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  「※編集中」の【完全復刻引用研究版】伊藤凱三『口伝・鳩学事始』について  イレブン  2022年11月26日(土) 5:43
修正
現在連載を始めた「【完全復刻引用研究版】伊藤凱三『口伝・鳩学事始』」は、とりあえず原文を掲示板に早くアップしようと頑張っているところです。

ちょっと、今は、あまり時間がとれないため、ちゃんと推敲する時間がとれていません。

時間がとれるときに、できるだけ見直しをして、誤字、脱字等の修正をちょこちょこしているような状態です。

誤字、脱字等にお気づきの際は、吉田様のようにお知らせいただくと助かります。その都度修正して参ります。貴重な資料だと思っていますので可能な限りの「完全復刻」を目指しております。

よろしくお願いします。

 研究資料1  イレブン  2022年11月26日(土) 5:47 修正
※7年前撮影した画像です。

上:目画像@0167
下:目画像A0190

 研究資料2  イレブン  2022年11月26日(土) 5:49 修正
上:目画像B0201
下:目画像C0208

 研究資料3  イレブン  2022年11月26日(土) 5:52 修正
上:目画像D0232
下:目画像E0246

 研究資料4  イレブン  2022年11月26日(土) 5:55 修正
上:目画像F0256
下:目画像G0261

 研究資料5  イレブン  2022年11月26日(土) 5:57 修正
上:目画像H0267
下:目画像I0279

 参考資料:岩田系の栗鳩   イレブン  2022年11月25日(金) 23:19
修正
栗の長距離胡麻鳩です。

 表情  イレブン  2022年11月25日(金) 23:21 修正

   ky  2022年11月25日(金) 8:07
修正
メールで資料送りましたご覧下さい。

 ・  イレブン  2022年11月25日(金) 23:18 修正
MIT様に先ほど転送いたしました。

   ky  2022年11月24日(木) 7:43
修正
換羽の途中の鳩は摑
おはようございます、文中上記の誤変換が2箇所あります、この口伝半分くらいしか保存していないので、有り難いです、関西で言われている理論とマルキ系理論と最後の一点が違うなあといつも思っています。

 マルキ系理論に興味があります  MIT  2022年11月24日(木) 9:50 修正
マルキ理論に興味がありますので、ご教授してください。

関西で言われていることと何が違うのでしょうか?

前のキングオブ稚内の時に、この鳩について語りますか?と言いましたが、
語りあう事が出来なくて残念でした。

私だったらこの鳩にBCWの♀をかけRCの黒点を減少させると伝えたかったのですが・・・

違いについてご説明頂けるとありがたいです。

 奇跡の大逆転 ワールドカップ ドイツ戦勝利!  イレブン  2022年11月24日(木) 5:06
修正
イヤー、びっくりしました!すごい試合でしたね!

 巨匠・名人珠玉選集:【完全復刻引用研究版】伊藤凱三『口伝・鳩学事始』No:010(『愛鳩の友』誌[1995年9月号P78〜P81より引用])  イレブン  2022年11月23日(水) 3:29
修正
※編集中










◇◇◇◇◇◇ 名匠の実践講座 「その9」伊藤凱三 ◇◇◇◇◇◇◇◇

 旗は振るべきか立てるぺきか。鯉のぼりに爆竹、剥製までも動員し、勝利を信じての連日の鍛練である。早朝に体を、日中は肺臓を鍛えつつ。
 暑いとばかりも言ってはいられない。じきに、若鳩は秋レースという戦いへ赴く。未明に、単羽二羽で帰ってこいと、名匠は心を鬼にしてワカを放つ。ただし日出るころの放鳩は控えよ、とも。朝もやにけぶる景色は本当ではないのだから。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ◆◆◆  鯉のぼり強制舎外 ◆◆◆  伊藤凱三  2022年11月23日(水) 3:33 修正
暑さに弱い鳩にはもちろんですが、飼い主にとってもつらい季節がやって来ました。トリをバスケットに詰めて鳩舎から下ろす仕事ひとつとっても、汗だくの重労働です。ですが、この春に引いたヒナ鳩か人前に舎外や放鳩訓練を始めていくのは何とも楽しみですね。疲れか癒される光景です。

◆◆◆  鯉のぼり強制舎外 ◆◆◆

 前回の補足で、換羽について少し述べます。若鳩の換羽を失敗すると、孫の代まで影響か出ると申します。つまり換羽をバロメーターにして、タネにのけてもあまりうまくない鳩がわかるということです。トヤが不調なのは健康状態が悪いのであり、たとえば内臓か悪い場合など羽毛が一度に抜けます。副翼の形も悪くなり、子、孫にも影響が現れます。

 そういう体が弱いトリなんですが……中には可愛いのがおる。頭はいいわけですから、体が強い相い方をあてがったり、ただ鳩舎で大切に飼ったりということをします。私はあまり殺生しませんね。

 12枚ある尾翼のうち2、3枚が生え代わらない鳩は過保護です。「自腹」などどいい卵を産むばかりで自分では抱かないのを繰り返していると、こういう現象か見られます。抱卵させたほうが、親鳩は一時は疲れてもじきに回復します。自然の摂理に反するほうか調子を悪くするのだと思います。

 抱卵の問題のほか、エサが良すぎても尾翼の換羽は不調になります。脂肪分の多いナタネ、エゴマ(註I)、アサノミなどは与えないほうがいいでしょう。脂肪分を取り過ぎると呼吸が早くなり(註2)、調子が狂って短命に終わります。

※註1……昔の番傘、蛇の目傘の表面に塗っていたのがエゴマです。雨具に使ったくらい、油分が強かったのでしょう。

※註2……人間も、脂肪分の多いものを食べると、若干呼吸が早くなります。浅い呼吸、よすぎる新陳代謝では長生きはおぼつきません。長生き=「長息」なのです。

換羽の話はこれぐらいにします。

 さてオフーシーズンもレース鳩は鍛えてやらないといけません。基本は毎日の舎外運動です。一日中出入口が開いていて鳩が自由に飛んだり帰ったりしているのが自由舎外。鳩舎によっては出入口を開けておく時間を決めているようです。強制舎外は、旗や花火などの小道具を用いて、決められた時間に鳩群が飛び続けるようにしむけるものです。

 強制舎外にも二通りあります。旗をプンプン振り回す、花火や爆竹で驚かす、鷹のハクセイを出入口に置いておく等で鳩を文字通り強制的に追いやるもの。言ってみれば恐怖政治を敷くわけです。もうひとつはもっと穏便な方法で、飛翔時間を、立てた旗一本とエサの量で好きに操るのです。鳩の調子がよければこっちで十分イケます。

 私の鳩舎は「こいのぼり」。スーパーで売っていた小さい白黒のやつを2匹、鳩舎の横に立てておきます。鳩はこれが出ている間は飛んでいて、下げたと見るとメシの時間だと帰ってきます。近所の人たちもみんな、こいのぽりを見ているようですよ。

 花火などでビックリさせる作戦は、普段より長時間飛ばすときや飛びが悪いとき、屋根にとまったとき、またはワカが初めて強制舎外に出るときに有効かもしれませんね。ただ、真っ直ぐに上がらずによその家に飛び込んでしまったという話も開きました。くれぐれも気をつけてください。用もないのにご近所を怒らせる愚行は慎みましょう。

 ハクセイは効き過ぎるらしいですね。出入口から下ろしても、鳩は20分くらいはこわがって入らず、ずっと飛んでいるのだそうです。

 ◆◆◆ パーキングエリア大作戦 ◆◆◆  ■■■■  2022年11月23日(水) 3:46 修正
 強制舎外では時間帯を決めた方が規則正しい管理ができ、入舎もスムーズで、良い習慣が形成されます。それが固まった上で、時おり旗を振るなどして負荷をかけ、長時間飛ばすと更によい結巣が山るようです。

 時間帯ですが、早朝、日中ともにそれぞれメリットがあります。早朝と夕方は気温が低く、大気は下降気流になっています。この気流に逆らって飛ぶのは大変で、鳩には筋力が付きます。逆に日中は上昇気流で飛ぶのは楽ですが、気温が高いので呼吸が荒くなっています。こういう時に旗で追ってやれば、次第に上空は涼しいことが分かってきますから、2,3日もすれば良く飛ぶようになります。気流を上手に見つけて飛び続け、呼吸器系を鍛えることになります。

 強制舎外では「固め打ち」が、自由舎外では「ブッチギリ」が多くなると言われます。もともと鳩には集団になる性質があり(註3)、一羽だけになることをことのほか恐れるのです。強制舎外で常に鳩舎一丸となってビュンビュン飛ぶことに慣れると、一羽だけ抜け出て帰る、ブッチギリが少なくなります。その分、早く帰れば上位を独占する固め打ちになりやすく、これを狙って強制舎外にするのもいいかもしれません。また悪天候でばらけて帰るときは自由舎外の鳩舎が強いものです。

※註3……中国語で鳩は「鴿」と書きます。群れ集まる鳥ということです。

 ところで10日間の強制舎外よりも1回の放鳩訓練の方が体力が付くのです。舎外失踪も防げます。…と、。分かっちゃいるけど“あまりやりませんね。車に乗るのが好きじゃないんです。仕事柄、日がな一日乗っているので休みの曰くらいは、となるのです。こういうことでは、勝てません。

 訓練を徹底的に敢行している鳩舎はやはり強いです。ですが(自分を擁護するワケではありませんが)訓練は両刃の剣です。疲れが完全にとれないまま重ねていくと、骨格が狂ってきます(註4)。筋肉がバランスよく発達しないのです。あんまり酸素を入れずに筋肉を使い込むと、ボディービルダーのようなごつい感じになります。。逆三角体型“が持久力にすぐれているというわけでなし、鍛えればいいというものでもありません。

※註4……私見ながら、マラソン選手はバランスがとれてかっこいい。
    でも、短距離の選手はごつい体つきをしています。

 純粋に帰巣本能を高めたいときに単羽訓練をかけることがあります。普通は一羽一羽、間隔を置いて放したり、一羽だけ持っていったりしますが、失踪を防ぐためにできれば二羽ずつの方がいいと思います。二羽を同時に放してもいっしょには飛ばないものです。くっついたり離れたりしながら何となく同方向に進みます。強豪鳩舎の中には、「落ちなば落ちよ」と一羽の単羽訓練を行なっているところがあり、これをくぐり抜けた精鋭部隊はやはり強いですね。

 瀬戸内地方にこんな訓練をかけている人がおります。ダンボール箱に鳩を一羽ずつ入れたものをいくっか用意して、夜のうちに高速道路のパーキングーエリアの公衆電話のボックスの上に置いて回るのだそうです。鳩は暗いうちは箱のなかでじ1つとしています。やがて日が昇ると羽ばたいて住処をめざすのです。

 鳩の帰還云々もさることながら、電話ボックスの上に置いてあるのが見つからなければいいが、などと人ごとながらヒヤヒヤしますね。ともあれ、こんなことをしている人に勝とうと思うたら大変ですよ。人と違うことをしなければ勝てないというのはこういうことなのだなあ、と思ってしまいます。

 ◆◆◆  ガタガタ道を行こう ◆◆◆  ■■■■  2022年11月23日(水) 3:48 修正
 9月には秋レースが始まります。、今年の年明け以降、まだうすら寒い早春から引いたヒナが表舞台に立つのです。まだピイピイいっている今のうちからこそ鍛えてやって、悲しい目に遭わんようにしてやらんといけません。

 毎日の舎外については成鳩と同じですが、この時期、クセの悪い成鳩には要注意です。ビルや屋根の上とか電柱に止まる鳩は閉じ込めて舎外させないようにします。ワカがまねしてしまっていけません。この、止まるというのは遺伝しますね。電線に止まるヤツの子はやっぱり電線に止まっています。

 私は巣立ちして3ヵ月、100日目くらいから訓練を掛け始めます。少しゆっくり目かもしれませんね。10キロくらいの短距離から始めますが、いったん取りかかったら、半月とか1ヵ月とかの間、3日間隔くらいで集中的に行い、短期間で一気に体を作っていきます。

 8月に入ってからは秋レースに照準を合わせた訓練を行います。私は秋は若鳩のためのシーズンと思っております。ワカの性能検定、訓練そして淘汰を兼ねた連戦連闘です。60羽くらいのワカでスタートして、最後の500キロ、若鳩レースの華・ジャイアンツカップを終えるころには半分以下になります。残ったトリは来春も選手として活躍してもらうほかタネにするときもあります。

 さてワカの訓練ですが、一割ほど先生役の成鳩を混ぜてやると集団失踪が防げます。

 訓練に行くときは悪い道を通るほうがいいです。高速道路で気持ち良くまっすぐに目的地に行くのよりも、下の道をトコトコ辿って行って、カーブあり交差点あり、適度に車内で放鳩カゴが揺すられるのがいいのです。揺れることで腰が強くなり、ひいては首が強くなってバランスのよい体に発達します(註5)。

※註5……中国大陸の「ケンカドリ」、闘鶏。トリを小鳥のカゴに入れて、振りながら散歩するのだそうです。

 日の出の前後に放鳩するのは控えた方がいいでしょう。山腹や川筋では必ずもやが出るので羽根が濡れて飛びにくいのです。もやをよければ方向判定を誤りますし、また地平線の角度や太陽の位置が錯覚でズレて見えがちなのです。こんなときは帰りが悪いので、日の出の30分後にずらすなどの工夫が必要です。

 秋レースに出すのは、一番子か5五月末までに生まれたワカにしています。それより小さい、ヒイヒイ鳴いているようなのでも結構よく帰りますし、200キロ先に迷い込んだりもしますが、トヤの関係もあって少しかわいそうなので、出さないことにしています。

 秋レースは掛け値なしのスピード戦。メスでこまい(小さい)、灰色の明るいトリに期待いたします。テクニ。クを競うよりも、本能的なものをぶつけあう勝負になります。いかにバランスを崩さずすばやく飛べるかにかかっているので、体に対する翼の比率が大きい、小ぶりなボディのトリが強いのです。

 レースが「性能検定」の名称になっている場合もありますが、そうでなくても自分で設定すればいいのです。例年、帰りが悪いレースでこれと決めた鳩が帰ってきたら「合格」、そのトリを産んだ配合はひとまず正解ということです。距離は伸びていなくとも構いません。地域によって例えば200キロ、300キロでも帰還コースによっては帰りが悪いレースがあるものですから、そこに投入します。私の地区の場合、200キロの支部レースに始まって3、4、500キロの連盟レースまで全鳩全投です。訓練が淘汰です。

 【関連資料1】■500キロに上位入賞する鳩は、来春のレースで長距離が期待できます。■ 伊藤凱三 「今月の管理 西日本地方 9月 」(愛鳩の友1983年9月号P274〜P275)  ■■■■  2022年11月23日(水) 4:14 修正
九州地方では、まだまだ残暑の厳しさがのこりますか、中旬には秋季レースに入り若鳩の性能検定も始まります。

 秋は新入会員、学生の方も、舎外、訓練と情熟で好成績のチャンスもありますので頑張って下さい。

 若鳩にとっては命掛けのレースとなり目の届かない遠方で死ぬのが心のこりですが、6月生まれの若鳩まで、私は鬼になって思いきって淘汰をいたすべくレースに参加致しております。

 残暑の気温は若鳩の呼吸器系を鍛えるのに最適です。換羽にともなう呼吸器、骨格、筋肉のバランスも悪くなり、若鳩にとって気の毒です。また内臓の悪い鳩は後日帰りは望めません。(消化器系は鍛えることは難しいようです)

 北部九州ではスピード性のある鳩からレースに落後して行き、琵琶湖周辺の500キロ地点になりますと、遅い鳩同士のレース展開になり、毎年悩んでおります。だけど、上位人賞鳩は春季レースになりますと力強くなり、スピードも増し、長距離を何回も帰還する鳩になり、大変気にいった放鳩地点です。

 若鳩には2度も3度も方向判定をしなおして帰還するコースを放鳩地点に選んでみるのも楽しみです。

 私の鳩舎では、秋のレース中、若鳩の皺雌はツガイにしません。また雌鳩は卵を生ませません。調子をあげながら右記のことを守ってレースをしてゆくのは大変にむずかしいと思いますが実行して見て下さい。秋は良い結果が出ます。

 秋のレースには、雄々とか雌々に生まれた若鳩は使翔しやすく、注意して観察して下さい。

 若鳩は疲れてくると、見ばえがしなくなり、殺生している人もおりますが、レースに参加して、もう一度チャンスを与えて下さい、其の方が安くつき、勉強になります。

 大事にしていた種鳩が、9月下旬までに換羽を始めない場合は皮下脂防の付き過ぎですので、ニラと野菜だけで5日間位飼料を与えるのをやめて下さい。毛替えをはじめます。

 巨匠・名人珠玉選集:【完全復刻引用研究版】伊藤凱三『口伝・鳩学事始』No:009(『愛鳩の友』誌[1995年8月号P72〜p75より引用])  イレブン  2022年11月22日(火) 17:05
修正
※編集中






◇◇◇◇◇◇◇名匠の実践講座 「その8」伊藤凱三◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

愛鳩が一年中で最もみすぼらしくなる季節が来た。風の通らぬ鳩小屋では銘鳩の翼は育たぬと名匠は一言。主翼の揃わぬトリをこそ胸躍らせて長距離に送りだせとは逆説に非ず。けれどわかるだろう、そっくり脱毛したのは病んでいる、とも。鳩の生涯十数年、クスリ漬けにするのはいかんともしのび難い。日の光、清い水、そして自身の回復力。けだし自然こそが至高のクスリである。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ◆◆◆ 不揃いの主翼に期待 ◆◆◆  伊藤凱三  2022年11月22日(火) 17:10 修正
 私の所属する九州支部連盟の今シーズンは全般的に悪天候に泣かされました。ゴールデンカップ 1000キロなど、開開 (かいびやく )以来の全滅レースになってしまいました。このくらいの距離になると参加羽数も少なく、日延べでどんどん経費がかかってしまうものですから、見切らなければならなくなるのでしょう。これはもう運命ですから、役員の方を責めることなく受け入れましよう。

 私もこのレースには13羽を投入しました。結局、15日後に1羽が記録外で帰っただけ (註 1 )に終わりましたが、
「今日こそは帰るかな 」
 と、一週間ほど楽しませてもらったので満足です。帰った1羽はほめてやらんといけませんね。こいつは来年も飛ばそうと思います。

※註 1…編集部注。九州北支部合同会によると、紀録切れの8日目に2羽、その後の後日帰りが2羽あったということです。

◆◆◆ 不揃いの主翼に期待 ◆◆◆

  今月の主題は換羽 (トヤ、毛換え )についてです。

 鳩は生き物ですから、生理的な換羽は生きている間中行っています。全体で5000本近い羽毛が、バランスよく抜けかわっています。卵を産むときには、腹の羽毛が抜けますね。自然の営みとは良くできたものだと感心いたします。

 そのほかに、主翼と副翼、尾翼が抜けかわることを換羽と申します。主翼と尾翼は毎年換わり、副翼は最初の年には2枚、それからは1年に1枚ずつくらいのペースで換わっていくようです。

 ヒナ鳩は生まれて40日目くらいになると首のあたりの羽毛が抜け始めます。これが成鳩になると主翼から始まっていきます。換羽の進み具合は各鳩舎ごとに違いますが、ともあれ11月半ばまでには主翼が10枚とも揃っておりませんと、鳩を掴んだときに手持ちが悪くなり、品評会での入賞は望めません。
                            
 大体が、換羽の途中に掴まれることを大変に嫌がります。

 成鳩がレースシーズン中に換羽が始まり、1000キロに参加する段階で主翼が不揃いなときは期待いたします。主翼の1枚目から3枚目が抜け落ちているのは新陳代謝がよく、元気一杯、絶好調 !というサインなのです。片方で10枚しかない主翼の3分の1がない状態で長距離を飛ぶなど、足をケガして陸上競技に参加するようなものに思えるかもしれませんが、さにあらず。元気なトリには主翼の2、3枚など邪魔になるくらいのものです。

 鳩舎構造の如何により、風通し、温度や湿度がそれぞれ違ってきますね。一般目に、ムレた鳩舎は換羽が早く進みます。
                                  新しくはえてきた羽根の状態によって鳩舎の換気に問題がないかどうかが分かります。ヒナ手羽よりも先の細い、貧相な主翼が出るようでしたら、換気が悪く鳩舎内が酸素不足になっています。こういうときは、金網のそばに鳩がたくさん固まっているものです。              

 鳩は体温が高く、呼吸が早いのでかなり酸素を必要とするようですよ。またこの時期には羽数もかなり多くなっていますから、文字通り息苦しい。その結果、換羽に失敗して羽根が悪くなり、帰れない鳩ができてしまいます。 

  とにかく通風口を早急にこしらえてやることです。自宅や近所の家をよく見て (註 2 )、鳩舎のある地区の風の通り道を調べ、窓や換気口を空けて金網を張りましょう。

※註 2 …… 「家を建てるなら近所に住む大工さんに頼め二日照や通風の特徴を熟知しているからです。

 ◆◆◆ メイン・ディツシュはお魚  ◆◆◆  ■■■■  2022年11月22日(火) 17:13 修正
 この時期の鳩舎掃除では、羽毛を外に出さないことに心を砕かないといけません。抜けた羽根が舞い出ると、風に乗って軽く10メートル四方くらいは飛んでいってしまいます。ただでさえ鳩飼いは肩身の狭い今日このごろ。さらに苦情のネタを提供するようなことは何としても避けなけれ ばなりません。

 そのためには、まず、金網を目の細かいものに取り替える方法があります。それでは手間とカネがかかるという向きには、ダンボール箱で羽根を集める安上がりな工夫を伝授しましょう。

 プラスリンの空き箱くらいの小ぶりのダンボ |ル箱を、鳩舎の四隅に置いておきます。箱はフタを中に折り込んで上をあけ、開いた側を壁に向け、2、3センチ離して置くようにします。鳩舎の中に立っと箱の底が見えている状態になるわけです。鳩の羽毛は空気の流れに乗ってくるくると動きますから、こうしておくと箱の中にたまっていきます。

 また、コンパネなどの板を入口に合う大きさに長方形に切り、下3か所に角材を打ちつけたものを扉の内側に置いておきます。風呂場のすのこのような、または玄関マットのようなものを想像してもらえればいいでしょう。この板の下にも羽毛が入り込み、入口を開け閉めするときに外へ出るのを防ぎます。                          

 換羽の時期は確かにトリも体力を消耗しているのでしょうが、自然現象ですし…。私の鳩舎では特にこれといってエサの内容や量を変えたりはいたしません。しいて言えば、エサをよく太陽にあてることくらいですか。これは前 Mの、梅雨期の対策のときも言いましたが、とにかく日に干していれば間違いはないように思います (註 3  )。

 エサといえば、鳩などの鳥類は動物性タンパク質のうち魚類以外のものの吸収は悪いようです。乾燥タイプのドッグフ Iドを鳩に与えている人がおると聞きますが、牛肉エキスなどの成分が鳩に合わんようですね。吸収されないで体のなかにどんどん溜まっていきます。

 逆に、カキの殻などは理にかなっているわけです。「メジロにはフナコを食わせろ」と聞きますが、なるほど鳥類は魚類、特に川魚をよく吸収しますね。フナコは干した鮒を粉末にしたもので、”魚粉“として売っています。これを鳩にやっていた強豪鳩舎を知っています。ニラなどの野菜に混ぜて食わせたのではないかと思われます。ですが、かくいう私はフナコは使いません。何かいかにも高栄養のタンパク質とカルシウム、という感じがしますが、実は興奮剤です。失敗がこわくて、使えないでおります。

※註 3……干すことによってカルシウムが増えるように思います。もちろん殺菌作用もあります。

 ◆◆◆ やっぱりクスリに警鐘 ◆◆◆  ■■■■  2022年11月22日(火) 17:18 修正
 この連載中繰り返し述べていますが、みんなクスリで成功してクスリで失敗していますね。私はそもそもがあまり頼りたくない方ですが、特に換羽の前は使つてはいけないと思います。

 病気になったときは治療しますが、予防でバンバン投与するのは危険です。何もかかっていないうちからクスリをやると、鳩体の方に抵抗力がついてしまい、肝心なときに効かなくなります。

 クスリは体内に蓄積するものです。生き物がもともと持っていて、病原菌に対抗する腸内細菌を狂わせます。蓄積していった分は体にとって反対に毒になってゆき、いろいろな悪影響を及ぼす。これが副作用です。若いとき、元気なときには解毒できるのですが、パワーがなくなってくると毒に負けます。もしも換羽期に副作用が出ると、レース鳩の命である翼にモロに現れ、1シーズン棒に振ってしまうかへ夕をすると選手生命に関わります。

 羽根の根元は言わば血の塊です。羽根が伸びきるまでは羽軸の中は血管のような状態です。栄養分が乗った血が通っております。羽根が伸びきったら。血管‘はなくなり、羽軸のなかに空洞が残ります。タケノコのようです。

 けれどもクスリの副作用が出ると羽根が途中から折れたり、羽軸から羽根が開かなかったりという症状が現れます。また、古い羽根がごっそり抜けることもあります。先ほど主翼が早めに抜けているのは新陳代謝がいい、元気な証拠と申しましたが、それとは違ってこの「ごっそり」は体調が悪い証拠です。

 前にも言いましたが、換羽は目立たないように進むほど鳩の状態は良好なのです。体調さえよければ早めに抜けた羽根は次も早めに生えてきますから、全体の毛換えは速やかに進み、いつの間にか完了するものなのです。
 
 クスリの話に戻ります。たとえば予防薬を毎年2、3回やるとすると、12、3歳まで巣引きをすればいくら1回の量を抑えてもいずれは体が狂ってくるのは間違いありません。ニワトリのブロイラー、養殖のハマチのように短期間の生命でしたら、その固体にはクスリの弊害は出ずに終わります。もちろん人間はその問題のしろものを食べているというわけですが (註 4 )…。 

※註 4火葬場で、肉とも骨ともっかぬ青い焼け残りを見たことがあります。職員にきいたら「体に残ったクスリだ」と言っていました。

  ◆◆ 幸福の赤い鳩痘 ?◆◆◆  ■■■■  2022年11月22日(火) 17:21 修正

 最後に若鳩の管理について話します。巣立ちを終えた若鳩が選手鳩舎に馴染みはじめたこの時期は、最も病気にかかりやすい時期でもあります。人間も幼稚園児のときにはたいへん多くの病気を持ち帰ります。鳩も全く同じようで、免疫や抗体を作る時期だと思われます。人間であれ、犬や猫であれ、こういう時期を通過せんといけません。ここを越えるとひとつ、強くなりますよ。

 病気は水からうつることが多いので、鳩が水を飲み終えたら飲水器を外へ出してしまいます。呼び込んだらまずエサを食わせ、続いて水をやります。飲水器に寄って来なくなったら下げ時です。

 また、エサを多めにすると、悪くなったものやネズミのフンなどを食べる心配もなくなります。エサの残りを見ると大麦が少しだけあるくらいが適量です。鳩は食いづらい大麦があまり好きではないので、他のエサを選んで食うのです。

 余談ですが、若鳩の代表的な病気である鳩痘が発生すると、そのシーズンに期待する人がおられます。以前、そういう時にたまたま好成績をおさめた経験があって、縁起をかついでのことなのでしょうか。それとも治療のために使ったクスリがそれ以上に効いて、いい結果につながつたことを思い出してのことなのかもしれません。長い間鳩をやっていると、他人には推し量りにくい楽しみ方をする人がおるもんです。

 若鳩はよく日光浴をさぜてやってください (註 5 )。舎外では羽毛を体表面に密着させるので皮膚に十分日光を当てるまではいきません。直接、頭の上から光を浴びるだけでなく、とまっている屋根や地面から幅射熱を合わせて受けるほうが生き物には向いているようです。犬や猫もよく腹這いになっていますよね。石畳に集まっているドバト然りです。

 若鳩を鍛え込んでいく訓練については次回にお話します。

※註 5…制服を着た郵便配達夫より、昼休みに40分間ハダカで日光浴をする地下鉄職員のほうがたくさん日を浴びているそうです。余談ですが

  【関連資料1】■若鳩の換羽に注意しながら、舎外、訓練を計画しましょう。■ 伊藤凱三 「今月の管理 西日本地方 8月 」(愛鳩の友1983年8月号P228〜P229)  伊藤凱三   2022年11月22日(火) 20:13 修正
暑中お見舞い申し上げます。

 私はこの時期、若鳩の換羽を第一に考えて管理をやっています。

 若鳩の時、換羽を失敗致しますと、孫の代まで現われてきますので注意して観察をおこたらないようにしております。羽毛は一本も無駄のないように神様が作っております。長距離を何回も帰還した鳩の子は換羽も早く、秋のレースにむいています。

 私の鳩舎は自由舎外で、個人訓練も致しておりませんので書くことがありませんが、裏面の方から感じることを書いてみます。

 強制舎外ですと、鳩が気流を良く読むようになり、かたまって帰りますが、総合優勝(ブッチギリ)が少なくなります。

 個人訓練のやりすぎは、骨格も狂い、恥骨も甘くなり、長距離を2年、3年と翔ぶうちに、スピードがなくなってくるようです。

 長距離を何回も上位入賞するような鳩は、生後3ヵ月位の体型に戻っております。飼育者が舎外と訓練で、体型を自由に替えることは難しいようです。

 若鳩の訓練で日の出前後の放鳩は、水蒸気の多い大気の時は屈折現象によって太陽の角度が狂ってきますので注意して下さい。2、3のグループにして放鳩してやりますと全滅が防げます。若鳩訓練で有視界飛行の30キロ地点でも、1000キロレースより過酷な時がありますので慎重にして下さい。

 若鳩に予防薬を与えた時は、一気に飲みほしたら真水に替えて下さい。

 若鳩が病気になるのは、蛋白質のやりすぎと、ストレスによります。そういう時は、青菜、鉱物飼料とカルシウム、ミネラルの多い餌を与えて下さい。

 若鳩のメインレース、高松宮杯、読売杯を制する鳩は、血統、骨格、肉質、勇気、全部を揃えております。

 秋季レースに負けると、春季レースもあまり期待出来ません。暑さに負けず、優勝を目標に頑張りましょう。

 2022年配合 源流ゴジラ×帝王GNクイン  イレブン  2022年11月21日(月) 21:17
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 帝王ゴジラ号の両親 【源流モンロー号】×【帝王1918号】  イレブン  2022年11月21日(月) 21:33 修正

 帝王GNクイン号の父【帝王三代目号】  イレブン  2022年11月21日(月) 21:35 修正

 イレブン専用資料  storage room   2022年11月20日(日) 3:18
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《pw》 breed :J.Louis.Opel

















○『THESECRET OF EYE-SIGN』『A Practcal Approach to the Study of Eye-Sign』




   MIT  2022年11月20日(日) 11:15 修正
やはりオペルのRCのイエローがかった黒の点が少なく、スタンスの良い鳩は良いですね。

キープセーク、ホワイトアイ、ブルドッグオブオペルは良く飛びましたね。

 キープセーク  イレブン  2022年11月20日(日) 17:27 修正

 ホワイトアイ  イレブン  2022年11月20日(日) 17:28 修正
・イレブンは、この目が、ウエッジの輝く「白」=「プラチナ」の「銀目(石目)」だと思っております。

 ブルドッグオブオペル  イレブン  2022年11月20日(日) 17:30 修正
・これが本物の「ブルドッグオブオペル」の画像です。独特の茶胡麻模様です。

 9117  イレブン  2022年11月20日(日) 17:31 修正
こうして並べてみるとオペルの栗は本当に魅力を感じますね。惚れ惚れします。

 3622  イレブン  2022年11月20日(日) 21:51 修正

 巨匠・名人珠玉選集:【完全復刻引用研究版】伊藤凱三『口伝・鳩学事始』No:008(『愛鳩の友』誌[1995年7月号P150〜P153より引用])  イレブン  2022年11月18日(金) 4:37
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※編集中




◇◇◇◇◇◇ 名匠の実践講座 「その7」伊藤凱三 ◇◇◇◇◇◇◇◇

気の滅入る梅雨の時期は、欲しかった鳩を手に入れる絶好機だ、と名匠は示唆する。
気が滅入っているのは銘鳩の持ち主も同じことなのだ。
オフ期の今も、名匠は若鳩とのコミュニケーションに余念がない。
撒き餌で手なずける「コンパネ作戦」然り。
巣房に手を入れて長距離向きか短距離向きかを見分ける「前進後退チェツク」然リ。
…すべて根底に流れるのは愛鳩精神であった。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




 ◆◆◆ 鳩舎でライン引き ◆◆◆  伊藤凱三  2022年11月18日(金) 4:46 修正
 そろそろあちこちで祝勝会を開き始めているころかと思います (註 1 )。私なども出席しては、よう飲みますからねえ…。言いたい放題の会になりますが出席したらしただけのことはあるものです。
  負け惜しみしながら、「秋こそ。来春こそ」という気になっていくわけです。

※註 1…編集部注。講師の伊藤氏は今春の地区 C H700 Kで総合3、5、6位と大活躍されました。

◆◆◆ 鳩舎でライン引き ◆◆◆

 レース鳩の大敵、梅雨の時期が来ました。北海道の鳩舎には関係ない話ですが参考までに耳を傾けて戴きましょう。鳩の毛質はニカワ質ですので、水分を吸ってしまうと傷みやすい .のです。またエサにカビを生やさないためにも梅雨の対策が重要です。もっとも、鳩舎の中に空気が流れていればどうということはないと私は考えております。

 空気の対流を絶やさないために、換気扇をまわすとよいと思います。換気扇の風と通風口からの風が鳩舎に流れます。風が直接鳩群に当たらないほうがいいですから、換気扇の前にベニヤ板を立ててワン・クツションおくようにします。

 湿気対策として、床にカキガラや石灰粉を撒くのもいいでしょう。細菌感染の予防にもなります。カキガラはプラスリンに入っているくらいの大きさのものを使います。ニワトリのエサとしてこちらでは20キロ600円位で売っています。撒いたものをついばんでいるヤツも見かけますが放っておきます。

 石灰粉は小学校や草野球でライン引きに使うあれです。園芸用品として売っています。軍手をはめて床にこすりつけてやるほか、水でゆるめて刷毛で壁や柱に塗り付けると効果が大きい。実のところここまでやることもないような気がしますが、気休めというかお守りのような意味でやっております。週一回くらいの割で、飲水器に石灰粉を一つまみいれてやってもいいですね。

 病気について。この時期はヒナが巣立ちを終えて鳩舎にどんどん入り密度は高い、選手鳩はレー|ス疲れ、後日帰りで病原菌は持ち帰ってくると病気が発症する条件が揃っています。あらゆる病気がー番出やすく、予防にこれ努めます。普段はクスリは使わん主義の私も自説を曲げる時期です。

 処方箋に従って病気ごとに予防薬を飲水器に入れます。飲水器に入れただけなので、当然たくさん飲む鳩と飲まん鳩が出てくるわけです (註 2 )。ベルギーでは一羽ずつにやっているとも聞きますが、そんなに手は回りませんのでこれ以上はほっておきます。基本的には、生きものとして自分で治すべきです。

 次にエサの管理と与え方です。買ってきた20キロ入り大袋のエサはこの時期は直接床に置かないようにしています。コンクリー卜の床はひどく湿気を持っていますので、中のエサがカビてしまう。カビは毒です。病原菌の巣窟となり、特にワカからやられます。エサの袋は床から50センチ位の高さの風通しのよい棚に置いておきます。

 この季節はエサにコクゾウムシがわくので殺虫剤(だと思います)で燻蒸してあります。これをこのまま与えると鳩が下痢をする原因となりますので、 必ず天日に干してからやります。私は、赤ん坊にお湯をつかわすような大きめの金ダライに入れて半日風を通しています。そのあとは茶箱に入れておきます。ふたがしっかりできる箱であれば何でもかまいません。 置き餌の場合、特に大麦と小麦はエサ箱に残しっぱなしにしてはいけません。すぐに湿気を含み、食べると消化不良の原因になります。

 私の鳩舎では撒き餌です。以前は直接床に撤いていましたが、数年前からはエサ撒き用の台を使っています。これは、たたみ一畳位の大きさのコンパネ(註3)を半分に切って両面に淵を付けたもので、私の手作りです。四角いちゃぶ台に淵が付いたものを想像してください。表に向けた方の淵でエサがこぼれないようにし、裏側の淵は台の足替わりになります。くるっと引つ繰り返して両面同じように使えるので、乾いた方を上にしてエサを投げています。フンをする床に撒くより清潔で気持ちがよく、自画自賛しながら使つております。

 ◆◆◆ 今こそ目ざす鳩にアタック ◆◆◆   ■■■■  2022年11月18日(金) 4:49 修正

 水浴びは五日に一度くらいの割合でさせます。させないでいると、ヒナ鳩が飲水器にクチバシをつっこんで、水を体になすりつけるような仕草をいたします。極端な場合は飲水器のまわりに鳩が群がって同じようにもぞもぞやっておりますので、さっそく水浴の手配です。前日の残り湯 (註 4 )に防虫用に塩を一つまみ入れて浴びさせます。冬から春にかけてはお酢を入れて疲労回復させました (五月号参照 )。鳩もいろいろな調味料のお世話になります。 
註 4…残り湯はさら湯よりミネラルが豊富…な訳ではない。単に、もったいないから。それに程よいぬくみがあります。       

 私の住んでおります九州地方はとくに長く本格的な梅雨です。さぞかし本腰を入れて立ち向かわなければならないかと思われていますが、私自身はさほど気にしてはおりません。飼い主が梅雨でどうにも陰気臭くて参ってしまい、その目で鳩を見るものだから、余計に何かしてやらねばという気持ちになって対策に追い立てられるのでしょう。

 レースが終了したこの時期は種鳩導入のチャンスです。普通は秋から年末の、配合の前になってタネ探しに入る人が多いのでしょうが、ちよつと目が利くのでしたら、今の時期がいいのです。

 というのも、元の持ち主をオトシやすいからです。誰しもいい種鳩は出したがりません。ですが、不本意なシー|ズンで歯 みしている人、ガックリきている人にはアタックのし甲斐があります。引いて、た子がダメだったり、鳩が老齢化しているのが気になっていたりで、うまくすると意中の鳩が手に入りますよ。そういう一生懸命交渉して手に入れた鳩は大事に飼いますね。向こうが売りたいこっちが買いたいで、サッと買えると、芸がありません。

  私は主に「愛鳩の友」で、これはという鳩を探します。近所の口コミでは全国誌の情報量とは比較になりません。本で自分の鳩舎の系統に合う血統を探して出掛けていきます。

 友だちと一緒に、一番遠くは東京までも出向きますよ。直接見んで、交渉まで全部自分でやるようにしています。特に近親交配で飛んでいるような血統に目を付けます。近親交配の弊害が少ない系統が系統としての成果、評価が固まったものですのでそれを探します。今は「鳩飼いの数だけ系統がある」ような状況ですが、私の言うのはそのもっと”奥の奥“、ブリクー、ローガン、オペルなどを指します。近年はヤンセンにも凝っております。019の孫など何羽かいますね。ヤンセンは使い易く、人なつこいので、飼っても飽きがきません。

 最後に申し上げますが、種鳩を貸し借りしたり、交換して導入するのはやめたほうがいいと思います。お金をかけずに手元に入れたトリは他にあげたり売ったりしづらいものです。子を引いても売りにくく、トラブルのもとになります。お金でやりとりすれば取引と割り切れますが、もらった鳩は生きものとして命を全うさせなくてはなりませんから。

 ◆◆◆ エサやりの楽しみ ◆◆◆   ■■■■  2022年11月18日(金) 4:54 修正

 若鳩が選手鳩舎で成鳩と一緒に暮らし始める時期になりました。私の鳩舎では強風の日、夕方の雨降りには舎外はしません。体の冷えから体調をくずし、病気信になりやすいのです。また、鳩舎の上空がちょうど博多方面の訓練コースに当たるらしく、晴れた週末の朝は舎外をやめます。集団失踪してしまいます。

 楽しみなのはエサの時間です。先述のコンパネのエサ台にエサをー摑み撒いては食わせをゆっくり繰り返します。ひと撒きするとワツと食いついてすぐに無くなります。鳩はこっちを見上げますから目があったヤツの方に投げてやります。ヒナが慣れるまで続けます。こうするとエサは飼い主がくれるものだということを覚え、手から食べるまでになります。

 ヒナの警戒心を解くために、鳩舎の中での動作はゆっくりと行います。巣房にいるヒナのクチバシをゆっくり触ってみたり好物のエサを二、三粒ずつ与えたりしてスキンシップに努めます (註 5 )。このとき巣房の一番下の鳩からエサをやり始めます。上の鳩がよく見ており、次  
※註 5…我が師、故・藤田雅昭氏は根っからの鳩好きでした。冬生まれのヒナの巣房に湯たんぼを入れて暖めてやったほどです。
 
 巣房に手を出すと、パツと床に降りるのと、奥に後ずさりするのの二通りがあります。前者は前へ前へと進むタイプ。スピード・レーサーの素養を持っています。そして後ずさり型は長距離レーサー|になる可能性が大きいです。基本的に生き物は後ろへ下がることはできないものですが、これをこなすということは大変りこうだということです。長距離を飛んでいて方向が分からなくなった場合、元に戻って方向判定をやり直せる固体だけが帰ることができる。とにかく前へ前へと突き進む鳩では帰れません。

 無記録の種鳩を選ぶにもいい時期です。雌同士、雄同士で生まれた雛のどちらかに割といいのが出ます。また、いつまでも童顔をした鳩にも目を付けます。子供っぽい顔をしているということは、オクテ、つまりゆっくり大人になるというこどです。大器晩成に期待できます。あとは両親に似ていない鳩。近親交配で、灰胡麻同士を掛けて灰が生まれた場合などは喜んでおります。もともと灰胡麻が主体だったのに、灰の方が優勢になった系統はよく飛んでいるようです。勢山系、今西系然り。見た目にも明るい、いかにもエネルギー溢れるような、期待できそうなものがよく出ています。

ところで以前の連載では、「 (病気になった若鳩は )早い時期に淘汰致しております」 ( 83年7月号 )と書きました。訂正します。殺生はいけません。生きている鳩は色々教えてくれますが、死んでしまったら萎んだ風船と同じです。若鳩を治療することは飼い主にとつて貴重な経験になりますので、是非治療してやつてください。病気はフンで判断し、薬を投与します。ヒナは薬が効きやすく、成鳩の3分の1の量の薄さで治ります。

 良い鳩ほど病気にかかりやすいものです。人間でもそうですが、頭がいいか体が強いかどっちかです。体が良くなければ、治して鍛えればいいのですから、病気にかかりやすい頭のいい鳩を大事にしてやってください 。

 【関連資料1】■高温、多湿は羽を痛めますので、換気に十分にしてください。  ■ 伊藤凱三 「今月の管理 西日本地方 6月 」(愛鳩の友1983年6月号P208〜P209)  伊藤凱三  2022年11月19日(土) 12:02 修正
春季レースもおわりです。・優入賞の方方、おめでとうございます。

 私は六月を反省の月にしております。反省が多い程、闘志も大きく燃えてきます。

 私の鳩舎では成績の良いシーズンの時は種鳩の質が低下しています。。勝って兜の緒を締めよ″の諺どおり、そういう時も優入賞鳩舎見学、祝賀会出席等で先輩の話に耳を傾け、来春に向けて種鳩導入の準備を致します。

 レース鳩にとって一番嫌いな梅雨前線の停滞の月ですが、鳩舎内に空気さえ流れていれば別に心配はいりません。

 床に貝殻を撒いて足の汚れを防いでおります。広島地方ではカキの殻をあける職業の人に喘息の患者が多いそうです。飼育者でアレルギー、喘息の人はカキ殼の与え方を工夫して見てはどうでしょう
か。

 新しく新建材で鳩舎を建てられた方は今年の梅雨には強制的に換気する必要があります。ホルマリン、尿素をはじめいろいろな薬品が使われており、羽質が悪くなります。

 夜、一度鳩舎に、電気を消して三十分位静かに座って見ませんか。ネズミ、ゴキブリ、フソ虫等安眠防害の音が聞えてきます。ぜひ退治して下さい。また南洋材(ラワン)で棚を作っている鳩舎は鳩の脚が冷え又小虫の巣になりますので、作りかえた方が良いと思います。

 水浴の後の水にクレゾール液を入れて鳩舎を拭きますと消毒と同時に小虫も居なくなります。動物用のネグホンでもかまいません。

 換羽の前は老鳩または近親交配に一番適した時期です。未来の種鳩を作出するのも鳩レースの楽しみの一つです。

 南九州の梅雨の時期に一度行ったことがあります。床から水分がにじみ出てきますが、地元の飼育者はあたり前で気が付いていません。私も反省。

 毛質はニカワ質で出来ていますので、高温、多湿に弱く、羽をいためますと呼吸器も弱くなり長距離帰れませんので工夫して下さい。

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スネークパパの部屋