目は何を表しているのか、ということが一番の問題になると思うのですが、イレブンは、「目は、血統を示している」と考えています。血統というと一般的には「血統書」をイメージされると思いますが、目ほどその個体としての鳩の血統を正確に示している部分は他にないと考えています。
レース鳩にとっての「血の流れ」すなわち、「血統」の重要性を否定する人はおそらく少ないでしょう。そして、その「血統」を支える「系統」の問題も無視される人はとても少ないと思います。「目」の理論を単純に否定している人でも、「血統」「系統」を重要だと考えている人が大半です。
問題はその「血統」および「系統」をどこで判断しているかということです。
人の手で書かれた一般的な「系統書」などは、個体の鳩の「血統」の極極一部しか説明していません。配合の観点で「血統」の問題を考えると膨大な遺伝情報との格闘となります。その遺伝情報を探るために鳩体の表情から羽色、羽質、骨格、筋肉、翼、スタンス等あらゆる箇所、さらに性格、飛翔成績、親族全体の成績等の全ての情報が関わってくると考えます。
目はそれらの情報が一番分かりやすく集約されている場所だとイレブンは思っています。その意味で、最終的に配合を決定する時に、最も重視しているのが「目」です。
更に言うと、どこまで研究しても「配合(遺伝)」の理論は、人智を超えた「自然の摂理」の領域だと実感しています。最終的には、だれも完全に「配合(遺伝)」のことが分かることはないから、このレース鳩の面白さがあるのだと思っています。著名な名人が「配合で3割当たれば合格の域」と語っておられたことがありますが、人知尽くした鳩理論といって打率打率3割程度の精度」あたりが限界なのかも知れませんね。
久しぶりの質問で楽しかったです。ありがとうございました。
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