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 統一理論について  MIT  2021年5月26日(水) 19:44
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梅雨に入りレースも中止となったので、少し過去を振り返って何を考えて鳩を考察したかを思い出してみました。

大学のそばの鳩屋さんで愛鳩の友を買いに行ったところ、チャンピオンという雑誌が創刊されており、写真も豊富だったので毎月購入しておりました。
その中の記事で、オランダのニッシンクさんが鳩の講評をしていたのを見て驚きました。 
かごから取り出した時から手渡される前までにその鳩について喋り出し、掴んでから更に細かく説明した事により、彼は外観からの情報を得てデータ判断していたからです。その判断は的確であり、それは判断基準を持っているという事でした。掴んでからは、顔の表情だけでなく筋肉構成、眼の構造、呼吸器の状態等を整理して鳩質を見極めているという感じでした。

この事から物理学でいう統一理論というか、鳩についての基本的な考察がヨーロッパでは持たれているという事でした。

鳩の資料を集める事から始めないといけないとの考えで色々と集め始めましたが、なかなか集まらずに挫折しかけていた所に1978年のフレミングのレース鳩に対する科学的考察を訳さないかとの誘いを受け、勉強会に参加しました。この本に書かれていることはなかなか理解しがたく、前提となっているビショップの本が必要だとして、購入したところ理解が進みました。

1965年にイギリスのビショップが提唱した認識の法則は、統一理論に必ず必要だと思います。

この後に、ビショップの認識の法則を説明し、アイサインと筋肉の発達の関連性を考察してゆきたいと思っています。



 統一理論についてA  MIT  2021年5月26日(水) 20:11 修正
ビショップ認識の法則  
1. NO SIGN 2.LYING SIGN 3.STANDING SIGN 4.HALF SIGN 5.FULLCIRCLE  これを繰り返すことにより筋肉層の進化(隆起)する
6.SERRATED SIGN 7.STRONG SIGN 8.BROKEN SIGN
9.YELLOW SIGN 10.GREEN SIGN 11.VIOLET SIGN
余談:3.はQUARTER SIGNとすべきかと思う。
理由は、筋肉繊維の発達に則した位置から最初はLYINGからはじまりQUARTER部分へ進化、そしてハーフへそれが全周めぐりFULLCIRCLEとしたほうが、進化の度合いを理解しやすい。

眼の構造        
レンズに付帯した筋肉層で、一般的に色のある上地と黒またはこげ茶に見える下地によりレンズの厚み瞳孔から入る光の量の調整をしている
筋肉層の発達により下地のアウトバンド側が盛上り、虹彩は外側に押される。
それによりアイサインの輪の一部は少し陥没し下地へ触れ暗く見える。(これがアイサインの意味である。) この発達が全周に亘ればフルサークルとなる。

フルサークルの状態から更にアウトバンドから瞳孔よりの部分が発達隆起をくり返すと最初の虹彩が圧縮された全周の内側に同心円が出来るようになる。
これを繰り返すことによりストロングサインへ至る。


光の三原色と色の三原色
眼の構造を認識しているのは、我々が外からの眼に入った光が、その構造と同調する波長を吸収され、同調しなかった波長が反射されて我々は情報を得ている。
筋繊維の細いもの、粒子の細かいものは波長の短いものを吸収し、波長の長い赤や橙色を反射する。 これは前回でも述べています。 
光の波長が短いものは青、青緑から長い赤、橙がありこの二つの特徴を持った物は赤紫です。この光の波長を組み合わせて明度を上げるとその頂点では白となります。

鳩の羽色は色の三原色です。 下地の色は白(アルビノの鳩は白)その上に色々な波長をもった色素(短:青 中:黄色 長:赤)が組合されて頂点では黒となります

眼と羽色は共に上地と下地を持っていることになります。

ビショップの認識の法則のノーサインからフルサークルまたはストロングサークル迄の説明をいたしましたが、分りにくいということがありましたら質問をください。

 『The SECRET of EYE-SIGN 』by S.W.E.BISHOP 研究  イレブン  2021年5月26日(水) 22:58 修正
MIT様 貴重な投稿を頂き、大変感激しております。ずっと投稿をお待ちしておりました。

1947年発刊された、S.W.E.BISHOP の『The SECRET of EYE-SIGN 』と1976年発刊のR.Fleminng『A Practical Approach to the Study of Eye-Sogn(in Racing Pigeons)』は、外国での眼の研究分野における重書中の重書です。

MIT様が、早い時期からこれらの著書の翻訳作業に関わられていたことを知り、大変驚いている次第です。

MIT様の「ビショップの認識の法則のノーサインからフルサークルまたはストロングサーク迄」の解説を読ませていただき、以前からおっしゃっておられた「統一理論」の意味合いがようやくわかりかけてきました。

@ 眼の筋肉層の発達隆起という現象から眼の構造をキチンと理解すること。
A 眼の色素を光の波長と結びつけて理解すること。
B 羽色もいろいろな波長を持った色素によって構成されていること。
C そして、光の三原色と色の三原色という見方で捉え眼と羽色には共に上地と下地を持っていること。

このように考えていくと、「S.W.E.BISHOPの認識の法則」が『統一理論』を追求していく上でその足がかりとなる重要な理論である」というように理解してよろしいのでしょうか。

イレブンは、実に興味深い視点だと思いました。イレブンが、以前触れていた「原型と退化」の考え方も、きわめて似ている考え方に立っているように思っていますが、MIT様のお考えをもうちょっとちゃんと理解した上でこの点は述べていきたいと思います。間違って認識しているような点がありましたら遠慮なくご指摘くださいね。

先ずは、掲示板をご覧の他の皆様のためにも、有名な「BISHOPの認識の法則」についてイレブンの手元にある資料から引用させていただき、共通理解を図りたいと思います。いろんな方のご意見を伺う機会にもなるかと思います。面白くなりそうですね。

 【引用資料】)「BISHOPの認識の法則」■No.1■(NO SIGN)(『The SECRET of EYE-SIGN』より引用)  S.W.E.BISHOP   2021年5月26日(水) 23:19 修正
 
 瞳孔の周辺を調べると、この目が全く「アイサイン」が含まれていないことを示しています。この明確な結論に達するまでには、良好な光(ただし、太陽のまぶしい光)の近くでハトの目を保持し、明るく晴れた日にそれを検査する必要があります。

「目のしくみ」本作の第2部を参照してください。そして瞳孔の拡張と収縮に対する光の値の効果について書かれているものに注意してください。

 全く「アイサイン」が含まれていない1番目のハトは、長距離鳩として役に立たちません。」 

 ■N0.2■ ”LYING SIGHT ” ” 横たわる光景”    2021年5月26日(水) 23:22 修正
『それは、瞳孔の周りの下の方の領域で発見されているので、この記号は「ライイングサイト」(横たわる光景)として知られています。

 最も大きな強さを示すものとして、それは、長さ(範囲)、および幅(瞳孔の端からサインの外縁までの距離)において異なり、最も価値のあるものは、広さが最も広く、累さが最も深い濃いさがあるものです。

 「横たわる光景」は、すべての「アイサイン」の品種の最も一般的なものであり、それは丸い瞳孔の周りの25パーセント未満のときには非常に価値がありません。』(『The SECRET of EYE-SIGN』P21より引用)

(つづく)

 ■ N0.3 ■ Standing Sight ” 立った光景”    2021年5月27日(木) 4:51 修正
「これは2番と同様であるが、くちばしに瞳孔の中心から描かれた仮想の直線上に、瞳孔の外縁に関達して高い位置に見出されるので、これは「スタンディングサイト」として知られています。このサインは「ライイングサイト」ほど一般的ではなく、種鳩において価値があると考えられます。
 ここで再び、円形の25パーセント未満が瞳孔の周囲にある場合、このサインの価値は減少しますoそれは、広くかつ黒一色を表す必要があります。バラバラにされた外観ではなく。」

 ■ N0.4 ■ The HALF-CIRCLE  ”半分の円 ”    2021年5月27日(木) 4:52 修正
「このサインは、N0.2や上のN0.3よりとても強いです。
これは、瞳孔の円周の75パーセントの上方の周囲にあり、断片であるN0.2とN0.3を兼ね備えています。N0.4は、N0.7の「円」への足がかりであると見なされています」

 ■ N0.5 ■ ″FuLL cIRcLE ″ ” 完全な円”    2021年5月27日(木) 5:04 修正
「ここに、この本の前のページで言及した「完全な円」の私たちの最初の明示があります。あなたは、サインが瞳孔の全周ラウンド、途切れることなく、延びていることに注意します。しかしながら、それは、鉛筆ポイント幅の細線として現われるいくつかの場合にかなりの幅のない素晴らし<薄いラインとしてのみ表わされます。
N0.5は、非常に良好なアイサインですが、N0.7の幅と強さを欠いています。」


 ■ N06 ■″ THE SERRATED SIGN “ ”鋸歯状のサイン“    2021年5月27日(木) 5:06 修正
「このサインは、それが元本の発行日以降のさらに大規模な調査の結果として、元の『認識の手法』のバリエーションとして紹介されている非常に稀で、非常に貴重なものです。これは。非常に並はずれたハトの目でのみ見つかった「のこぎり歯状の」(あるいは釘のような)サインです。
これは、実質的に瞳孔を取り囲み、黒一色であり、サインが広いことに注目されるでしょう。サインの外部の端は『釘のようにとがった』ものであり、そのポイントは虹彩へ先細りになるべきです。

統計では、このサインのトリが並はずれたレーサーだけでなく、長距離鳩のブリーダーとしても卓越していることを示しています。

これが、良い広々としたメスの目で見られる場合は、特に「ブリーダーの目」を示すものとして、私はこのサインを考えています。私はN0.10とそれを交換することはありません。

テストの数千のうち、ごく少数の鳥は、この鋸歯状のサインの痕跡を示しましたが、このすべての実例においてこれらの鳥は、優れた見本であることが判明しました」

 ■ N07 ■”THE STRONG CIRCLE” ” 強い円    2021年5月27日(木) 5:13 修正
 「これは良い幅の広さと色の深みのある「強い完全な円」で、濃いトーンであり、明確に区切られています。
 このN0.7は、非常に価値ある本物の「完全な円」を表しており、繁殖目的のために理想的です。多くのチャンピオンは、特にこの「アイサイン」のグレードを有しています」

  ■ N08 ■ ″BROKEN SIGN ゛″   ” 壊れたサイン”    2021年5月27日(木) 5:14 修正
 このサインは別の非常にまれなマーキングです。
そのサインは、ほぽ瞳孔を囲んでいるが、それは「ライイング」の位置から離れて膨らんだということに気づかされます。それは並はずれたハトの目でのみ見つかり、したがって、よい長距離のレース用の特性を示します。

 ■ N09 ■ “THE YELLOW “  ” 黄色”    2021年5月27日(木) 5:15 修正
「 私はあなたが非常に、非常に慎重にこのサインを勉強してほしい。
一見すると、上記N0.2のような「ライイングサイト」より衝撃的な何ものでも構成されていないように見えるでしょう。
4)非常にたくさんの半専門家「アイサイン」スペシャリストは、このサインを並みのN0.2と間違えました。実際には。それはN0.10に次ぐ2番目のものです!
 瞳を囲む部分を研究すれば、それは正常な幅の黄色の円の中心にあるが、虹彩の黄色の背景とは別のものであることがすぐに分かるでしょう。
  「ライイング」はこのかすかに着色された黄色い円の上に重ねられたことになっています。これもまた、「黄色」のサインとして、非常に重要なものです。
 この本を書く時までに、「スタンディング」サインを備えた「黄色」は見つかっていません。あらゆる例において、「ライイングサイト」が、瞳孔のまわりの黄色いバンドの上にありました。
 あなたは黄色のバンドが、実際には別々の染色であり、虹彩の黄色の単なる一都と一群ではないことをはっきりさせることは非常に重要です。
このサインは、よい長距離鳩および種鳩として価値があるに違いないことを示しています。私は、すべての色つきのサインが好きですが、それは非常にまれです。」

 ■ N0.10 ■″THE GREEN ″″    2021年5月27日(木) 5:21 修正
 これは有名な「グリーン」で、すべての「アイサイン」の中で(N0.6以外は)最も珍しいものです。
 「グリーン」と呼ぱれますが、それは実際には、濁ったグリーンの(決してエメラルドや草の緑ではない)色合いであり、他のすべてのサイン・マーキングのように、広さと色の濃い深さがある必要があります。この「アイサイン」を持つハトが種鳩で常に貴重です。


 ■ N0.11 ■″THE Violet ″バイオレット N0.10に相当    2021年5月27日(木) 5:25 修正
「 チャートに示されていない「バイオレット」着色は、「グリーン」に相当しますが、真珠や石目にだけ「バイオレット」が表れます。赤、檜赤色、黄色と茶色の目のときだけ「グリーン」になります。
 この「アイサイン」は,真珠や石目よりも、赤と黄色の目で検出する方が簡単です。
夜更けに検査する場合、非常に強い虫眼鏡および非常によい光を必要とします。
検査員が徹底的な調査をしなかったので、多くの良い真珠目のハトは、下位のアイサインのランクに類別されました。」

 統一理論についてA後編  MIT  2021年5月28日(金) 20:46 修正
ストロングサークルは所謂ブラックアイサインと考え、虹彩の下にはバウムクーヘンのような同心円を持っていると仮定すると、サウスタイム様が言われていた王冠(ボトルキャップ)のような形をした血管と粒子がアイサインの輪の周りに見られます。
DフルサークルFのストロングサークルで前回は一度説明を区切ったのは虹彩の外側からアウトバンドに向けての圧縮を説明したかったからです。(虹彩における長距離線)アイサインの輪にも長距離線が現れます。所謂、長距離を帰る線として説明がありました。

今回はE鋸歯サインは別の方向への圧縮となり、Eの要素を持った眼としてGからJを説明していきます。
ビショップの模式図を見てわかるかと思いますが、嘴側の暗いアイサインの上に血管と粒子が鋸歯状に乗り上げています。これをスピードラインと説明されていました。
これはスピードも当然あるかとは思いますが、虹彩を瞳孔に向けて圧縮するのです。
Gへ行く前に眼における黒とは何かを説明する必要がありますので余談として取り上げます。光の三原色で白が重なり合う頂点ですので、黒は何?という疑問を持たれると思います。黒は光が反射されないという事なのです。穴が空いている。溝がある。また圧力による滲んだ液体も光の波長を吸収し暗い印象を与えます。
この前提(仮定)によりブロークンサインは、上からの圧縮によりアイサインの輪、または虹彩部分に黒い滲みをもつ事から壊れた眼という名を与えられました。ブロークンサインは、密度を持った優秀な眼として取扱われています。

Hのイエローは、アイサインの輪に色をもった鳩であり、ストロングサークルの特徴に併せ持ち、更に鋸歯をもち圧縮を受けた虹彩は下地への圧力により少し暗いイメージを伝えてきます。アイサインの輪までは鋸歯状のスピードラインは乗り上げておらずにアイサインの輪は虹彩の黄色とは分断(同じ色とは異なるという意味)されています。瞳孔は丸く、楕円ではありません。ややLYING SIGNのように黒くなっている部分は、少しその部分が他の全周より発達しているからなのです。

Iのグリーンは同心円と鋸歯がより圧力をかけている為に虹彩は暗い外観を呈しアイサインの輪だけでなく虹彩の中にも粒子がメタリックのように輝いたりして見えています。



 

 Jバイオレット  MIT  2021年5月28日(金) 21:46 修正
優性のバイオレットの写真です。

 Jバイオレット-2  MIT  2021年5月28日(金) 21:48 修正
優性のバイオレット

 Jバイオレット-3  MIT  2021年5月28日(金) 21:51 修正
劣性のバイオレット

違いが判りますか?

 アイサイン部分の「白」の違い  イレブン  2021年5月29日(土) 3:44 修正
MIT様の今回の解説をしていただいていることで、イレブンは、以前目を通していたS.W.E.BISHOPさんの理論やそれを更に研究し発展させたR.Fleminngさんの理論を改めて読み直しているところです。

実は、以前目を通していたとき、何度読んでも頭の中に入ってこなかったことが今回のMIT様の解説を読ませていただいていることで、絡んでいた糸がほどけるように理解が出来るようになっています。

今回提示いただいてる3つの「Violet」眼の画像は、R.Fleminngさんの『A Practical Approach to the Study of Eye-Sogn(in Racing Pigeons)』で「第9章 バイオレットの仲間(9. A Bunch of Violets)」で挙げられている画像ですね。「バイオレット-3」の画像はNo.30「バラットの雄種鳩」の画像だと思います。

さて、このViolet眼の優性、劣性の問題については、S.W.E.BISHOPさんもR.Fleminngさんも取りあげてかなり詳しい解説を述べています。その中で、最も焦点となっているのがこの優性・劣性の問題だと思います。そして、この優性・劣性の判断は「真の『アイサイン』部分」の色で判断するとしています。

S.W.E.BISHOPさんは、この点について次のように述べています。

●劣性の「Violet」……常に「水色や灰色がかった色」合いで表示されています。

●優性の「Violet」……常に本物の「バイオレット(スミレ色・青紫色)」または白です。

R.Fleminngさんは、上記のS.W.E.BISHOPさんの理論を踏まえた上で次のように解説しています。

● バイオレットアイには優性と劣性の2種類があります。前のテキストでは優性バイオレットに言及しましたが、劣性バイオレットはすぐに見つかって説明されます。主要な違いは。二重円の輝く白の下敷が、下敷であることに限定されないということであり、すなわちより大きな種類のホワイト・ビーズが、アイサインリングでカバーを作るのを見ることができます。このように、それにはっきりした色(白)を与えます。
 劣性のバイオレットおいて目に見える青いビーズは、どれも通常ありません。しかし、これがすべてのケースで明確であるというわけではありません。劣性バイオレットについてのもう一ポイントは、見える白色が優性バイオレットと同じ純粋な白ではないことにあります。


この2点を踏まえると「Violet」の優性と劣性の違いは、アイサイン部分の違いは、「より大きな種類のホワイト・ビーズ」があるかないかの違いであり、ヤンセンさんが語っていた「輝きのある白」(※スネーク理論では「プラチナ(白金)」)のあるなしによって判断しているということではないでしょうか。

イレブンは、MIT様が今回投げかけていただいた問題は、S.W.E.BISHOPさんの理論やR.Fleminngさんの理論を理解していく上で核心となる部分のようにイレブンは感じております。

そして、MIT様がおっしゃっている「統一理論」の考え方から解釈していくことで今まで難解に思えていたこのS.W.E.BISHOPさんの理論やR.Fleminngさんの理論がすっと理解できるようにもなってきています。

更なる解説の展開を願っています。よろしくお願いします。

 「統一理論」について  イレブン  2021年5月22日(土) 22:14
修正
先日、MIT様から教えていただいた「統一理論」について、ちょっと調べてみましたが、実に興味深い「考え方」だということが分かってきました。

明日の夕刻の会議までに仕上げなければならない仕事が急に入ったため、ここ数日、バタバタしていたため、あまりレス出来ないでいますが、どこかで、ちゃんと整理しておく価値があるように思っています。

ネットで検索して出てきた資料を掲示しておきますね。近々、どこかで、眼の理論を更に踏み込んでいければと思っています。

「統一理論」の考え方は物理学の概念のようですが、その原理的な発想や考え方はレース鳩の歴史の中でも、世界中の人たちが思考してきた方向性に似ているように思います。

イレブンは、我が国でも、このレベルでレース鳩の眼の理論が議論されるようになれば、もっと「面白さ」が広がるように思っています。残念ながら、そうした風潮は中々生まれてきませんね。

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■統一理論の父 ワインバーグに聞く■
https://www.nikkei-science.com/page/magazine/1102/201102_088.html

自然界のすべての力を統一する究極理論の構築は現代物理学の最終目標だが,この分野の研究でテキサス大学オースティン校のワインバーグは大きな貢献をした。1960年代,素粒子物理学の基本的な枠組みである「標準モデル」の柱となる2つの理論の建設に尽力した。1つは電磁気力と弱い力を統一する「電弱統一理論」,もう1つは強い力に関する理論だ。以降,ワインバーグは標準モデルで唯一扱えない力,重力を統一理論に含めようと,ひも理論などの研究に力を注いでいる。

 ワインバーグはまた,素粒子物理学を宇宙論に適用しようと試みてきた。暗黒エネルギーを並行宇宙によって説明する彼のモデルは,多元宇宙論を支持する論者に広く引用されている。史上最強の加速器LHCが稼働,「革命前夜」とも言われる現代物理学が,これからどこに向かうのか,ワインバーグが自身の展望を語った。

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■大統一理論■

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大統一理論(だいとういつりろん、英語: grand unified theory, GUT)とは、電磁相互作用、弱い相互作用と強い相互作用を統一する理論である。幾つかのモデルが作られているが、未完成の理論である。

電磁相互作用と弱い相互作用の統一は電弱統一理論(ワインバーグ=サラム理論)としてシェルドン・グラショウ、スティーヴン・ワインバーグ、アブドゥ・サラムにより完成されている。

■概要■

「自然界は四つの基本的な力(電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用、重力)で表される」とする。

「宇宙の始まりに存在したのは唯1つの力だけで、その後これらの四つに分かれた」という考え方から、これら四つの力を一つの形で表して統一しようとする理論がいくつかあるが、大統一理論(GUT)はそのひとつである。

GUTはこれらの力のうち、重力を除いた前者三つを一つの形に統一しようとしている。

大統一理論は重力については考えていない。重力までも統一する理論のことを超大統一理論ないし万物の理論という。

■GUTの歴史■

この理論の歴史を源流まで遡るならば、マクスウェルによる場の方程式による電磁場理論によって電気と磁気が統一されたことから始まる、と言ってもよい。アインシュタインの一般相対性理論に大きな影響を及ぼし、「統一場理論」への夢につながった。その後電磁相互作用と弱い相互作用が統一された。その後作られたこの大統一理論は、三つめの「強い相互作用」も統一しようとする理論である。
提唱年と提唱者
歴史的に言うと、最初のまぎれもない大統一理論が提唱されたのは1974年のことで、ハワード・ジョージとシェルドン・グラショーによるものであった。

「ゲージ変換」という、ある式にある操作を施しても対称性(ゲージ対称性)が保たれるという数学的手法を使い、知られている性質を説明し未知の性質を予言し、それを検証することによって理論を確認しようとしている。

■近年の動向■

標準理論では説明できない現象を説明しようとして作られたこの理論は、ビッグバン理論(インフレーション宇宙論)の基礎ともなっているため、様々な検証がおこなわれている。カミオカンデの実験により最初の大統一理論は否定され、超対称性という概念を加えた新しい大統一理論を検証の対象としている。ひとつは、([いつ?]..年から)東京大学の森俊則教授の率いる日本・スイス・イタリア・ロシア・米国の国際チームがスイス・ポールシェラー研究所で行っているのが、ミュー粒子が崩壊して電子とガンマ線になること(μ→eγ(ミューイーガンマ)崩壊)を観測する実験である。標準理論では起こらないが、大統一理論では数千億から数兆分の一の確率で起こることが予想されていた。2011年9月に発表された5年間の5千億個の実験による中間報告[1]では発見できなかったため、実験を2年間継続し10兆個のミュー粒子で検証することになった。2013年までスイスで行われたMEG実験では2.4兆個観測では崩壊が見つからなかった。なお研究は継続中であり、約10倍の実験感度を改善し、3年間で25兆個を観測するMEGU実験の2021年開始を目指している[2][3]。

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■統一理論はできるのか?■野尻美穂子

https://research.kek.jp/people/nojiri/kagaku.pdf

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 第1回コロナワクチン接種に行ってきました。  イレブン  2021年5月20日(木) 16:43
修正
今日、妻と一緒に、午後3時の第1回コロナワクチン接種に行ってきました。
会場到着からワクチン接種後、会場を後にするまでに約1時間30分で終わりました。2回目の接種の予定は6月10日です。もう少しの辛抱だと思っています。

外部会場でのワクチン接種で今日が初日でしたが、行政のスタッフが実に細やかで丁寧な対応されていて感心しました。相当な人数のスタッフが配置されており、とてもスムーズに進行されていました。外国のワクチン接種の様子などをテレビで見ていましたが、我が国のこうした対応は格段上の対応のような気がしました。こうした業務に関わっている方々への感謝の気持ちを忘れてはいけないなあと妻と話しながら帰宅しました。

 ・  イレブン  2021年5月20日(木) 16:45 修正

 1954年以降史上2番目に早い梅雨入り!!  イレブン  2021年5月15日(土) 20:38
修正
本日11時に、イレブンが住む九州北部地方の梅雨入りが宣言されました。統計史上、1954年に次ぐ2番目の早さだそうです。

ちなみに統計史上最も早い梅雨入りだった1954年は、 5月13日ごろに梅雨入りとなり、梅雨明けは 8月 1日とのこと。降雨量は、平年の173%だったとの記録が残っています。

オリンピックや米・野菜などの生育を含め、様々な影響が懸念されます。
鳩の管理も一層の気遣いが必要と成るものと思います。1000Kレースはどうなるんでしょうね。

※気象庁:梅雨入りと梅雨明けのデータ https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu04.html

 ■■『油性粒子理論 研究』D■■平田基哉理論からの検証U:●特別対談「”目”の価値判断はいかにあるべきか!!」平田基哉VS安田治男■(出典:『Chanpion』誌1977年12月号 、P64〜P70より引用)■   イレブン  2021年5月13日(木) 4:03
修正
平田基哉理論からの検証Uでは、『Chanpion』誌1977年12月号 に掲載された、特別対談「”目”の価値判断はいかにあるべきか!!」を取りあげました。

この内容を見ると、タイトルとしては、平田基哉さんと安田治男さんの対談の記録となっていますが、CH誌編集部の方との3人の鼎談のような内容となっています。おそらくこのCH誌編集部の方は吉原謙以知氏ではないかとイレブンは思っております。

この資料「”目”の価値判断はいかにあるべきか!!」はそのタイトルが示すとおりレース鳩の眼から何を読み取っていけるのかという基本的な命題を巡って話題が交わされており、今、読んでもなかなか示唆に富む議論が交わされています。眼の資料としては第一級の内容だと思っております。

特にこの記事の中で平田さんが語っている次の言葉には、考えさせられるものがありました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

■CH■ ヨーロッパの例では長距離に強い系統というのは、比較的目の色の濃い赤目、柿目といったものが多くて、一方短距離で活躍しているのは銀目の薄いもの、いわゆるホワイト・アイに近いものが多いわけなんですけど、日本ではどうでしょうか。

■平田■ それはやはりアメリカあたりでいろいろな系統をみてまわると、その系統によって目の色素は違ってくると思います。ヤンセンなんかは石目の薄いものが短距離に速いといまも言われましたが、目の色の濃い鳩にも短距離に速いものがいます。私は系統によって変わってくると思いますし、いちがいには言えないのではないでしょうか。だからいろいろな人の協力で短距離に強い目、中距離に強い目長距離に強い目について、もっともっと研究してもらって、どんどん出してもらえばだんだんデータがつかめるようになると思います。私や安田さん、ひとりやふたりの話で片づけられるものではないと思います。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

イレブンがこうして掲示板に眼の画像や資料を掲載し続けていることも、意味あることになると思いました。

原文の記事は、量的にかなりあるため、挿入資料は、わずかに抑えられています。今後、関連資料を調査しながら、イレブンの方で追加していく予定です。

 ■特別対談「”目”の価値判断はいかにあるべきか!!」■  平田基哉VS安田治男  2021年5月13日(木) 4:05 修正
■CH■ チャンピオン誌の創刊号に鳩の目の写真と記事を載せてから、ずっと続けてほしい、何かをつかみたい、といった全国的な反響がありまして続けてきたのです。

ただチャンピオン誌で載せている目の写真は、撮った時の状熊がみなそれぞれ違ってしまい、ポケたのもあります。

さら、にフィルム製版や印刷の具合で、実際の目とすこしイメージが違ってくるものもあります。

 ですから多少そのことをふまえたうえで、まずうかがいたいのですが、種鳩にいい目とレースに使ったほうがいい目の鳩、といったようなところからお話しねがえますか。

■平田■ まずこの鳩、ジュモンデイ号の目は、種鳩に選定したい構造をしていますね。

それからこの69年の3150349 Bの雌鳩もすばらしいものをもっています。

グランド吹雪号、この鳩もいいですね。

SP佐多錦号は、種鳩よりもレース鳩にいいんじゃないかと思います。SPデーゲンス号、これもそのように思いますね。

ミス・ブレイクは私の鳩で、自分で評価するのもおかしいですが、これはすでに遺伝しており、子孫。兄弟といった直系が1000K以上をどんどん飛んでいる状態にはいっておりますので…。

これは少しピンボケしておりますが、実際にはこの鳩、まだまだ粒子の状熊がいいんです。

それから裏面にある松伏号はレース鳩にいいですし、右隣りの44年の44-71949Bの雌、この鳩もレース鳩にいいですね。

ヤングスター号、これは種鳩になりますね。ノルマン号、これも種鳩としてすばらしいですね。ムスタング号やブルーバロンズ号も、レース鳩にいいですね。この創刊号でいえばそういうようなところです。

 ●目の色素は濃いものがよい●    2021年5月13日(木) 4:08 修正

■CH■ 安田さんはいかがですか。ファンネとかデニスがきた時に、「やっぱり私か配合したとおりだ」というようなことを言っておられましたけど。種鳩にする時の交配は?

■安田■ 私は平田さんほど目について研究していないんです。ただ、種鳩を交配する時は、関西でいう石目と柿目とか、そういう交配をしたほうがいいのではないかと。そうするといずれにしても鮮やかな目が出ます。目白体についてのアイサインがどうとか、粒子の密度や色素がどうとか、そこまで私は知らないのですか、ただ私か好きな色というのは、赤目というか柿目が濃いというか、はっきりした色ですね。1月号に出ている4005、どちらかというと、こういう目が好きなんです。

■平田■ 私はそういう目が出ると、ひじょうにすばらしい成績で飛ぶレースにもってこいの鳩で、何回も何回も連続でぷつけてもだいじょうぷだというような鳩に思えます。

■CH■ これはいわゆる金目とかいう?

■平田■いいえ違います。その部類には入らないですね、このインナー・サイクルが金色がかっていますけれど、濃厚な色素で構成されていますから健康度の高い鳩ですね。ですから飛ぶ鳩は色素の濃いものがいいわけです。色素の濃い鳩は、どちらかといえば、からだが弱いと言えます。

 ●同じような色素の鳩は交配させない●    2021年5月13日(木) 4:09 修正

■CH■ 前にも1月号のとき、ムスタングに配合した鳩がブルーバロンという鳩だったんです。これは親子関係になるんですが、やはり交配をみるとちょっと色が違いますね。たとえば、観子交配でも同じ目をかけないほうがいいのか、平田さんの場合はどうですか。

■平田■ 同じような種類の鳩同士はかけないほうがいいと思います。

■CH■ たとえば同じ白っぽい目同士をかけないほうがいいということですか。

■平田■ そうです。ということは、どんな系統を合わす場合でも、おたがいに異なったもの同士を合わせたほうが、片方の特徴のいいもの、悪いものとありますが、いちおうそういうような交配方式が基礎ですね。だから、いま安田さんが言われたように石目の鳩、関東では銀目といいますが、これと柿目の鳩を合わせることによって、゛ショートさす″と言いますか、血を刺激していいものができるという、ひとつの要素になります。そういう形がいちばんいい配合ではないかと思います。

■CH■ そのことと関連しますが相川定久氏は、同じ系統の鳩同士の場合は違う目をかけますけれども、全く違う系統の鳩を異血で交配する場合は、できるだけ似かよった体形、目の色の鳩同士をかけたほうが、自分のいままでのデータではいい鳩ができる、と言われていますが。…。

■平田■ 同系統の場合は違うものを、また系統の違うもの同士の鳩合は、いま言われたように同色というようなものでもいいです。異系統の場合、からだは似かよっていたほうがいいですね。私もそれがひとつの基準だと思います。

■CH■ いま平田さんがおっしゃったことは、たいへんおもしろいですね。異系統の場合からだは似たようなものがいい、目のほうは似たようなものでもいいと…。相川さんの場合は似たものがいいと言われるし、安田さんの場合はむしろ違ったほうがいいということです。そのあたりがたいへん徹妙ですね…。

■平田■ 私か言ったのは、同系統の場合はなるべく違ったものがいいんですが、異系統の場合、同じようなものを合わせたほうがいいけれども、レース鳩というもの自体がすでにつくられていて、何系統何系統と多数の人に飼育されて、それが数十年の年月を経て、伝書鳩自体が近親になっていますからね。だから大きく考えた場合は、違ったものを合わせたほうがいい鳩ができる要素があるようです。確率も高いし、健康度も高いものができます。

■安田■ 私の場合は、漠然ととにかく同系統にしろ異系統にしろ、目の色は正反対なもの、極端に言えば暗い色と明るい色とか、色の濃いものと淡いものとか…、それぐらい考えて交配しています。

■CH■ その場合色の濃淡で違うもの同士というのか、それとも色の種類で柿目とか銀目とかいうふうに違うもの同士なのか、それとも両方とも含めてなのですか。

■安田■ よくみると、色素も粒子も影響しています。

■平田■ ただしこれは、よく飛んでいる鳩舎へ行って見せてもらいますと、やはりよい成績をあげているのは、すばらしくいい粒子の結晶体、高性能をもった鳩が多いということです。そこで私か気がついたのは、そういうことで目に対してとことんまで研究する必要があるというようなひとつのもとになりました。それから平凡で薄っぺらな、粒子も何もないようなつるんつるんとした目ではだめですね。やはり濃度がなければいけないです。それからレーサーとしては、とくにいま安田さんが言われたように、濃い色素をもって瞳孔に深みのある、厚い層の潰し色素をしているほうがいいです。

 ●土鳩・食用鳩との目の違い●    2021年5月13日(木) 4:10 修正

■CH■ いま゛深みのある″と言われましたが、凸凹が激しいということですか。

■平田■ 凸凹というのは、一般には通用しないことばかもしれませんが、゛肉の厚み″というんです。厚いほうがやはりいいです。薄っぺらなよりも。

■安田■ 土鳩なんていうのは鋭い目をしていますが、つかまえてみると薄っぺらでなんにもないですね。ただきついというだけで。

■平田■ そうです。虹彩というか、少し離れてみると土鳩なんかもそうとうきつい目をもっているんですね。ところが土鳩は、アイサインで虫が喰ったように黒いものがずうっと巻いているでしょう。このアイサインがほとんどない。つるんときれいに輪になっている。レース鳩にはこのアイサインが必ずあるんです。

■CH■ 以前に食用鳩を見たことがあるんですけど瞳孔がくちばしのほうに寄っているんですね。瞳孔が前のほうを向いているのはいいと、一般にいわれていますが、ある人が、食用鳩の場合はぜんぜん種類が別個のものだから考えないほうがいいんだ、と言ってましたが…。土鳩でも瞳孔が前のほうにあるわけですか、それともそういうことは考慮すべきか、無視していいのか…。

■平田■ 土鳩でもありますよ。でも前のほうにチョコンとあるだけです。だから離れてみると、前に目が寄ったように感じるんですね。それが、アイサインの出ているものは。目が前に出ているように感じるんです。瞳孔がゆがんでみえるような鳩もいますよ、実際に。これは近親からくるのか私にはわかりません。そこまで深く研究していませんので。たしかにそういう鳩もいますけれども、正常な目の位置というのが本当じゃないでしょうか。

 ●アイサインを重視する●    2021年5月13日(木) 4:11 修正
■CH■ いまから10年ぐらい前ですけど、私達はアイサインがどうのとか、コリレーションがいいとか言いまして、よく万年筆でぎゅうっと強く書いた時に筋になりますね。コリレーションですか。それが目のまわりにあったほうがいいんだとか、最近は長距離鳩や優勝鳩を見ていますと、だいたい目が前に寄つて、たとえば前のほうがぐヒゆぐじゅとなりますね。だいたい飛んでいる鳩というのは、わりあいそういうのが多いですね。

■平田■だいたい、あれはアイサインか結局邪魔しているんですね。だから肉眼でみるとあのアイサインか、そばへずうっと張っているから、瞳孔の輪郭がはっきりわからないんです。でもそういう鳩がどちらかといえばいいんですよ。虫か喰っているようにみえるほうが。いい鳩はだいたいそのような構成をしているんですね。それが土鳩にはないですね。

■CH■平田さんのは1300ですか、ずうっと優勝している鳩は。安田さんのところでも、優勝している鳩は、目かやっぱりそうだと思う鳩でしょうか。

■安田■結果から判断するとやはりそうなりますね。

■平田■それと、私が感じるのは、いつも鳩舎にはいって、離れて見ると、目の輪郭は瞳孔とまわりの色彩がはっきりしている鳩ほどいい鳩だと思います。それで、そばにもってくると、いまのような状態になりますが。

■安田■それをどうなんだと説明してくれと言われると困るんですが。

 ●目がいいから飛ぶわけではない●    2021年5月13日(木) 4:12 修正
■CH■安田さんかレースに寥加する場合、この鳩は本命だーとマークしようなどという時。どこを見ますか。やはり目ですか。

■安田■ 目だけということはないですね。やはり血統とか、その時の状態、董期距離などすべてを総合して見ます。ただ健康度というのはもちろん見ます。

■平田■マーク鳩を選定する時、自分の鳩舎で1・2羽選ぶ時の目による選定法は、私もいろいろ研究していますかむずかしいことです。いろいろ飛ばしてみて。そのうちに鳩の良さを見抜く方法しかないのではないかと思います。

■安田■相対的に目ももちろん入りますけど。

■平田■ 自分の期待どおり帰すためには、健康度、ふだんの帰りぐあい、飛ぴっぷりなど何もかもふくめて選ばないとむずかしいですね。飛ばす鳩にかぎれば、あまり目は重視しないほうかいいのではないかと思います。あくまでも良い能力の遭伝を鳩舎に保存していくための研究としています。

■安田■種鳩あるいは交配の面で重視するということで、あとは結果を楽しむぐらいです。こういう交配でやって、こういう目がでたとか。

■平田■だからシオンならシオン、フアンブリアーナならフアンブリアーナ、なんでもひとつの系統を長く飼い、その人がいろいろレースでのテストを繰りかえし、いい成績を維持すれば、それでこそ第三者、第四者も認めるひとつの系統だといえますね。

 それを各自の好みに合わせて導入し、その特長をくずさずにやるのであって、レーサーとしては目がいいから飛ぶとか、そういうことはあまり関係かないと思います。

 ●鳩にも血液型があるのか●    2021年5月13日(木) 4:13 修正
■CH■鳩は人間と同じように、それぞれ血液型が違うはずだ。目の色を見ればそれかだいたいわかると、それで良い目の鳩同士をかけても血液型が合わないとだめだーという人かいますが。

■平田■私はそういうことを研究しているのではありませんが、人間の場合でも血液型が異なるとなかなかうまくいかないということかありますね。交配の結果、血かミックスされて生まれてくるのですから、そういうこともあるかもしれませんし、勉強してみる必要はあるのではないかと思います。

■安田■そこまではわかりませんが、昨年の1月号の4005のような目同士をかけ合わせたことかあるんです。同じような目の鳩を作ろうと思って、ところか6羽作出して1羽も出ないんですね。

■平田■それはこういう目、ノルマン号ですか、こういう目を作ろうと思ってこういう目の鳩同士を交配しても、いくら作出しても出ない。それで隔世遺伝があるということで納得したんです。

■安田■それかどっちつかずというか、ボケーツとした目なんですね。どうしたらいいのかなあと思っていたところ、ぜんぜん違う交配からすごい目がでたんです。それで両親をあらためて見たら、ぜんぜん違う色なんです。それ以来むしろ同じ色同士でなく、逆に色を変えたほうかいいんじゃないかと自分で思っていたわけなんです。

■平田■外国の人なんかよくやるんですが、違ったもの同士をかけ合わせることで、血を刺激させていいものを作る というんです。言葉としてちょっとピンとこなかったんですが、よく考えるとなるほどなアと思いました。同じような鳩同士をかけると刺激がなくて良い鳩ができないんですね。安田さんか言われたように違う鳩同士をかけると、ピューンとショートして刺激し合うんです。それで私も選手鳩を作る時は。同じものをはずしてほとんど違ったもの同士をかけ合わせているんです。

■CH■ そのように違う目の鳩同士を交配して、すばらしい仔が出るような時は、やはり両親の目とも深みがあるんでしょうね。

■安田■そうですね。目それ自体は。

■平田■それと色素も関係ありますね。色素というのは濃厚でなくてはいけないですね。種鳩の場合で色素が薄くなると、鳩がだんだん退化して病気に弱くなり、体も不健康になります。だから色素はある一定の濃度から絶対に下げられないということです。そういう交配をしないとだんだん退化現象か起きて、目の薄いものか出てくるんです。よく飛ぶ鳩舎へ行きますと、すべて濃度をもっていますね。柿眼というと粒子の上に白がのっていますが。その色素はすべて濃厚です。だから目の上からのぞくと、これは強いなアという感じの目をしていますね。

■安田■羽色は灰でなければだめだという人がいますが、目もその目以外は買わないんだという人がいます。そのように統一しようとすると、自然と退化してしまうんですね。平田さんかおっしゃったようにたかいに剰激しあうということかなくなりますから。

■CH■それは選手鳩を作るときも、種鳩を作るときも同じことがいえるわけですか。

■平田■色素の濃い鳩をつくるようにしたほうが、種鳩にしても選手鳩にしても、健康体のレースに優れた鳩を生み出せますね。
 問題は遺伝性からいうと、薄い目の鳩ができるということは親子交配だとか兄妹交配だとか、近親になっているからで、これはそうとう強化をはからないとレーサーとしては落伍してしまいます。ですから近親はある程度で止めて、遺伝の能力としてはいいものをもっているのですから、それを'濃くしていかなければだめになると思います。

 ●目だけで鳩質を判断すべきではない●    2021年5月13日(木) 4:15 修正
■CH■話をさきへ進めますが、長距離でも短距離でも。たとえば参加鳩の8割も当日帰り分速も1500もでるような天気と、全然帰りか悪く1割も帰らない時の天気とでは、その時々の帰ってくる目の色が違うのではないかという意見もあるのですが。

■安田■それはちょっとむずかしい。

■平田■悪天候の時はこんな目、天候のよい時はこんな目、というように分けるとしたら、これは言いきることはできないと思います。

■CH■ そういうことを調べていったらおもしろいのではないかということなんですが。

■安田■興味はありますけれども。

■平田■帰った鳩をそういう形で研究していくということですね。それはおもしろいかもしれませんね。そのデータをとっていくのもいいですが、やはり系統というのはおたがいに全てがミックスされて作られていますので、自分で何十年も飼ってひとつの系統でやっている人は、自分の鳩はこういう目をしていたらいいしこう出たらだめだ とだいたいパーセンテージでわかってくるのかもしれませんね。いろいろミックスして作る現在では、とても目と天候の相関関係は、いいきれないですね。

■安田■ 目は大切なひとつの要素であるというだけで、目がすべてではないですね。

■平田■だから体、健康度、系統、血統を話さずして目は語れない、ということです。

■安田■ よくそれを言っておかないと、読まれる人はただ目の1ヵ所をみて、全体を忘れてしまいますからね。

■CH■ 目とか翼は写真で撮れますけど、骨格などというものは、なかなか字で書いたりしてもわからないですね。そんなわけでレース鳩として骨格も翼もすべてAクラスだとした場合、目というやはり重要なからだの一部へたどりつく。そこで読者の方からずうっと続けて欲しい、という憲見か多いのです。

 ●系統によって異なる目●    2021年5月13日(木) 4:16 修正

■CH■ ヨーロッパの例では長距離に強い系統というのは、比較的目の色の濃い赤目、柿目といったものが多くて、一方短距離で活躍しているのは銀目の薄いもの、いわゆるホワイト・アイに近いものが多いわけなんですけど、日本ではどうでしょうか。

■平田■ それはやはりアメリカあたりでいろいろな系統をみてまわると、その系統によって目の色素は違ってくると思います。ヤンセンなんかは石目の薄いものが短距離に速いといまも言われましたが、目の色の濃い鳩にも短距離に速いものがいます。私は系統によって変わってくると思いますし、いちがいには言えないのではないでしょうか。だからいろいろな人の協力で短距離に強い目。中距離に強い目長距離に強い目について、もっともっと研究してもらって、どんどん出してもらえばだんだんデータがつかめるようになると思います。私や安田さん、ひとりやふたりの話で片づけられるものではないと思います。

■安田■ ひとつの判定の基礎にはなりますね。結局、脳の影響をいちばん強く受けているところですから。

■平田■ まったく同感です。

■安田■ 人間でも目をみてこいつはりこうそうだとか、おとなしそうだとか、きかなそうだとか言うでしょう。

■CH■ 他人の鳩舎に行ってぱっと鳩を見た場合、まず体形的なものを見ますか、それとも目を見ますか。

■平田■ 離れて見た場合は、まず体形が目にうつりますね。全体的なバランスとか。ただある一定期間、じいっとみつめていると。いい鳩というものはちょうど目を横に向けて。目を中心とした顔の表情に、何か印象を受けるいいものをもっています。それが第六感で。この鳩はいいと感じた時はたいがい。いい鳩ですね。

■CH■ それとニュアンスは同じなんですが、ボスチンは、急に人間がはいっていった時の鳩の動作によって頭のいい鳩あるいは悪い鳩がわかるというですね。

■平田■ ヨーロッパの人は、そうとう目について研究している?

■CH■ 見ることは見ますけど。まずからだにさわって。最後に目をみますね。やはりその時も、さきほど言われたように表情というか…。

■安田■ つかめば胸と筋肉を見ますね。それで納得いけば最後に顔にいきます。

■平田■ 最後のダメ押しですね。

■CH■ ヨーロッパから送ってくるペアを見た場合、同じ目同士がありませんね。

■安田■ そうですね。たいがい違います。

■CH■ そういうことは口には出しませんが。常識になっている。

■平田■ 私はそう思います。

■安田■ 説明するまでもなく、自分の経験などから基本になっていますね。

 ●銘鳩はムダな動作をしない●    2021年5月13日(木) 4:17 修正
■CH■ それからちょっと目からはずれるかもしれませんけれど、いままでヨーロッパの超銘鳩あるいは銘鳩とかいう鳩が輸入されて引き取られた場合、チャンピオンというものは風格があるというか、動作が違いますね。ぜんぜん知らない鳩舎にいきなり入れられても、いちぱん高いところに止まってそこを 動かない。他の鳩と頭がちょっと違うというところを見せます。

■安田■ ムダな動作をしないですね。

■平田■ 外国にかぎらず日本でもそうです。これは何回も何回も厳しいレースに耐えたチャンピオン級の鳩になると、日本の鳩舎で生まれた鳩でもまったく同じ状態にはいります。

■安田■ そのひとつの例が平野さんのところのデルバーボーイ。猫が何回も鳩舎にはいっていますが、一回もやられたことがありません。

■CH■ なんとかいう銘鳩なんですが、バランスもまあまあ普通、羽もまあまあ、目も普通、ところがものすごいチャンピオンだということです。この鳩を見たピート・デヴィートという人が、「この鳩はまったくどこといって普通の鳩と変わらないのに、これだけの成績をおさめたということは、どこか違うところがあるはずだ」ということで飼い主に聞いたところ、他の鳩と違う点といえば性格というか動きがぜんぜん違っているんだそうです。

■平田■ それはある程度、苦しいレースに耐えて。そうして何回も何回も飛んで初めてそういう状態にはいってくるんであって、若鳩の時期にはそういう状態はみられません。人間と同じですよ。飛ばされていって。だんだん性格が安定してくるんですね。そうして最後にでき上がるとそういう状態になるんですね。

■CH■ そう・すると鳩は2年、3年と成長すると言いますけど、それは体形的な面だけでなく、人間的な面でも成長するんですね(笑)。

 ●表情で判断できる●    2021年5月13日(木) 4:18 修正
■平田■ 前に名古屋の岩田孝七さんと目について話をしたことがあるのですが、その時岩田さんも学生時代から目について興味をもって、ずうっと自分なりに研究してきているということでした。岩田さんの論を借りると、表情をみてこいつはりこうである。賢いと思えるような鳩はたしかに大物になる。だから賢い鳩でなければいけないということを強調されておりましたが、私もそう思います。

■安田■しかしそれは活字ではどうも説明のしようがないんですね。りこうそうな目というのはどういう瞳孔の動きをするかというような…。

■CH■ そうなると名人級の人が言うように個人個人が鳩をよく観察して、自分で知るしかないのでしょうね。

■平田■ 鳩舎にはいって、エサをやったりいろいろ見ていると、動作によって一羽一羽が違いますので、レースに参加させる時これは今回いけるなアと感じたり、これは無理だなアというような実感がたしかにありますよ。これはあたりますね。

■安田■ 前の実績があっても今回は?、という時がありますね。

■平田■ りこうというのは、系統、血の流れからくるものですね。彫りの深い、粒子の充実したものが、、やはりりこうな鳩に多いです。石目の鳩は色目の鳩にくらべて神経質な鳩が多いです。だからレーサーをつくる場合、安田さんが言われたように、必ず石目と色目を配合して、神経質な性質を少しずつ入れていくようにしないとスピード感というものが鈍ってくるという考えをもっています。

■CH■ それを裏づけることがありますよ。というのは、ヨーロッパの話ですが、鳩の名前に゛バンガ″というのがあります。これは臆病者とか神経質とかいう意味で、この名前がついているのは、たいてい銀目の鳩です。

■平田■ 神経質な鳩は一発のレースでトップになることはあります。ただしチャンピオン級になることはなかなかむずかしいんです。というのはムラがあって、安定していないのです。どちらかというと、色目のほうがチャンピオン級になる鳩が多いようです。


 ●成長によって目の色も変化する●    2021年5月13日(木) 4:19 修正

■CH■ 鳩で1〜3才ぐらいまで成長するという話ですが、目の色も変わりますか。

■平田■ 変わりますね。状態によっても変わりますが若鳩時代と1才、2才、3才と変わってきます。

■CH■ 状態によっても変わるというのは、よく鳩が興奮した状態とか、健康な状態とか、健康な状態の時は目がイキイキと輝いてみえますね。その場合。色素も多少変わってきますか。それとも鮮やかさだけですか。

■平田■ それは興奮状態のときに発色度がよくなるのではないかと思います。だから濃くなったように感じるんですね。興奮がさめると落ち着きます。

■CH■ 日本は若鳩でドンドンやってしまいますが、本来もう少し3才ぐらいまでやったほうが鳩のためにいいのではないかと思いますが。
■CH■ いまの話を延長して考えると、たとえば銀目の鳩は若鳩で勝負しても、柿目とか、わりに濃い目の鳩は、成鳩で使ったほうがいいのではないかという考え方が成り立つのではないかと思いますが。

■安田■ それは違います。同じ石目でも色素の構成が違うからです。

■平田■ 細かく分けたら石目でも何段階にも分かれていますし、色目もそうです。

■CH■ 3才ぐらいまで待ったほうがほんとうの鳩の能力や体格も…。

■平田■ それは当然言えますが。どなたも承知していることです。ただし日本の現在の鳩舎規模からいって、老鳩も若鳩も一緒になってはいっているような状態では、とうてい3才までおいて飛ばすことは無理です。

■安田■ なかにはやっている人もいるでしょうね。

■CH■ そうとういい鳩も若鳩の時に無理をすると、そのまま成長がストップしてしまいます。ほんとうは後世にそうとうな成績をおさめられるような種鳩になる鳩も、あまり若い時に使いすぎると、子孫にも影響してしまいますね。

■平田■ 当然そうなります。なかにはどうしても3才までは長距離に出さないで、骨格構成とかいろいろな成長をみながら、からだができあがるまでは絶対に長距離に出さないとがんばっている人もいますが続いている人はなかなかいないですね。

(以上)

 ■■『油性粒子理論 研究』D■■平田基哉理論からの検証T:●レース鳩のそこが知りたいシリーズ@『私の経験から得た種鳩に適する眼の構造』アドバイザー:平田基哉■(出典:『ピジョンダイジェスト』誌197?年?月号※調査中 、P54〜P55より引用)■   イレブン  2021年5月11日(火) 4:39
修正
眼の理論に関して、尾内一郎さんと並んでその影響が大きかった人物として平田基哉さんは外すことの出来ない方です。

平田基哉さんについては、最近まで鳩界誌やネット上にも登場されておられ、お元気な姿を見せられていました。今もお元気なんでしょうか。そのお姿を見るたびに、イレブンもあのご年齢まで鳩を楽しめたらいいなと感じておりました。

また、昨年、源流系のSSラインの基礎鳩として導入した平田基哉さん作【源流SSプラチナ号】を手にしたとき、これだけの素晴らしい眼の鳩を作出された名人芸にほとほと感心した次第でした。

この平田さんの『私の経験から得た種鳩に適する眼の構造』は、短い論文ですが、極めて質の高い内容だと思っています。

元々、日本鳩界の眼の研究のメッカだった広島鳩界で育ってこられた方であるし、L.E.シューマンさんとも親密な関係だったこともあり、海外の眼の研究内容にも通じておられた方なので、この論文の端々にその洞察の深さをイレブンは感じます。

 □  ピジョンダイジェスト誌編集部  2021年5月11日(火) 4:46 修正
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 今月から始まったシリーズ”レース鳩そこが知りたい”の第1回目は「眼」を取り上げました。アドバイザーの平田基哉氏は、長年レース鳩の眼と取り組んでこられ、この道では一家言を持つベテラン愛鳩家です。
 果して、種鳩に適した眼とは如何。長年の研究と経験から、未知の分野に挑んでいただきます。
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 ■選定の基本はあくまで血統と体型■  平田基哉  2021年5月11日(火) 4:47 修正
 レース鳩の眼については、早くからイギリスやアメリカで盛んに研究されてきましたが、今だに定説といったものは確立されておりません。しかしある程度の研究成果は出ており、また私自身も長年、レース鳩の眼の構造について研究してまいりましたので、この稿でそれについての考察を展開してみたいと思います。

 しかし、ここで一応お断わりしておかなければならないことがあります。それは、鳩を選定する場合の基本はあくまでも血統と体型であるということです。ですからその前提のもとに、眼による鑑別法を考えていかなければならないということです。

 私が種鳩を選定する場合に注意する点は、当然のこととして、血統的に先祖代々から万遍なく良い成績を上げているかどうかということです。特にその場合、血統的に一つの流れを形成していることが大切です。異血交配ばかりでチャンピオンが誕生しても、必ずしもそのチャンピオンが優秀な種鳩になるとは限らないのです。雌雄どちらか一方に確立された系統の鳩を交配させなければならないと考えます。

 そのためには、自鳩舎の主力系統をまず定めることが必要になってきます。固定された系統の鳩というものは、はっきりとした遺伝特性(長所)を持ち、近親指数が優れ、飼育管理も比較的容易であります。

そして、種鳩として選ぶ場合、その鳩が長距離タイプなのか、短・中距離タイプなのかということを知り、その鳩、あるいは兄弟、および比較的近い先祖に優入賞等の優れた翔歴があるかどうかということを見なければなりません。飛び筋というのは、子孫に遺伝していくということを忘れてはならないのです。

 優秀なレーサーというのは、そのようにして作出されるのです。また、そうでないと鳩舎にあっては毎年コンスタントに良い成績をあげ続けることは甦しいと言えるでしょう。

 勿論、レーサーは全体的に見てバランスが良く、健康的であることに越したことはないのですが、レースで優秀な成績をあげるためには、鳩がバランスの良いシャープな動きをしていることが肝心です。

 レース鳩は身体のバランスと健康が第一ですが、手に持ってみるバランスと、空中を飛んでいる時の鳩のバランスは違っています。一羽一羽の飛翔状態をよく見れば分かると思いますが、本当は飛んでいる時のバランスを見なければ鳩の良し悪しは分からないと思うのです。

 鳩達がシャープな動きをしていない鳩舎は、とうてい良いレース成績を望むことはできないでしょう。分かりやすく言えば、レーサーたる鳩達を腹の締まりが良くなるまで仕上げなくてはならないということです。いくらスピード性に長けた血統の鳩でも、このような管理を怠るようでは到底満足のいく成績はあげられないのです。

 ■眼は脳の一部■    2021年5月11日(火) 4:56 修正
 私が種鳩を選定する場合、鳩をみた時のインスピレーションを非常に大切にしています。人間の感度というものは、一つの物を長く見ていると、薄らいでしまうものです。

長い時間をかけて鳩を見ているとうしても迷いがきて遂に分からなくなってくるものです。ですからインスピレーションを最大に働かせることが鳩の良し悪しを見定める上で必要なのです。
 
もう少し具体的に言うと、私はまず、鳩の血統を見て、その鳩の体型のバランス、健康度、顔の表情から自然に伝わってくる感じ、そして最後に決め手となる眼の構造を見で、種鳩を選ぶのです。

 何故眼の構造を重視するのかと言うと、鳩体で脳の一部が外部に出ているのは、眼だけであるからです。眼の裏側と脳とは、毛細血管によってつながっております。

私は今迄に何十羽とレース鳩を解剖して、眼から脳に至る関係を色々と調べてきました。そしてその成果を踏まえて選定した種鳩は、必ずといってよいほどその子孫は良い成績をあげてむります。

眼の構造によって、たとえ優秀な血統を引く兄弟鳩であっても、種鳩に使えるものと、そうでないものが生まれます。また、交配によって、眼の構造の異なった仔が生まれるということも分かってきたのです。

 ■種鳩には複雑な形で色素の暗い眼が最適■    2021年5月11日(火) 5:01 修正

 では私の経験に基づいて、どのような眼をした鳩が種鳩に良いのかを述べてみましょう。

 図を見ていただければお分かりのように、鳩の眼は外側からアウトバンド、第1アイリス、第2アイリス、アイサイン、インナーサークル、ロングサークル、瞳孔と区別されます。

アウトバンドというのは、眼の一番外側の輪を指しているわけですが、私が思うには、この部分の色素は黒色、若しくはグレイの色素を待ったものが良いようです。

その内側にあるアイリス(広い輪の部分)は、マーブルのようにさまざまな色素が混ざり合って、外側の部分が広い輝きを持っているものが種鳩には適しています。そしてアイリスの粒子の凹凸がノコギリの刃のように、また宝石を散りばめたようにギザギザになっているものが良いと思います。

 種鳩にはなるべく暗い色素の眼をしたものが良く、明かるい眼の色のものは、レーサーとしては良いかも知れませんが、種鳩としてはあまり感心できません。

レーサーについて言うと、アイリスが濃い赤色か黄色で、凹凸が浅く、あっさりとして眼の絞りの良い鳩は、晴天レースに良い成績を収めているようです。

反対に悪天レースや長距離レースで活躍する鳩のアイリスの色は、どちらかと言うとブラウンかバイオレットをしており、アイリスの凹凸もギザギザして深いものが私の鳩舎でも良い成績を収めています。

 次にアイサインについて少し触れておきましょう。アイサインはレース鳩だけに見られるもので、土鳩にはありません。

アイサインはインナーサークルの部分に見られ、口ばしの方から見れば前方にあります。黒ずんだ色素をしており、それが前後一杯にとりまいているものが種鳩に適しております。前力にだけあり、それが張り出しているものはレーサーとして最適です。特に晴天レースで好成績をあげる鳩は、アイサインの輪が細いものが多いようです。

 次にインナーサークルですが、この部分は黄色、グリーン、グレイ、バイオレット等の色素を持ち、種鳩としては色彩が豊かで巾広いものが望まれます。色彩が乏しく単純なものは、私の経験から言うと、良い子孫を残し続けるには不向きであると思われます。

 ■ロングサークルを見てレーサーを選出■    2021年5月11日(火) 5:04 修正
 インナーサークルの内側には瞳孔がありますが、図を見るとインナーサークルと瞳孔の間に細い輪があります。これは肉眼では見えませんが、ルーペを使えばこげ茶色をした輪を見ることができます。この輪のことを私はロングサークルと呼んでおります。

 私はこの瞳孔のきわにある輪が、はたして鳩体とどのような関係があるのかということをいろいろ研究してきました。その結果、次のようなことが分かってきました。

 老鳩とかコンディションの悪い鳩。あるいは生まれつき体質の弱い鳩は、ロングサークルがゴムヒモのように縮んで弛んでおります。また、年令にかかわらず、眼の視力が衰えた時にもそのような状態になります。若い健康的な鳩には、弛みがありません。

 私は鳩をレースに参加させる時、このロングサークルの状態をよく見て選出しております。ロングサークルが弛んでいる鳩は、ほとんどレースでも良い成績をあげることができません。私の長年にわたる研究の末、この口ングサークルは鳩の状態を見るうえで、非常に重要な意味が持っていることが分かったのです。

最後に瞳−瞳孔について老えてみましよう。私の経験上から結論を先に言えば、瞳孔は小さい方が良いと思います。瞳孔が大きな鳩は、どうも動作がシャープではありません。

 瞳孔の色は真黒で透明であるのが良く、茶色っぽい色をしているのは駄目です。なぜなら年をとった鳩とか病弱で体質の弱い鳩は、瞳孔が茶色昧を帯びてくるからです。

 ■配合は眼の色、羽色の違ったもの同士で■    2021年5月11日(火) 5:05 修正
 私は今迄、石眼(銀眼)と色眼(金眼)の良い眼の構造をした鳩同士を交配してきました。その結果、非常に良い仔を作出することができました。他鳩舎での交配の成功例もほとんどこのような交配によるものと信じております。一連の血統を上手く引き出すためには、なるべく眼の色素、羽色が異るもの同士を交配した方が良いと思います。ただし、異血交配の場合はこの例ではありません。

 いままで述べてきたことをつづめて言えば、鳩の眼の構造は、眼全体が複雑であればあるほど、種鳩として良い結果を生むということです。私は決っして鳩の眼の専門家ではありません。しかし、長年にわたる飼鳩生活の中で、その都度、鳩の眼に感心を寄せてきましたし、努力もしてきました。そして鳩の眼について語ることは無意味ではないと確信しております。鳩の眼に興味のある方は是非、眼の構造を研究されることをお勧めします。

 最後に、レース鳩はまず頭脳明晰でなければなりません。帰巣能力が優れていなくてはレース鳩とは言えないのです。次にスピードです。この2つを兼ね備えたうえで、体型とか翼とか眼が問題になってくるのです。

 分かりきったことでもつい私達は忘れがちになるものです。素晴らしいレーサー作出のために、私の経験が少しでも参考になればと思っております。
(以上)

 ★2021年源流系700K鳩画像C★【源流WILD(ワイルド)号】 20YT03630 BC♂  イレブン  2021年5月10日(月) 4:24
修正

 ★2021年源流系700K鳩画像B★【源流Cougar(クーガー)号】19YT05329 BC♂【  イレブン  2021年5月10日(月) 4:23
修正
□□2021年春700K地区N 6日目帰還 

 ★2021年源流系700K鳩画像A★【源流663号】20YT03663 BC♀  イレブン  2021年5月10日(月) 3:59
修正
□2021年春700K地区N翌日早朝記録 連合会  位

■父:源流系岩田ライン基礎鳩【帝王705号】柿眼松かさ(【源流秘蔵岩田号】×1000k総合優勝【GPダイヤモンドレデイ号】※源流秘蔵岩田号の孫)

■母:源流系帝王ライン基礎鳩【帝王5717号】18YA05717 B♀ 柿眼(10YA08684×13YA01034)※帝王1633号の孫

 ■父:源流系岩田ライン基礎鳩【帝王705号】16YA01705BC♂  イレブン  2021年5月10日(月) 4:10 修正
(【源流秘蔵岩田号】×1000k総合優勝【GPダイヤモンドレデイ号】(※源流秘蔵岩田号の自身×孫)

 ■母:源流系帝王ライン基礎鳩【帝王5717号】18YA05717 B♀  イレブン  2021年5月10日(月) 4:14 修正
10YA08684×13YA01034

 ★2021年源流系700K鳩画像@★【源流モンスターバイオレット号】20YT03667 B♀  イレブン  2021年5月10日(月) 3:34
修正
□2021年春700K地区N当日記録 連合会14位

■父:源流系帝王ライン基礎鳩【黄眼号】18YA05686BC♂[黄眼]帝王主流系極近親作出鳩(08YA00670BC95ゴールデンアイ親子配合×14YA09220帝王パイド7396号後継種鳩)

■母:源流系SSライン基礎鳩【源流モンスターGG号】14YT02166 B♀[バイオレット金巻眼※クラスター・アイ](源流モンスター号×源流光輝クイン号)


 ■父:源流系帝王ライン基礎鳩【黄眼号】18YA05686BC♂[黄眼]帝王主流系極近親作出鳩  イレブン  2021年5月10日(月) 3:36 修正

 ■母:源流系SSライン基礎鳩【源流モンスターGG号】14YT02166 B♀[  イレブン  2021年5月10日(月) 3:40 修正

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