩を好きになります。そのイメージが強く残って、鳩はこういうものでなくてはならないという自己確信を持つ。同様に飛ばし方でも、何度も優勝するなど実績を収めていると、そのやり方は正しいと思う。その自己確信と似ているような気がします。

■素野■多くの愛鳩家は、選手鳩を作る種鳩がいいトリに見えているようです。結果が出るからいいというイメージを持つ。だから、選手鳩鳩舎にいい選手鳩を作る種鳩を入れる傾向があります。選手鳩を作る種鳩の長所を選手鳩に求めてしまうということです。連載でも図で示しながら、鳩には種鳩を作る種鳩、選手鳩を作る種鳩、そして選手鳩と三つのタイプがあることをお話しました。これを理解していないと、目的には沿わない鳩を作ってしまい失敗してしまいます。

 こういうこともあります。私の鳩舎に収まるミューレマンスの鳩は種鳩を作る種鳩です。この鳩を見た人が、そのタイプをイメージしながらヒナを引いたところが、選手鳩を作る種鳩タイプが生まれた。イメージの鳩とは違うというので人にあげてしまうのですが、その鳩の子が相手の鳩舎で飛んでしまった。飛ばした本人は大切な鳩ということで、もう他の人には渡しませんね。

 ○毛か立つ”トリは内臓がいい    2021年4月25日(日) 10:25 修正
―「愛鳩の友」誌に羽毛の一部が立っている鳩が掲載されています。これには何か意味があるのでしょうか。

■素野■私の鳩舎には羽毛が立っているトリはたくさんいます。一部とは言わず、それだらけのトリがいっぱいいますよ。この状態を見て、ある人は病気だと言う。それで大笑いしたことがありました。そうじゃないんですね。内臓のいいトリはそうなります。

 一枚の羽根の真ん中あたりがキュッと立っている。そういう選手鳩については、それが身体全体に立った時、ベストーコンディションになっているということがわかります。私達は〃毛が立つ”と言っている。毛が立つトリは非常に大事です。この事は、内臓のいいトリを飼っていない人には判らないでしょう。判らないから、そういうトリを見た時にヘンだと、病気だと思ってしまう。

―比較的、毛が立ちやすい部分というのはあるのですか。

 素野立つ部分は決まっていません。全面的に出るのがいいですね。鳩の良し悪しを見極める時に、最初はアイバンドが太いかどうかを見ます。その上で毛が立っているならば、その鳩は大事にしたい。シルバーカップとチャンピオンカップで総合シングルに入り、92年の合同会銘鳩賞を獲得していた。ウチの”フレンドシップ”なんかもそのタイプでした。状態が上がってくると毛が立っていました。


 ○トータルで強くなるために    2021年4月25日(日) 10:26 修正
―改めて思うことですが、鳩を飛ばしていく上での初歩的なことは実際、誰もがぶつかっている。50歳代で鳩を飼い始めた人がいて、購入される時は色々いい鳩を見ているので、鳩を見る目は肥えている。ところが、じゃあ、どう配合するのかとか、どう調教して成果に結びつけるのかとなると五里霧中にある。そういう問題はたくさんありますね。

■素野■いい選手鳩を作るには、そのための種鳩がいて…、その種嶋を作るための種鳩がいる。さきほども触れましたが、3つのタイプがある。種鳩用の種鳩なら背中の盛り上がった戦艦タイプ、選手鳩作出用の種鳩は背中から肩にかけて紡錘形を描く、選手鳩は背中が平らで、たとえるとタンカーです。目的に沿って鳩を見極めそれぞれの長所、短所を見ていかなければいけません。ところが、自分はどこに軸を置くのかがはっきりしていない人が非常に多いのか実態です。

 たとえば、選手鳩を求める人が種鳩を作る種鳩を見た時には欠点だらけ。逆に。種填用の種鳩を主軸にすれば選手鳩は欠点だらけです。つまり、先ほども失敗例を挙げましたか、。二つのタイプのポイントをしっかり身につけなければ、トータルでは強くなれないということです。

―しかも長続きしない。大事なポイントはそこにありますね。だいたい強くなる人は何かのタイトルを獲ると、その前後5、6年は強い。ところが、ひとたび後退してしまうと、その強さは蘇らない。そういうテースはとても多いと思います。いい種鳩に巡り合っても、それを。再現することができない。そこに重要な問題があるということになります。

 O指導に忠実、大きな成果    2021年4月25日(日) 10:29 修正
―素野さんの指導を受け、忠実に守っで取り組んでいる方もいますね。また、実に見事な成果を挙げている。

■素野■ある夫婦か鳩レースを楽しんでいます。スタートはそれまで持っていた種鳩をチエ″クして、問題があると判断した鳩を除き、スタ″フを揃えたところから始まりました。親を超える直子が生まれたなら、その親も必要ない。飛んだら、その子どもから始めなさいと私は言っています。そうしないとグレードアップしていきません。

 私のセオリーにそって容赦なく鳩を選別していったものですから、相手は家へ帰ってから一晩、泣いたそうです(笑)。配合について指導し、飛ばし方についても話しました。成果はすぐに出ました。支部優勝やシングル入賞、総合レベルでも上位につけるようになりました。

―この御夫婦の場合は、自分達は何も知らないという前提で学習されてきたことが良かったのでしょう。

■素野■この春も好調ですね。500キロでは支部のワン、ツー、スリーを独占し、4位鳩とトップとの差は1時間です。まだ、自動入舎システムは使っていないので昔ながらの打刻で、3羽くらいしか打たないと言ってます。その3羽がトップースリーでした。
 
―3年間に亘る連載を振り返り、またお話しを聴きながら、改めて思うことがありました。とにかく素野さんの観察や、経験の総量というのは膨大で物凄いものがある。根っからの鳩好きであり、好奇心がなければ出来ないことです。それに裏打ちされ、理論化されたのが「作出のセオリー」だったということですね。

 改めて総括いたしますと。まず陽性因子、陰性因子を作出論の基軸に据える。それ自体、卓抜なことですか、交配のメソッドをより具体的に展開するために、引きつづき優性、中間、劣性因子を第2の基軸にもってくる。レース鳩においてはひたすら劣性因子を愛好家たちが追究してきた帰結としてレース鳩自身の劣化をもたらすという指摘は鳩界への「警鐘」であると痛感いたしました。

(以上、引用抜粋)

 ■■『油性粒子理論 研究』A■■「THE EYES -鳩の目に関するレクチャー+鳩の選び方・育て方」◇第2回◇■(出典:『The eyes and other guides to success』 John Lambrechts 著:『愛鳩の友』誌、2005年11月号、P118〜P121より引用)  イレブン  2021年4月25日(日) 8:28
修正
いよいよ、ここから、テーマとなっている「油性粒子」の内容に触れていくことになります。原著の『The eyes and other guides to success』では、著者の John Lambrechtsは、目だけではなく翼や骨格、そして配合の問題にもふれ、非常に示唆に富む内容が記されています。

欧米にはこうしたレース鳩の理論書が多数存在しています。残念なことに、我が国では、それらの原書を忠実に翻訳した著書は、ほとんど存在しません。鳩理論の情報の上では、鎖国状態に近いとイレブンは思っています。

日本という国は、その基本となっている日本語が他国の言語と比べ比類ないほど特殊な言語です。表記する文字の種類だけでも、漢字、ひらがな、カタカナ、の3種類があり、最近では英語さえそのまま取り入れても違和感がありません。こうした特殊性があるため、他国語を理解するのにかなりハードルが高いとも言われています。

幸い、ネット時代の到来とITの進化によりパソコンによる翻訳がかなり正確になってきましたのでこの情報鎖国の状態も崩れ始めています。

これからもこうした原著の翻訳がもっとすすめば良いのですが……。

 ■コリレーションーサークルが示すもの■  John Lambrechts   2021年4月25日(日) 8:30 修正
 鳩の方向判定能力と「アイサイン」、つまり「コリレーションーサークル」とは関係があるのだろうか。

 私は、その環を持ち合わせていないにも関わらず素晴らしい鳩を、これまでたくさん見てきている。私は何年もの間、目の動きを注意深く観察してきた。そして次のような見解に達することができた。
 コリレーションーサークルは、瞳孔の間近にあっていくらか薄い色をしている。離れたところを見つめている鳩のサークルが、目先に向けて広がる様子、また近くのものを見るときの縮み方などが目をひいた。同様の現象は、瞳孔が広がるような曇りの日にも起こっている。

 一日が終わりに近づき暗くなってくると、瞳孔が広がり、サークルは見えにくくなる。太陽を直視している時は、瞳孔は縮まってほとんど消えてしまうが、この時サークルは、瞳孔と共に閉じてしまっているのだろう。このようなやり方で視界を良好にして、強烈な日光から目を保護しているのではないだろうか。

 最高の状態で活力にあふれている鳩なら、瞳孔と虹彩の境界は、絶えず小刻みに動いているだろう。目の筋肉が強ければ強いほど、サークルの動きをコントロールしやすいか、その鳩の目の筋肉は、サークルの幅を広げるほどには強くはないかも知れない。そうなると、長距離レースにおいてはゆゆしき問題となる可能性がある。強い日差しの中を、一気に何時間も飛び続けなくてはならないからだ。その鳩は日差しによる疲労に対し、抵抗力をあまり持ち合わせていないということになるだろう。

 私自身の鳩舎、あるいは他のチャンピオン鳩舎での体験が、私の想定をより強固にした。目に、幅広く途切れ目のないサークル、あるいは部分的にでもサークルがある鳩は、晴れている時が最もよい状態で、どんより曇っていたり雨が降っていたりする時は、あまりよい成績を上げることができない。この持論は次の事実に基づいている。

 ”フーデ・ヴィットコップ“ ブリクセン″”ファン・ローイ” ”マニックス″その兄弟の”プリンス”のような鳩は、天気かよく、飛ぶ方向がよく見える場合は必ずといってよいほど優勝候補になった。しかし、空か一面に曇っているときは、たいした成績は獲得できないのが常だった。最近では、前述した銘鳩たちの子孫である”ヨング・マニックス”や”タイガー″”フィーネ”にも同じことがあてはまる。この鳩たちは活気に満ちており、瞳孔の周囲に幅広いサークルを持っているのだ。

 ■サークルを意識した配合■    2021年4月25日(日) 8:31 修正
 優秀な種鳩の多くが、とても幅広のサークルを持っていることは確かなようだ。種鳩の質を高め強力にするため、私か使った鳩はすべて、どの一羽をとっても、鋸歯のようにぎざぎざした幅広のサークルを持つていたものだ。”アウデ・リンボールネ” ”ヴィットスタールト” ”グリーズオーグ・クヴェークダイフィン” ″リヒテ・クヴェーカー” ”アトム”といった、私の種鳩の血統を構成している鳩では、瞳孔を幅広くぐるりと囲んでいる。

 例外もあることは何度か述べた。私の種鳩鳩舎にいる”サンセバスチャン・ダイフィン″ディック・ブラウ”どちらも、目に見えるサークルを持っていなかったにも関わらず、格別に良質な子孫を輩出していた。しかしそれぞれに配合した鳩、たとえば前者の相手の”スコーネ・ーヘスケルプテ (美しい胡麻)”や、後者の相手”フェクター”のような鳩は、どちらも素晴らしいサークルを持っており、加えて虹彩に数多くの血管をはっきり浮かび上がらせている。

 このような場合、配合は、何を補い合えるかで決める。私の選択の正しさは、直系がはっきりと示している。彼らは一歳鳩の時からずっと素晴らしい成績を上げ、また全ての鳩がくっきりしたサークルを、完全な環として、あるいは部分的な円弧として持っている。優れた血統を作り上げたいと思っているなら、瞳孔をぐるりと囲むサークルを持つ鳩を選ぶようお勧めする。鳩舎をそのような鳩だけで埋め尽くす必要はないか、サークル鳩を適正な比率で入れておくことは不可欠だ。

 ■もう一つの指標「チャンピオン鳩の秘密」■    2021年4月25日(日) 8:33 修正
 ベストレーサーの多くは、虹彩に一つまたは数個の、点や線状の「マーク」を持っている。ある場合には瞳孔に向かって伸びており、時には瞳孔の上までかかっていることもある。私はこの特徴を「チャンピオン鳩の秘密」と呼んでいる。常勝している鳩の多くに、このマークか微かながら目先に向かって伸びているのが見られる。

 目の色がさほど鮮やかでない鳩でも、有用な子孫を残す能力がある。しかし生まれた子孫の目は、親鳩より一層色味に欠ける。子孫たちは時たま良い成績を上げるかも知れないが、この中に優秀なレーサーは数羽しかおらず、しかも種鳩としては役立たずなことを所有者は認めざるを得ない。

 優秀なレーサーであると同時に、種鳩としても価値のある鳩を育てていかなければならない。血統を何代にもわたって一定の水準に保ち続けるにはこの方法しかない。

 ■鳩の目は成長につれ変化する■    2021年4月25日(日) 8:35 修正
 経験豊かな目利きの愛鳩家たちが探し求めるのは、目が星のような輝きを帯び、サークルから放射状に広がった細い線が虹彩の大部分を覆っているような鳩である。しかし、ひとつだけ注意すべき点がある。この線は、一歳鳩になるまではめったに現れないのだ。目の色についても然り。鳩が成熟するにつれて目は色合いの豊かさを増していく。そして目の色と筋肉の発達の間にも同様の関係を見出すことができる。

 すなわち、目に全ての特徴が現れるぐらい、鳩が十分成長するまで判断を下してはいけないということだ。さもないと、一歳に達していないというだけの理由で、若く潜在能力を秘めたレーサーを無用と宣告してしまうかも知れない。それでは成功はおぼつかない。見所のある若鳩なら、血統だけで十分に特色が見出せることだろう。

 これまで、鳩関係の仕事において明言してきたことがある。私なら、種鳩のためには目の色合いの豊かさが最上級の鳩を探すこと、それと同時に目の色が薄すぎる鳩は処分するということだ。確かに、目の色が薄い鳩のなかにも優秀なレーサーがいることは度々ある。血統を補完したいなら、目にもっと濃い色素を持つ鳩と配合するとよいのかも知れない。とはいえ、その子孫は、優秀な要素も受け継ぐものの、損失もまた大きいようである。必要以上に利口すぎて、このタイプの目に心酔している人は、度を越して近親交配に陥ってしまう。そうなると、方針を根本的に変えない限り、彼らは種鳩を絶やしてしまうだろう。

 ■鳩の目を「読む」訓練を積もう■    2021年4月25日(日) 8:43 修正
 健康的な血統には、目の色合いにおいて非常に多様な鳩が含まれている。目は明るく、何種もの色が混ざり合い、あたかも粕で覆われているかのようにつやがあり、輝いているはずだ。

 鳩の目について正しい所見を得るためには豊富な経験が要求される。完璧な判断に至ることはめったにないし、数日でマスターできるものでもない。目の判断方法を学習する機会はほとんどないが、眼前のものと以前の見聞を比較しようとする姿勢を常に崩さなければ、チャンスは訪れる。

 最も良い先生が、チャンピオン鳩たちだ。優秀な鳩の、生きた実例をいろいろ比較してみよう。そして、ある鳩に現れている特徴が他の鳩にはみられないのはどうしてなのか、よく考えてみるのだ。鳩の目の均整、色合い、マーク、瞳孔等々をよく観察し、鳩の長所を判断する自己訓練を積むのである。観察は、明るく晴れた日など、できるだけ標準的な条件のドで行うこと。注意深く見れば見るほど、色の変移等の特徴が、より明確に見分けられるようになるだろう。

 鳩の目に関する学習には、完璧に近い記憶力か不可欠となる。本物の専門家なら、鳩舎にやってきたとき、その鳩舎で一番優秀な鳩はどれか、家系はどうなっているか等についていつでも説明できるものだ。前回の訪問からずいぶん日が経っていても、いくつもある巣箱からその鳩を間違いなく見つけ出すだろう。優れた記憶力なしには、専門的評価を下すのは不可能だ。無根拠なイマジネーションだけでは駄目なのである。

[第2回以上]

 ■■『油性粒子理論 研究』A■■「THE EYES -鳩の目に関するレクチャー+鳩の選び方・育て方」◇第1回◇■(出典:『The eyes and other guides to success』 John Lambrechts 著:『愛鳩の友』誌、2005年10月号、P114〜P117より引用)  イレブン  2021年4月24日(土) 3:55
修正
今回サウスタイム様が「刻印」と表現された目の光彩構造の中に見られる「印」については、これまでいろいろな言い方で登場してきた目の理論の一つです。

この問題を考えるためには、これまで公表されている理論を一応押さえていたほうがよいと思い、関連資料を掲示しているところです。素野哲さんは、この「印」のことを「油性粒子」という表現で理論を展開しました。

素野哲さんの理論は、これからも掲示板で取り扱う考えでもありますし、我が国でこの問題をキチンと書物で書き残されたのは素野哲さん以外におられません。そうしたことから、この掲示板では「油性粒子」と言う表現を使っていくことにしました。

さて、この「油性粒子」については、海外の目の理論に関する著書の中ではかなり以前から登場している重要な理論です。これから紹介していく『The eyes and other guides to success』でもそのことに触れていきます。

これから紹介していく文章は「愛鳩の友」編集部によると、原文(オランダ語)の英訳版のダイジェストということです。このことをちょっと注意しながら読んでいく必要があります。ピートさんの回想録で経験済みですが、特に重要な部分が曖昧になっている場合もあると思っています。幸い、イレブンの手元には、英語版の『The eyes and other guides to success』がありますので、場合によってはその本で確認しながら進めたいと思っています。結構長い引用連載になる予定です。

※挿入画像資料については、内容を理解しやすいようにイレブンが本文の内容に関連する画像を随時挿入していきます。

 『The eyes and other guides to success』(「THE EYES -鳩の目に関するレクチャー+鳩の選び方・育て方」)  ◇第1回◇  John Lambrechts   2021年4月24日(土) 4:28 修正
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
鳩の目、特に色合いか何を意味するのか。定説と呼べるものは見当たらない中、鳩の目について語っているユニークな本を発見した。ジョン・ランブレクト氏の著書をダイジェストでご紹介する。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ■鳩の目から読み取れること■     2021年4月24日(土) 4:35 修正
 1971年3月に出版した『雄鳩と雌鳩』で、目の説明に28ページを割き、虹彩にみられる斑点や線がなぜ出来るのかを明らかにした。ドイツのランク博士は、虹彩と、鳩が自分の位置を理解する能力との間には相関関係があるのではないかと述べている。またフォン・ペクゼリー博士も、虹彩には、何らかの器質的(※イレブン:臓器や器官に認められる形態的・解剖的性質)な鳩質が表れていることを確信している。さらに、私たち愛鳩家も観察した経験があることだろうが、肉体的・精神的特色を、他の鳩にはみられない目の特徴として表す鳩が存在する。

 ■目の解剖学的構造■  John Lambrechts   2021年4月24日(土) 4:41 修正
 虹彩は、主に虹彩支質という柔らかな組織で構成されている。虹彩支質は多くの細かな毛細血管を内包し、様々な色素で彩られている。この色素が虹彩の中で小さな斑点となっていることもある。瞳孔の縁部には、虹彩支質の中に円形の筋肉がある。

 目の働きは、視神経。動眼神経など様々な脳神経が制御している。人間の神経系統が、血液の組成の些細な欠陥に対していかに敏感であるかを考えると、どんなトラブルも、脳や、中枢神経系統に影響を与えるといえるだろう。またその結果神経が発する、電気的・物理化学的な信号が、虹彩に影響を及ぼすのも当然だろう。鳩では、これによって時々虹彩の彩りか悪くなる。

 ■ 目の色そのものにはこだわらない  John Lambrechts   2021年4月24日(土) 4:42 修正
 私か好むのは。優秀な種鳩から生まれた、父と同じ目の色をした鳩だ。しかし、もし父と違う目の色でも、息子たちや娘たちがエースピジョン候補として失格というわけではない。”ファン・ローイ”や”メルクス“の直系には、祖先のような銀目を持つものはいないが、真のチャンピオンにふさわしい特徴を全て備えている。明らかに”ファン・ローイ”も”メルクス”も、同じ銀目のメスとの配合を避けたのだ。そうしておけば、子孫に銀目が現れたとき、それが銘鳩の血の発現だとすぐにわかる。

 私たちの鳩舎では。どんな特別な目の色でもひいきはしない。”ブリクセン””ファン・ローイ“は全て銀目だし、”ヨング・メルクス”の目は、ブルゴーニュ地方のワインのような、珍しいワインレッドである。また”ブラウヴェ・クヴェーカー”の目は、栗色だ。”アンテネ″は”アトム”の子だが、”ダルク・アトム”と同じように、黄色がかった茶色の目だし、”ラーテ・ヴィトコップ”は、いわゆる”smierle-eye”と呼ばれる鮮やかな色合いの、鋭く切れた目を持ってさえいる。
 
良い鳩の目は様々な色をしている。これは必須知識として覚えておきたい。

 ■ 明るい色の目をとうみるか ■    2021年4月24日(土) 4:46 修正
 生気のない薄い目の色の鳩を取っておくことはない。レースのためにも、次代の鳩を生むためにも、虹彩の細かいところまでよく色づいた、細い血管のたくさんある目がよいと思う。このような目は、活気に満ち溢れた子を産む鳩の血統によく見受けられる。虹彩の色が、明るくて生き生きしていればいるほど、その鳩は良い鳩といえる。

 虹彩を取り囲む血管の輪が太くて広ければ、種鳩向きである。その血が薄れてくると、この血管の輪は、見るからに色槌せてくる。黄色がかった白茶色の目を持つ鳩が、良いレース鳩であることは滅多にない。この鳩に見るべき経歴がないこと、ましてや種鳩としての資質を持っていないことは、目の色でわかる。

 では、白っぽい目や、銀目はどうだろう。この二種の色には、ある違いがある。銀目の虹彩の色合いはより豊かだ。まさにベストといえるレーサーやブリーダーはこのグループに属している。優秀なチーム作りのためには、このような鳩を数多く抱えているべきだ。目の色の質とバラエティを保つためである。

 険しく鋭い、白すぎる目を持つ鳩に、良い種鳩はあまりいない。ただし、虹彩が、紫あるいは青みがかっていて、肌理か少し粗いようなら、話は別である。‘

 愛鳩家には、種鳩の質を落とすかもしれないと心配して、白い目の鳩を種鳩とするのを嫌う人がいる。しかし、これまで述べたように、良い目の色というのは様々である。白い目でも青みがかっていて、虹彩の肌理が粗めならば、心配は無用だ。性質の良い鳩の目がたまたま白いからといって、違う目の色の鳩より種鳩に向いていないとどうして言えよう。瞳から虹彩の外縁にかけて、豊かなグラデーションが見えるならなおのことである。ただし私は、白い目の鳩は、浪い目の色の鳩とつがいにしたいといつも思っている。鳩を飼育する者は、目の色をより豊かにしようと努力するべきである。鳩の目は、一定の特色を代々維持する必要があるのを肝に銘じよう。

 だが、明るい色同士だからといって、白い目の鳩を銀目の鳩とつがいにするなというわけではない。こちらが望むどおりの特長を持っている良い鳩であれば、銀目は白い目より顕著に濃い、豊かな色合いを持っており、相当な違いを見せているものである。銀目と白い目の交配によって、しばしばたいへん優れたチャンピオンが生み出されている。私か避けている目の色の組合せは、例えば、栗色同士、白同士、薄黄色同士などである。

 ■栗色の目で鳩質を強化する■    2021年4月24日(土) 4:47 修正

 鳩の虹彩が茶色なのは、強い光から目を保護するためである。黄色の目の場合、虹彩の縁にいくほど茶色になっていれば、保護機能は働いているだろう。ということは、栗色の目は、自鳩舎の新しい血統構成や、種鳩の鳩質維持に非常に価値がある。だから私は、自分の鳩の中に、栗色の目のものを数羽は入れておきたいと思っている。

 栗色の目の鳩とつがいにするのは、銀目のよい鳩、理想的な性質を持つ白い目の鳩、あるいは鮮やかな黄色の目の鳩などである。

この組合せで、将来、その血統に様々な目の色の鳩が生まれるのは確実だろう。

 ■黄色の目は長距離に向かない?■    2021年4月24日(土) 4:50 修正
 以前、次のような記述を目にしたことがある。「柿目の鳩や。白い目の鳩は、スピードは非常に早いが、長距離レースにはあまり適していない」。私はこれには賛成しかねる。

 フランドル地区のモーレに、カトリス兄弟を訪ねた人や、エーケレンドンクにヒュースケン&ファンリールの優秀な鳩を見に行った人は、考えられる限り最も素晴らしい、黄色と白の目をした鳩を拝むことができるだろう。とりわけヒュースケン&ファンリールの鳩舎では、美しく深みのある色、常にくっきりとした目の、類まれな鳩を。
 

 ■頭の良くない鳩、病気の鳩■    2021年4月24日(土) 4:51 修正
 たまに突然、鳩舎で一番になったかと思えば。その後何週間も立て続けに惨敗してしまうような、信頼のおけない鳩がいる。たいていの場合、弱々しく見るべきところがなかったり、鋭く鮮やかすぎる色の虹彩を持っている。よく観察すると、そのような目は「野生」に近いことがわかる。暗かったり、雨降りの天気の中で、まぐれ当たりで鳩舎に戻ってくるとき、そのような鳩は、どうやら最上の状態にあるようだ。一方、よい天気で向かい風という場合などは、先頭のはるか後ろをのろのろ飛ぶのである。母なる自然は、この鳩に強さや知力あるいはその両方を、ほとんど与えなかったようだ。明るい赤い色の虹彩は、均一で。やけに鋭い。そんな目を持つ鳩は、頭が良いとはとても思えない。

 病気の鳩や貧血の鳩は、ぼんやりした生気のない目をしている。目の色は、気が抜けたようでちぐはぐだ。健康で活力あふれる鳩とは追っている。弱々しくぼんやりした目は好きではない。目が輝いていれば、確実に、鳩が健康である証拠だ。

 私がお気に入りの鳩を篭に入れる時、目にメタリックな光沢を見て取れば、コンディションは非常に良好と判断する。経験のある愛鳩家なら「メタリックな光沢」が何を意味しているかおわかりだろう。そのような鳩はレースで必ず好成績を収める。

(第1回、以上)

 ■■『油性粒子理論 研究』@■■「U 優れた鳩作りとアイバンドの関係−■優性のアイバンドと劣性の油性粒子■」(出典:素野哲著『作出のセオリー=天才アードレアンに捧ぐ=』、2007年7月31日発刊、愛鳩の友社))  イレブン  2021年4月22日(木) 3:49
修正
サウスタイムス様やMIT様様が着目されている「目の刻印」とは、これまでもいろんな方が指摘した重要な目の理論の一つでだと理解しています。これまで、一般的には「スミ」とか「スミ入り」といった表現で語られていた理論です。誤解していたらご指摘くださいね。(目の理論は、我が国ではこれまで公開の場で議論されることが極めて少ない分野の研究なので、それぞれの理論に捉え方があり、微妙に違うところもあるので特に誤解が生じやすい領域だとイレブンは考えています)

そう考えますと、このことで我が国で最も理論的に公開された論文は、この掲示板で幾度も登場している素野哲が述べた「油性粒子理論」だと思っています。以前アイバンド理論を紹介したときに、今話題のテーマから外れるということで引用を省いた部分に書かれていました。

そこで、丁度良い機会なので、参考資料として引用しておくことにしました。

 ■優性のアイバンドと劣性の油性粒子■  素野哲  2021年4月22日(木) 3:52 修正
○スピード性を示す油性粒子

 これまで繰り返しお話してきましたように種鳩としても選手鳩としても。アイバンド”は必要不可欠なものです。そこに。油性粒子があれば、より素晴らしい鳩になる。実績あるCHで両方を備えているならレーサーとしてだけでなく、種鳩としても優れています。

 アイバンドが陽性の優性因子であるのに対し、油性粒子は陽性の劣性因子からなります。アイバンドのようにヒナの時には確認できず、四ヶ月くらいして、換羽が始まる頃に出てきます。その粒子の数は多かったり少なかったりしますが、数は問題ではありません。油性粒子の有無が大切なポイントです。一般には多い方が複雑な目をしているということで好まれるようですが、鳩の性能と粒子の数は関係ありません。

 黒い油性粒子が光彩部分の赤と混在していると″赤‘か際立ってくる。”黒‘が陰になってくるので、色素に深みが出て来て厚みがあるように感じられます。ただ、自然に赤を主体に見てしまうので黒が陰に見えてしまいますが、よく観ると黒も赤もそれぞれに浮いていることがわかります。事実。虹彩の。赤”の粒r
”黒‘の油性粒子は並んでいます。

 油性粒子は先ほど言いましたように陽性の劣性因子でスピード性を示すものです。かと言って、スプリンターであるとは限りません。距離適性におけるスピード性を示すものだからです。

 たとえば長距離のトリで、油性粒子があるからと言って手前の距離が速いかというと、そういうことはありません。そもそも筋肉が長距離向きです。長臣離を飛ぶ鳩の中にあってはスピードかあるということです。でも、レースに参加するからには勝ちたい。おのずとスピードを求めるようになるので油性粒子のことは避けて通れない。あった方がいいということになります。

 ○換羽を迎える頃に油性粒子を確認    2021年4月22日(木) 3:55 修正
 油性粒子の有無については先ほども言いましたように確認できる時期があります。しかもアイバンドが確認できて初めて意味もある。ですから、優れた鳩を選び出すために、まずはヒナの時にアイバンドと鳩のボディーをチェックします。そこで種鳩用の種鳩、選手鳩用の種鳩、種鳩に不向きな鳩と区分けして期待できる鳩をストックする。

 次に四ヶ月後の換羽を迎える頃に再び目をチェックします。アイバンドについては残っているのか、虹彩の下に隠れて見えなくなっているかを確認し、さらに油性粒子か現れているかどうかをチェックします。ちなみに確認できた油性粒子がアイバンドのように後で見えなくなるということはありません。健康度を示すものでもありませんから、健康によって見えたり、隠れたりするということもありません。

 アイバンドや油性粒子についてのこうしたチェックによって、私の場合で言いますと、そこで巣箱のとれるトリかどうかが決まります。ウチの場合は、すでに巣箱をとっている種鳩から、その巣箱を取り上げるわけですから、中途半端なトリでは通用しません。条件の揃ったレベルもかなり高いトリでないと、入れ替えてはもらえないということです。

 これも経験から言えることです。油性粒子のある鳩同士を交配しても、無い鳩が生まれることがあります。極めて稀なケースですが、その場合は一番子に起こる。五代先の因子が出てきたと考えられます。二番子、三番子に起こることはまず、ありません。また、もし油性粒子の無い子が生まれてもすぐに外す必要はありません。両親には有るわけですから、孫の代に隔世で出てくる可能性があります。

(つづく)

 ○ブドウ目はアルビノ    2021年4月23日(金) 4:14 修正
 私の鳩舎に収まっているヤンセンの鳩には油性粒子が出ています。代表種鳩の”オーガスト”にはしっかりしたアイバンドがあって、油性粒子も豊富でした。その娘である”フーデ・ダイフィン・ファン89‘(89LH01251)は16歳という高齢でヒナは引けなくなっていますが、油性粒子が虹彩の中に散るようにたくさん出ています。また、オーガストが15歳の時に誕生した娘の96LB06694や曾孫の04LH03065(=フーデ・ダイフィン・ファン89孫)の目にも同様に確認できます。これらの鳩も含めて黒目に近いトリに油性粒子が多く出ている傾向はあるようです。

 ドイツのキップ父子鳩舎が作出した鳩の目によく見られます。また、オランダ長距離界の強豪アントン・ファンデルウェーゲンの代表CHに”ド・ビソン”という銘嶋がいますね。この鳩の目は油性粒子の固まり。あれほどのトリもなかなか出来ません。

 刺し毛のトリは、そうでないトリよりも目が複雑だという言葉をよく耳にしますが…、多くの場合は刺し毛だからそういう目を持っていると考えた方がいいでしょう。これはブドウ目の”黒‘が入っていることが多く。これまでお話してきた油性粒子ではありません。

 ブドウ目というのは赤がベースで黒っぽい色をしているのが特徴ですが、これはアルビノです。私達はよく”白子”と言っていて。私は劣化した目がブドウ目と考えています。人間で言うと先天的にメラニン色素か欠如していて、目は赤く見える。メダカのアルビノと言えばヒメダカで、体が白くてやはり目は赤い。ガラスのアルビノと言えば白いガラスです。

 たとえば白いガラスは黒いガラスの中で生きていくのは難しい。白いライオンも同じです。動物が本能的に残そうとしないため、これらはイジメの対象となるんですね。では純白の鳩についてはどうでしょう。「白鳩は飛ばない」と言う愛鳩家は少なくありません。純白そのものはアルビノですが、白鳩を使って飛ばしている人には判っています。羽色は白でもブドウ目ではない鳩作りをしています。レーサーとしての性能に羽色は関係ありません。

 刺し毛の鳩や白鳩からはアルビノであるブドウ目が出やすい。鮎果。飛ばない鳩が生まれやすいという傾向はあります。でも、そうでない鳩を作れば優秀な鳩は生まれます。オーガストにも刺しが入っていて、私の鳩舎でも刺しの鳩は出来やすい。でもブドウ目ではありませんから、直系には優れた鳩が生まれています。

 ○”緻密な目”の落とし穴    2021年4月23日(金) 4:17 修正
 ここで油性粒子とアイバンドの関係について整理してみたいと思います。それぞれが独立したもので、アイバンドがあって、油性粒子が無いことがあるように、アイバンドは無くても油性粒子があることもあります。

 そこで気をつけたいのが、後者の場合です。アイバンドが無くても油性粒子がたくさんあることで多くの人が編されてしまう。ベテランでも裂されてしまうことかあります。つまり、口が緻密ということを高く評価するため。そこで素晴らしい鳩と思い込んで導人してしまうのです。

 以前、こういうことがありました。実績ある強豪が私の所へ鳩を持ってきました。私はその鳩の目を見て、すぐに相手に確認してみました。この鳩は飛ばないだろうと。案の定、飛ばないと言うんですね。やはりアイバンドがなくて油性粒子のたくさんある鳩でした。結局、目の一番大事な事を見落としていたということです。

 でも。本人にとっては大切な鳩ですから簡単には諦めたくない。できることなら、使い続けて成果も出したいわけです。そこで、アドバイスしました。アイバンドのしっかりした鳩と交配して。油性粒子を残しながら。立派なアイバンドを付けてあげるといい。アイバンドの備わった鳩ができたら、それを種鳩にして次に選手鳩用種鳩と交配することにより孫で飛ぶ可能性が出てきます。

 スピードを求めた時。油性粒子の有無は無視できませんが、優れた鳩作りをテーマとした時、アイバンドは必要不可欠なマスト(must)条件で、油性粒子はより良いものを求めた時のベター(better)条件という関係です。

自分自身の求める鳩作りのために目のチェックが重要なポイントとなっていることはお判りいただけたと思います。同時に、目を見て判断するということは非常に難しい条件が伴なうことも言い添えておく必要があるでしょう。

 その対象となる鳩が健康な状態にある時に見なくてはいけません。一人が同じ飼い方をしていて健康でない鳩がいたら、そもそも内臓が弱いからだと判断して、すでに淘汰の対象になっていく。あくまでも鳩が健康であることを前提に目を見て判断している。このことを忘れないでいただきたいと思います。

(以上)

 ■補足資料@■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:31 修正
※『作出のセオリー』の冒頭に収録されている「油性粒子」カラー画像

 ■補足資料A■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:34 修正

 ■補足資料B■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:37 修正

 ■補足資料C■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:38 修正

 ■補足資料D■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:40 修正
・・

 ■補足資料E■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:42 修正
・・

 ■補足資料F■(同書カラーページより)    2021年4月23日(金) 4:43 修正

 サウスタイムさんのお話に興味がわきました。  MIT  2021年4月21日(水) 12:20
修正
瞳孔の絞りがスピードと関係ない、眼に刻印がある、ボトルキャップがあるというお話を聞かせていただき興味がわきました。

この特徴が出る理由について考察することは、眼の理論だけでなく鳩の評価についての統一理論を導き出すのに必要だと感じました。

この特徴をもたらすものはどういった構造や密度を持っているかを説明できれば、鳩の改良に大いなる前進があるような気がいたします。

 MIT様 レスありがとうございます。  イレブン  2021年4月21日(水) 21:29 修正
MIT様 レスありがとうございます。

 サウスタイム様のハイレベルなレスに刺激され、この掲示板の内容に深みが加わっているのでイレブンは、いつも感謝しているところです。

MIT様がおっしゃるように「この特徴が出る理由について考察すること」という問題意識こそが、この掲示板で議論していることの全てに貫く論点だと思っています。

そして、きっとそれは、様々理論が幾重にも重なり合っていくような果てのない議論なのかもしれないとイレブンは考えています。

こうしたいろんな方のお考えが知れることがこの掲示板のありがたさだと思っています。これからも、遠慮なくご意見をお願いしますね

 ★お待ちしていました!!★2021年春700K地区N 6日目帰還★ お帰り!!【源流Cougar(クーガー)号】19YT05329 BC♂!!  イレブン  2021年4月20日(火) 18:13
修正
今日仕事から帰ったら、この春500キロを4日目に帰っていた19YT05329 BC♂が帰還していました。ユニコンに10:37の記録が残っていました。

この鳩は、生きていれば必ず帰ってくると信じていました。けがなくピンピンしているので、1000Kに参加できそうです。一段とすごみが出てきています。

今日は、昨日までの風もおさまり、晴れわたった穏やかな天気の一日でした。こんな天候になるのを待って帰ってきたように感じています。

左上画像は、先ほど撮影した帰還直後の画像です。この後餌をやったら、いつものように夢中で食べていました。

昨日届いた『レース鳩』誌2021年4月号に掲載されていたマリア号の石原喜博さんの記事に「九州で稚内から帰ったトリ」の共通点の一つに「700キロくらいのレースで後日帰りをし、なおかつ筋肉が落ちずに帰ってきていること」というのがありましたが、まさしくそのような状態で帰ってきていました。

最終レースが楽しみになりました!

記念にこの鳩を【源流Cougar(クーガー)号】と命名することにしました。掲示板には書いたことがありませんでしたが、この鳩には以前から思い入れがあり、自分の中で「クーガー」という名前をつけてこの鳩をそう呼んでいました。

稚内鳩の残りの共通点の2つに次のことが書かれていました。

◎飼い主が大事に育てている鳩
◎飼い主から絶対の信頼を得ている鳩

現在、稚内レースは開催されていませんが、最終レースできっと活躍してくれると信じています!!

お帰りクーガー!!

 資料:Cougar  イレブン  2021年4月20日(火) 20:42 修正
英名:Cougar(Puma)
学名:Puma concolor
クーガーとはピューマのことです。
分類:食肉目 ネコ科
体長:100〜200cm
体重:60〜100kg
食性:小動物、草食動物など
分布:北アメリカ〜南アメリカ
説明:森林、湿地、高地、半砂漠など様々な環境に生息。北米では最大のネコ科動物で、★視覚、聴覚ともに優れ、運動能力も高い★。地面に伏せて獲物に忍びより、後ろや物陰から飛びかかり狩りをする。

   サウスタイム  2021年4月19日(月) 21:40
修正
イレブン様

いつも楽しく拝見させていただいております。

今回700キロ記録した2羽は、500キロ記録した14羽の写真のなかでも各別な鳩質と思います。

なぜなら、3227と3663は目に刻印があり、私個人の意見で大変恐縮ですが最高のレーサーだと判断できます。

また、3667についてはアイサインのそとぼりがビール瓶の蓋のようなかっこうでボトルキャプと呼ばれこれも最高なレーサーと判断いたします。

結果の後追いで言うことはかんたんですが、レース前に
気になっていた3羽の内の2羽が記録していたのでうれしく思い投稿いたしました。

つぎの1000キロたのしみに応援してます。

 ご教示、ありがとうございます!  イレブン  2021年4月19日(月) 21:59 修正
ボトルキャプという理論については、イレブンは認識していませんでした。2羽とも1000Kに出しますので理論の検証が出来るかと思います。ありがとうございました。

2羽とも、独身状態となっていますがそのまま、コンデション調整をして1000kに挑戦する予定です。

ちなみに3羽の内の3227BCW♂は、残念なことに500キロ帰還後、舎外中に猛禽にやられて死亡していたので、700キロには参加していません。500キロ帰還鳩が15羽だったのに、700キロ参加が14になっていたのはこの3227が不参加だったためです。その意味では、サウスタイム様が注目された鳩は100%的中していたと言うことになりますね。さすがですね。

折角ですのでのここにサウスタイム様が注目されていた3羽の目の画像を掲示します。更に参考のために、この3羽の系図上の先祖の画像を3代まで遡って掲載することにします。

この際、折角ですので遠慮なくご意見をレスいただければと思います。よろしくお願いします。

 □3227と3663は目に刻印があり、私個人の意見で大変恐縮ですが最高のレーサー□  イレブン  2021年4月19日(月) 22:06 修正
■3227BC♂の目■

 □3227と3663は目に刻印があり、私個人の意見で大変恐縮ですが最高のレーサー□  イレブン  2021年4月19日(月) 22:14 修正
■3663BC♀の目

※3227と全兄弟

 □3667についてはアイサインのそとぼりがビール瓶の蓋のようなかっこうでボトルキャプと呼ばれこれも最高なレーサー□  イレブン  2021年4月19日(月) 22:15 修正
■3667B♀の目

 ■3667B♀の父親【黄眼号】の目  イレブン  2021年4月19日(月) 22:21 修正
源流系帝王ライン主流3兄弟の1羽【黄眼号】の目

 ■3667B♀の母親【源流モンスターGG号】の目  イレブン  2021年4月19日(月) 22:26 修正
以前話題となった「クラスターアイ」の源流系基礎鳩です。

 【源流モンスターGG号】の父源流系SSライン最高基礎鳩【源流モンスター号】  イレブン  2021年4月19日(月) 22:32 修正

 【源流モンスターGG号】の母【源流光輝クイン号】  イレブン  2021年4月19日(月) 22:35 修正

 3227と3663の父【帝王705号】  イレブン  2021年4月19日(月) 22:40 修正
源流系岩田ライン基礎鳩(源流秘蔵岩田号×GPダイヤモンドレディ号)

※源流秘蔵岩田号の自身×孫配合

 3227と3663の母【帝王5171号】  イレブン  2021年4月19日(月) 22:57 修正
■父:10YA08684BC

  ■2代父:【帝王1633号】
  ■2代母:【07-094270】(【シャモスター800号】×06-19181)

■母:13YA01034B

■2代父:【帝王3892号】(96-ゴールデンアイ号×サスライエクセレントギャル)
  ■2代母:04MM03104B  

 【帝王705号】の父【源流秘蔵岩田号】  イレブン  2021年4月20日(火) 3:29 修正
源流系岩田ライン最高基礎鳩 

※元帝王ロフト種鳩 源流系岩田ライン最高基礎鳩
孫九州GP総合優勝、総合2位、東九州地区N総合2位2羽
※父【岩田96号】日本海号系(5085×3727)

 【帝王705号】の母 【GPダイヤモンドレディ号】  イレブン  2021年4月20日(火) 3:38 修正

 【帝王5171号】の父【10YA08684】  イレブン  2021年4月20日(火) 3:52 修正
【10YA08684】BC♂:(帝王1633号×07-094270)

 【黄眼号】の父【08YA00670】  イレブン  2021年4月20日(火) 4:10 修正
【08YA00670】:(95ゴールデンアイ号×帝王1918号)

 【08YA00670】の母【帝王1918号】  イレブン  2021年4月20日(火) 4:17 修正

 【黄眼号】の祖母【帝王パイド7396号】  イレブン  2021年4月20日(火) 4:24 修正
【帝王パイド7396号】:(95ゴールデンアイ号×帝王1918号)

※黄眼号の父の全兄弟

 ■イレブンの「Epigenetics」研究ノート■008◇◇◇◇挿入資料『遺伝と適応』◇◇◇◇◇【出典:中山 一大『遺伝と適応』2018年9月19日、日本生理人類学会誌P190より引用)】    イレブン  2021年4月11日(日) 4:37
修正
700キロレースの持ち寄りが4月13日となりました。後三日間、「全集中」で選手鳩たちのコンディション調整に当たっているところです。

昨年より始めている『イレブンの「Epigenetics」研究ノート』の挿入資料を掲載しておきます。この論文が提出されたのが、2018年9月19日ということなので比較的新しい論文と言うことになります。内容を読むと「Epigenetics」がこれまでの遺伝に関する学問領域でどのように位置づけられて注目されているのかがなんとなく伝わってきます。そして、この「Epigenetics」が極めて新しい研究領域として研究が始まったばかりであることも伝わってきます。そこで、イレブンの「Epigenetics」研究ノートの挿入資料として取りあげることにしました。。

専門用語がバシバシ出てくるのでかなり読みにくい論文ですので、少しでも読みやすいようにするために原文を文節ごとに分けて掲載し、イレブンのほうで小見出しを挿入してみますね。分からない専門用語はそのまま読み飛ばしても、ここで議論されていることはなんとなく伝わってきます。

 ■遺伝と適応■(1)ヒトの適応性に寄与する遺伝素因の探索の重要性  中山 一大  2021年4月11日(日) 4:54 修正
ヒト(Homo sapiens)は、数十万年前にアフリカ大陸で誕生したのち、過去数万年という非常に短い時間で地球上のありとあらゆる地域へ進出した。

この大拡散の成功には、文化的な適応と遺伝的(生物学的)な適応の両方が貢献していたと考えられる。

ヒトがその拡散の過程で経験した適応進化の痕跡は、現代人のゲノム多様性情報に特徴的なパターンとして残されている。

さらに、過去の適応進化に寄与した多型は、現代人の適応性にも寄与していると考えられている。

ヒトの適応性の実態を知るには、その基盤となる遺伝的素因についての理解が不可欠である。ヒトの適応性に寄与する遺伝素因の探索は、生理人類学分野における極めて重大かつ挑戦的な研究課題の一つである。

 ■遺伝と適応■(2)医学研究における関連解析の経緯と問題点    2021年4月11日(日) 5:01 修正
寒冷環境や低圧低酸素環境などへの環境適応性に寄与する遺伝素因を探索するための直接的な方法の一つが、医学研究で盛んに用いられている関連解析である。

関連解析では、興味のあるゲノム多型について、患者-健常者群で遺伝型判定を実施し、遺伝型頻度やアレル頻度が有意に異なるか否かが、あるいは、遺伝型・アレル間で特定の形質の分布に差があるか否かが調査される。調査するゲノム多型は、しばしば考証にもとづき少数の候補遺伝子多型として選抜されてきた。

生理人類学分野では、寒冷環境や低圧低酸素環境への環境適応性に関して、候補遺伝子多型を対象とした関連解析の成果が報告されてきたが1,2)、候補遺伝子多型の選択は過去の研究成果に依存することになるので、未知の遺伝子を探し出すことはできない。

この問題を解決するために開発されたのが、ゲノムワイド(あるいは全ゲノム)関連解析である。DNAマイクロアレイ技術や超並列シークエンシング技術の発展によって、肥満や糖尿病のような慢性疾患の感受性に寄与するゲノム多型の同定が爆発的に進んだ。

その結果、肥満のような多因子形質に寄与する多型のほとんどは小さな効果しか持たず、大きな効果を持つものは非常にまれであり、これらの多型を同定するのに必要な検出力を得るには、非常に多くのサンプルの解析が必要となることが明らかになった3)。

また、全ゲノムレベルでの関連解析では多数のP値(ときには数百万)が計算されるので、多重検定の補正も重要な問題として浮上してきた。

 ■遺伝と適応 ■(3)進化遺伝学的な解析との複合による可能性    2021年4月11日(日) 5:06 修正
ヒトの適応性については、精密な測定が必要とされるものが多く、ゲノムワイドレベルの解析に供するに十分な被験者を集めるのが難しいと言わざるを得ない。

多重検定の問題を回避する一つの策として、ゲノムワイドな進化遺伝学解析を取り入れるアプローチがある。

その一例として、最近報告されたIlardoらの研究成果を紹介したい4)。

インドネシア島嶼部で生活するBajauは、海洋での素潜り漁を生業とする少数民族であり、タイのMokenやマレーシアのOrang Lautなどとともに“Sea Nomads”として知られている。

Bajauの人々は、近隣の内陸部で生活する民族と比べて脾臓のサイズが大きく、脾臓の収縮に伴う血流中への赤血球の放出によって、潜水による低酸素曝露に適応している可能性がある。

IlardoはBajauの全ゲノム塩基配列を決定し、近隣の民族のゲノム情報と比較することにより、Bajauの祖先系列で特異的に正の自然選択が作用した可能性が高い25座位のゲノム多型を同定した。

この25座位について、超音波で計測したBajauの43名分の脾臓サイズとの関連を調査したところ、ホスホジエステラーゼA10遺伝子(PDE10A)のイントロン内にある一塩基多型が脾臓サイズと有意に関連することが明らかになった。

また、全ゲノムレベルの転写産物量測定法であるRNA-Seqのデータを用い、この多型の遺伝型がPDE10Aの転写量と相関することを示している。

PDE10Aが脾臓の発生・機能に果たす役割について実験的検証が不足しているという難点があるが、43名という小さな集団サイズの解析でも適応形質に寄与するゲノム多型に迫ることができるという点で参考になる。

このように、祖先集団が経験した適応進化が、現代集団にみられる生理的多型の形成に寄与しているような形質であれば、進化遺伝学的な解析と複合することによって、関連解析の対象とする多型部位を選抜することができるかもしれない。

(つづく)

 ■遺伝と適応 ■(4)“失われた遺伝率”とエピジェネティクス    2021年4月11日(日) 5:37 修正
全ゲノムレベルでの遺伝解析技術が発展した結果明らかになったもう一つの事実として、数十万人規模のゲノムワイド関連解析研究で同定された多型群を持ってしても、これまで家系研究などで見積もられていた遺伝率のすべてを説明することができない点が挙げられる。

この“失われた遺伝率”の在り処の一つとして注目されているのがエピジェネティクスである5)。

エピジェネティクスとは、DNA塩基配列の変化を伴わずに継承されるうる遺伝子機能の変化、あるいをそれを対象する学問領域である。

代表的なエピジェネティクスの分子基盤として、ゲノム配列中のCpG(Cはシトシン塩基、Gはグアニン塩基、pはヌクレオチド間のホスホジエステル結合をしめす)のCにメチル基が付加されるDNAメチル化、DNA結合タンパク質であるヒストンタンパク質の特定のアミノ酸残基にメチル基やアセチル基が付加されるヒストン修飾の2つがある。

CpGはゲノム中で不均一に分布しており、遺伝子の転写調節領域に特に密集して存在していることが知られている。盛んに転写されている遺伝子では、近傍のCpGがメチル化されておらず、この周辺に結合しているヒストンタンパク質にはアセチル基が付加され、DNAとの結合が弱くなり、転写因子などのタンパク質がDNAに結合しやすくなっている。

一方、転写されていない遺伝子ではDNAがメチル化され、ヒストンタンパク質もメチル化されることにより、転写因子などがDNAにアクセスできない状態になっている。DNA多型解析同様、エピジェネティクス研究も全ゲノムレベルでの解析技術が一般化しつつある。

 ■遺伝と適応 ■(5)“失われた遺伝率”に関わるエピジェネティック研究の事例    2021年4月11日(日) 5:44 修正
ヒトの多様性を対象としたゲノムワイドなエピジェネティック研究の多くはガンなどの疾患を対象としたものであり、ヒトの適応性を対象とした研究はほとんど進んでいないが、幾つかの興味深い研究が報告されている。

Bhattiらは、65名の日中交代勤務者と59名の夜間交代勤務者で白血球由来DNAのゲノムワイドなDNAメチル化パターンを比較し、免疫系の遺伝子群で特にDNAメチル化レベルの差が大きいことを報告している6)。

Cedernaesらは、15名の健常な被検者転写産物量測定法であるRNA-Seqのデータを用いて、この多型の遺伝型がPDE10Aの転写量と相関することを示している。

PDE10Aが脾臓の発生・機能に果たす役割について実験的検証が不足しているという難点があるが、43名という小さな集団サイズの解析でも適応形質に寄与するゲノム多型に迫ることができるという点で参考になる。

このように、祖先集団が経験した適応進化が、現代集団にみられる生理的多型の形成に寄与しているような形質であれば、進化遺伝学的な解析と複合することによって、関連解析の対象とする多型部位を選抜することができるかもしれない。

Cedernaesらは、15名の健常な被検者で一晩の不眠によって組織特異的なメチル化レベルの変化が起きることを明らかにしている7)。Cedernaesらの研究は、一晩の不眠という比較的短い刺激でもあってもエピジェネティクス状態の変化がもたらされることを示唆しており、非常に興味深い。

また、DNAメチル化部位の中には、子の体細胞でのメチル化パターンが親の体細胞でのDNAメチル化パターンを受け継いでいるようにみえるmeta-stable epiallele領域が存在する。

Kühnenらはエネルギー代謝制御に重要な役割を果たすPOMC遺伝子周辺のCpG群がmeta-stable epialleleとなっており、子の体細胞でのDNAメチル化レベルが、父親の体細胞でのDNAメチル化量と強く相関することを報告している。

さらに、子の体細胞でのDNAメチル化レベルは、受胎時の母体におけるS-アデノシルホモシステインなどのone-carbon metabolites量とも相関することを報告している8)。これは、エピジェネティック修飾が世代を超えて継承されるうることを示唆しており、“失われた遺伝率”を説明するメカニズムとして有望である。

 ■遺伝と適応 ■(6)エピジェネティクス研究の可能性と今後の課題    2021年4月11日(日) 5:47 修正
全ゲノムレベルでの遺伝学解析は、ヒトの複雑な形質の生物学的背景を研究するための必須のツールとなりつつある。

生理的適応の分子・細胞メカニズムを解明するためには、従来までの遺伝型と表現型の2つの階層の解析のみならず、その間に存在するエピジェネティクスなど情報を統合して解析する必要がある。

現在、多くのエピジェネティクス研究は、採取が比較的容易な血球由来のDNAを利用しているが、エピジェネティクスの状態は細胞種や組織で異なるので、様々な生体組織を被験者から提供していただける研究体制の構築が重要である。

さらに、単一施設のみではなく、複数の施設で同様の試験を実施し、発見された型関連の蓋然性を高めることができる研究体制の構築も必要だろう。

 《引用文献》  イレブン  2021年4月11日(日) 5:49 修正
1) Nishimura T, Katsumura T, Motoi M, Oota H, Wata-nuki S. Experimental evidence reveals the UCP1 genotype changes the oxygen consumption attrib-uted to non-shivering thermogenesis in humans. Sci Rep, 7: 5570, 2017

2) Yasukochi Y, Nishimura T, Motoi M, Watanuki S. Association of EGLN1 genetic polymorphisms with SpO(2) responses to acute hypobaric hypoxia in a Japanese cohort. J Physiol Anthropol, 37: 9, 2018

3) Visscher PM, Wray NR, Zhang Q, Sklar P, McCarthy MI, Brown MA, Yang J. 10 Years of GWAS Discov-ery: Biology, Function and Translation. Am J Hum
Genet, 101: 5-22, 2017.

4) Ilardo MA, Moltke I, Korneliussen TS, Cheng J, Stern AJ, Racimo F, de Barros Damgaard P, Sikora M, Seguin-Orlando A, Rasmussen S, van den Munckhof ICL, Ter Horst R, Joosten LAB, Netea MG, Salingkat S, Nielsen R, Willerslev E. Physiolog-ical and genetic adaptations to diving in sea nomads. Cell, 173: 569-580, 2018.

5) Trerotola M, Relli V, Simeone P, Alberti S. Epigen-etic inheritance and the missing heritability. Hum Genomics, 9: 17, 2015

6) Bhatti P, Zhang Y, Song X, Makar KW, Sather CL, Kelsey KT, Houseman EA, Wang P. Nightshift work and genome-wide DNA methylation. Chronobiol Int, 32: 103-112, 2015.

7) Cedernaes J, Schönke M, Westholm JO, Mi J, Chibalin A, Voisin S, Osler M, Vogel H, Hörnaeus K, Dickson SL, Lind SB, Bergquist J, Schiöth HB, Zierath JR,Benedict C. Acute sleep loss results in

(以上)

 【考察】レース鳩における『遺伝と適応』  イレブン  2021年4月18日(日) 6:26 修正
この論文を先ほど読み返していて少し考えることがありましたので書き留めておきます。

この論文のテーマは、「ヒト」が様々な環境に「適応」しながらの進化してきた(進化している)過程と分子遺伝学からみた「遺伝」がどう関わっているのかということのようにイレブンは捉えました。

実はこのテーマは、私たちのレース鳩の鳩作りにもそのまま当てはまる問題だと考えることが出来ます。

関口龍男先生の著書によると「現代のレース鳩」の元となった鳩が作られたのは1850年から1860年の間だとされています。(※『鳩と共に70年』P50)

いわゆる1830年から1840年頃に作られたと言われている「アンヴェルス鳩」と、1820年から1930年頃に作られた「リエージュ鳩」、そしてその中間種といわれる「ブラッセル鳩」の3種の鳩の混合によって「現代のレース鳩」が形成されたと考えられています。(オスマンはこれにヴェルヴィエ鳩を加えて4種としたと言われています)

現代のレース鳩は、全て「雑種」だという考え方は、ここにその論拠があるわけですが、大まかにいってこれらの混成して形成されているのが「現代のレース鳩」という「種」と言うこともできると考えています。

つまり、「現代のレース鳩」の歴史と言っても、生物の遺伝や進化という尺度で見てみれば「たかだか200年程度」の時間しか経っていない訳です。私たちの思考に大きな影響を与えているダーウィンに発する伝統的な進化論的な考え方で行けば、たかだか200年程度で遺伝子レベルからみた「進化」など起きようもありません。

しかし、私たちが飼育している愛鳩たちの姿には、このわずかな時間経過の間でも様々な変化があることをだれもが実感している事実です。

この変化とは、論文で取り扱われている様々な環境の変化への「適応」の問題とぴったり重なっているとイレブンは思っています。そしてその「変化」を引き起こしている要因が「遺伝子」そのものの変化ではなく、イレブンが研究のテーマに取りあげている「Epigenetics」という遺伝の働きにあると考えられ始めている訳です。イレブンが注目している理由はここにあります。

「Epigenetics」の研究自体は、分子遺伝学の領域で実際にゲノムレベルの観察を通して進められているので私たち一般人が関わることはあり得ないのですが、そこから導き出されていく遺伝に対する「考え方」や「捉え方」は、そのまま応用できるのではないかとイレブンは考えているのです。

しかし、なにしろまだ始まったばかりの学問領域の話題ですので、なんだか難しい言葉ばかりが並んでいますが、こんなことに興味を持てるのも「レース鳩」という趣味の奥の深さだと思っています。

イレブンは、3日目から700キロレースの帰還鳩が来ないので、こんなことでも考えながら気を紛らわしています。皆様はいかがお過ごしですか?

 先ほどやっとデータの復元が出来ました。  イレブン  2021年4月17日(土) 9:20
修正
今朝、掲示板の「2021年 春 700キロ地区Nレース 」のページを誤って削除してしまいましたが、やっと復元できました。しかし、昨日の夜と今朝に書いたレスの分が復元できていませんでした。

ちょっと今は時間がとれないので、昨夜の中間審査の結果だけ書き加えておきます。

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